ゴールデンカムイ第81話隠滅の感想(ネタバレを含む)と考察。江渡貝屋敷に来た土方と、杉元の緊張感に溢れるやり取り。そして最後の晩餐。

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第81話 隠滅

ゴールデンカムイ第80話伝言の感想(ネタバレを含む)と考察。炭坑内に取り残され...
第80話 伝言前回第79話の感想記事は上記リンクをクリックしてくださいね。坑道爆発に巻き込まれた杉元、白石の運命は? そして江渡貝の贋物は鶴見に渡る。炭坑内を江渡貝、月島の後をトロッコで追う杉元と白石はガス爆発に巻き込まれる。酸欠で咳き込む杉元。傍ら...

前回第80話の感想記事は上記リンクをクリックしてくださいね。

緊張感溢れる杉元と土方、永倉のやりとり。アシリパさんは腹減りすぎ。

杉元と土方

杉元が扉から出てきた目の前の見覚えのある老人に「どこかで見たことがあるような……」と言う。

ついに土方と杉元の邂逅。

以前のは杉元だけ気づいていなかったし。

読んでいて緊張感に身が竦む思いだ。

土方と内通していた白石は
「いや……!!会ったことがあるわけがねぇ」
とそれを否定し、内心焦りつつも
「こいつは……土方歳三だぞ」
と、ごまかすことなく素直に真実を口にする。

「久しぶりだな?白石由竹」
「お友達を紹介してくれんのか?」静かな迫力を感じさせて土方は白石に問う。

それを受けて、白石は杉元に土方との内通がバレたらどうする、
バレたら、杉元は自分のことを容赦なく殺すかな?と恐れ、
若干諦めにも似た心境になる。

そりゃあ白石は生きた心地がしないだろう。

それに実は罪悪感の方が大きいような気もする。

本人はそれにはっきりとは気づいていないような感じ。


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「キロランケの村に来たってのはこのジイさんか?」

杉元に問われたキロランケは静かに「……そうだ」と答える。
脳裏に「小蝶辺明日子」を訪ねる土方の顔を思い浮かべながら。

杉元は土方に聞きたいことがあったと前置きし、

「のっぺらぼうは土方歳三だけに伝えた情報があるはずだ」
「アイヌに武器を持たせて独立戦争を持ちかけられたか?」
「のっぺらぼうはほんとにアイヌか?」

核心をついたような質問を投げかける。

土方は「そこまで辿り着いていたか」と感心する。

「のっぺらぼうも出し抜こうって魂胆かい?」
「アイヌの埋蔵金でもう一度蝦夷共和国でも作るのか?土方歳三さん」

杉元の鋭い指摘は続く。


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肯定も否定もしない土方の様子を見ると的外れでもないようだ。

鶴見中尉にしても土方歳三にしても野望が大きすぎる。

今のところ調子良く刺青人皮を集めている杉元だけど、
今後、こんな連中と伍していけるのだろうか。

堰を切ったように「私の父は……!!」とアシリパが話出すと、
続きを話す前に土方歳三は
「手を組むか」
「この場で殺し合うか」
「選べ」
腰元の和泉守兼定の鯉口を切り、柄に手をかけようとする。

それを受けて杉元は自らの銃を握り応戦の覚悟を固める。

冷静な尾形だけが土方がアシリパの言葉の続きを遮ったことに気づき、
さらにアシリパがのっぺらぼうの娘である可能性に気づく。

どうも、のっぺらぼうとアシリパの間にある因縁はただ父と娘というだけに飽きたらないようだ。

周囲の色々な思惑がより因縁を複雑化させているように思える。

土方にとっては他の刺青人皮を狙う人間に感付かれることを避けたい事柄であるらしい。

一体何があるのか気になる。


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「刺青人皮を持っているなら我々が買い取ろう」
「一緒に国を憂いてくれとは言わん」(永倉新八まで来てやがった)
白石は静かに交渉を持ちかける老人永倉新八を見て、ひとり益々緊張を高める。

――グキュルルル

「刺青を売ったカネで故郷に帰り嫁さんでももらって静かに暮らせる道もあるが若いもんにはつまらん道に聞こえるかね?」

諭すように、そして偶然なのか、まるで杉元の金塊探しの動機に若干コスッた説得の言葉を続ける永倉新八。

杉元の脳裏に涙する梅子が浮かぶ。

「のっぺらぼうに会いに行って確かめたいことがある」
「それまで金塊がみつかってもらっちゃ困る」

――グルルッコロコロコロッ

杉元は、まるでそれに動揺することなく、
淀みなく、自身に、そしてアシリパに言い聞かせるように言う。

ここの杉元、痺れるね。かっこよすぎ。

ここで永倉の提案にイエスと答えれば梅子を救って余りあるカネを手に出来ただろう。

しかし杉元はアシリパとの約束を誠実に履行しようとしている。

というより、ここで降りることなど考えられなかっただけかもしれないが。


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「会いに行くだって?」と先を促そうとする牛山。

――コロコロ

――コロコロッ
止まない異音。
「なあに?コロコロって」
ようやく杉元がアシリパに突っ込む。
緊張感終了。
「私が何かつくりましょうか?」
唐突に現れる家永に「家永生きてた!!」とツッコミ。

