ゴールデンカムイ最新第238話好きな人にネタバレ含む感想と考察。第237話あらすじ。海賊が同行することに。

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第238話 好きな人に

前話第237話 水中息止め合戦のあらすじ

金塊の量

杉元と白石は海賊がすでに金塊の隠されている場所を知っているが、同時にそれだけではその場所を見つけられない状態だと海賊の状況を整理する。

そして海賊が言っていた、刺青人皮が役に立たないという噂に関して白石にそれが本当がどうかを訊ねられた杉元は、それに左右されることなくこれまで通り刺青探しの継続を主張するのだった。

ひとまず手を組むふりをして情報を引き出そうと結論する白石。

一方、海賊は客室に残されていた杉元の荷物から自分の事を探しているのだと判断していた。

江別への到着が間近になり、海賊は杉元と白石に分け前が足りないかと訊ねると、アイヌから聞いた金塊の具体的な量について説明し始める。

金塊が詰まった鹿皮の袋が腰の高さまで積まれた山が4つ。

その途方もない量が手に入ることを想像して白石は陶然とした表情を浮かべる。

その頃、客室に戻っていたアシリパは、杉元の荷物が開いている事に気付く。

ロマンがあるよな、と楽しそうに杉元たちに呼びかける海賊。
「一緒に夢を追えなくて残念だよ」

海賊の部下が杉元の後頭部に銃口を向けている。



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戦い

すかさず矢を放ったのはアシリパだった。
矢は銃が撃てないように、上手い事矢尻がリボルバーの隙間に挟まる。

「背嚢の中身を見られたぞッ」

アシリパの言葉で、白石は背後の部下と組合い、杉元は目の前の海賊に銃剣を突き出す。
頭を後ろにそらしてかわす海賊。

その時、舵をとっていた船員が勢いよく舵を切る。
争っていた海賊たち、そして杉元たちを、川の端から生えている枝にぶつけることで船から落そうとしていた。

狙いは見事に目的を達し、杉元、海賊、海賊の部下は川に落ちてしまう。

運悪く船の外輪の進行方向に水没した海賊の部下は、外輪に巻き込まれて全身の骨を折られて絶命し、川底に沈んでいく。

杉元は海賊を銃剣で追撃すべくその姿を探すが、海賊はいち早く杉元の背後に回っていた。



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杉元の服を掴み、潜水して杉元を川底へと引きずり込んでいく。

白石とアシリパは甲板に残されていた。

白石はアシリパに泳げるかどうかを訊ねる。

「あ…足が届けば!!」

「そこにいてッ」
川に飛び込む白石。

杉元は背後からまとわりつく海賊に銃剣を振るう。

しかし海賊は杉元と距離をとり、悠々とかわしていた。

息が苦しくなった杉元。必死に水面に向かって上昇しようとするが、海賊はそんな杉元の足を掴むという最小の力で効果的に杉元の浮上を邪魔するのだった。



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水中での戦い

もがき続けるが一向に水面に上がれない杉元の元に白石がやってくる。

白石は杉元の顔を掴むと自分の息を吹き込むべく顔を近づけていく。

しかしそれを拒否しようと必死に白石を遠ざける杉元。

それでも構わず白石は杉元に迫っていくが、杉元に殴られて脱力した白石は水面にゆっくりと浮上していくのだった。

海賊は余裕の表情で杉元の足を掴み続けている。

次の瞬間、大量のチョウザメが杉元と海賊のすぐそばを通り過ぎていく。

その様子を甲板から見ていたアシリパが叫ぶ。
「ピシコロカムイチエプ(鋲を持つ紙の魚)!! ユペだ!!」



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杉元は隣を高速で泳いでいくチョウザメに銃剣の先を突き立てる。
チョウザメに引っ張られていく杉元。
しかし杉元の足を掴んでいる海賊も一緒に進んでいく。

杉元と海賊を牽引する形で泳いでいるチョウザメは、船の外輪を潜ろうとしていた。

海賊の長髪が外輪に巻き込まれる。

海賊は杉元の手を放し、船体に足を置いて必死に髪がこれ以上巻き込まれないように踏ん張っていた。

水面に顔を出し、呼吸する杉元。

杉元はすぐに川に潜り、外輪に体ごと巻き込まれようとしていた海賊を、髪を銃剣で切りはなすことで、ギリギリのところで救うのだった。

その頃白石は水面に顔だけ出し、口から水を噴いていた。



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第237話 水中息止め合戦の振り返り感想

杉元に救われた海賊

杉元が自分を殺そうとした海賊を助けたのは刺青人皮を失うリスクを避けたためだろう。
刺青人皮収集を継続すべきという白石に対して掲げた方針に、忠実に従っているわけだ。冷静だなーと思った。

しかし、危うく外輪に巻き込まれて悲惨な死を迎えるところから一転、まさか殺そうとした杉元に救われた海賊が、果たして恩義を感じて協力してくれるなどということがあり得るのだろうか。
とりあえずこの場は収まるだろう。しかしその後も協力関係になる、もしくは途中で金塊を独り占めするために裏切るという、どっちのシナリオもあり得るだろうな、というのが今の予想かな。



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海賊は杉元の荷物から杉元たちが自分たちも探しているのを知った。探していたのが自分であることを悟った。
それは彼の思考だと、杉元たちもまた自分たちと同様に金塊を独り占めすべく、自分を付け狙っていたのだろういう疑念があったのではないか。
そうなると海賊たちがライバルである杉元たちを速やかに消そうとするのは当然の行動となるのだろう。

対決による被害は、外輪に巻き込まれた海賊の部下一人で済んだ。

海賊からしたら一人であっても杉元たちに勝てると思ってそうな気もするが、数的劣勢を計算する頭もあるだろうし、ひとまず彼らの戦いはここで終わりだろう。

今後しばらく共に行動するとして、果たして江別で何が待ち受