「お話の続きは食事の席でされてはいかがでしょうか……」

頼むよアシリパさん(笑)。

土方と杉元のやりとりの中でちょいちょい聞こえていた異音は
アシリパさんの腹の音だったんだな。

緊張感続くシーンを絶妙な形で終わらせちゃった。


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食事シーン。
最後の晩餐の構図そのまま。

ここは笑える。

キリストの位置にいるのはアシリパさん

そうなると気になるのはユダの位置にいる人物

最後の晩餐

それはなんとキロランケ

え、これどういうこと?

今後キロランケがアシリパ一行を裏切るような展開があったら野田サトル先生は神。

なんこ鍋(腸を味噌で煮込んだモツ煮)を食す。

「オイ家永」「この肉大丈夫なやつだろうな?」
バラバラ殺人常習者の家永に対して白石が問う。

「ご安心ください」「馬のものを使ってます」

ふいふちでキロランケ吹く。

なんこ鍋を食べながら、杉元が静かに話だす。

「あんたらその顔ぶれでよく手が組めてるな」
「特にそこの鶴見中尉の手下だった男…」
「一度寝返った奴はまた寝返るぜ」

尾形は言う。
「杉元…お前には殺されかけたが俺は根に持つ性格じゃねぇ」
「でも今のは傷ついたよ」

アシリパも牛島も食べるのに夢中で
静かな食堂に「食事中にケンカすんなよ」と白石。

尾形どこまでもクールでかっこいい

何事にも決して動じないんだよね。

憧れるわ。


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月島軍曹の死体の有無を確認するまで夕張から動けないが
死体が無いなら絶対に刺青の判別方法を見つけなければならなくなる。

と言う土方に、

「私……思い当たる人物がいます」

家永が話を展開させる。

「贋物を見抜けそうな人物が?」
と永倉。

そこで家永から出た名前

熊岸長庵(クマギシチョウアン)

白石

「あの贋札犯か!!」
白石が応じる。

家永は絵が好きで美術商を通して熊岸と知りあっていた。
美術家であり贋作師の熊岸なら何か判別方法を見つけられるかもしれない。

「美術品の贋作師~?」
「まぁ何もないよりはマシか……」と牛島

所在を問われた家永曰く、月形の樺戸監獄に収監されているという。

熊岸長庵。新キャラ出ました(姿だけだけど)。
曲者臭が漂う風貌だな。

この時代も贋札作りは重罪だったろう。

こいつも一筋縄ではいかなそう。


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場面は変わって、夕張炭鉱で月島軍曹の捜索及び死体確認をしている杉元、アシリパ、キロランケ、牛山。

かたや、土方、尾形、家永は人間剝製と贋物の刺青人皮の共通点があるはずと江渡貝の館にやってきた。

「きっとこの家に手がかりが残されてる」

館の中を探索していると突如窓を破って瓶が投げ込まれる。

テーブルに座らされている剥製が勢い良く燃え出す。

「チッ……やられた」

窓の割れる音に気付き、火災を発見した尾形。
すかさず叫ぶ。

「家永ッ外へ出るな」「撃たれるぞ」

ちょうど外に出ようとしていた家永は間一髪踏みとどまる。

「いま外にチラッと軍服が見えた」
「数名に囲まれているようだ」

引き続き、尾形は冷静に状況を把握する。

地味に尾形活躍回だね。

いい仕事するなぁ尾形。


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「贋物製造に繋がる証拠を隠滅しにきたか」

土方は相手の狙いに気づき、ライフルを片手に臨戦体制を整える。

館の外には数名の兵士。シルエットから第七師団。

二階堂が江渡貝に作ってもらった皮のヘッドギアのあご部分に縫い付けられた耳に囁く。

二階堂

「江渡貝くんちにはキブシの実が残ってるかもしれないんだよ」
「え?タンニン鞣しの材料だよ」
「とにかく全部消さなきゃイケないのッ」

狂った二階堂怖い。
杉元との因縁があるからここでは死なないのかな?

皮のヘッドギアのデザインが一見シンプルでありながら
しかしあごにある二階堂の耳に気づくと見事に狂っていることがわかる。

いいキャラだからぜひ杉元と戦わせてあげて欲しい。

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第82話 二階堂前回第81話の感想記事は上記リンクをクリックしてくださいね。まず扉絵から狂ってる。二階堂浩平が益々ヤバくなる回。ほかの兵士と一緒に江渡貝の館の中を伺う二階堂。中にいるのが2~3人と正確な読みを見せ、「杉元佐一がいた場合は絶対に殺すなよ!...

第82話の感想記事は上記リンクをクリックしてくださいね。

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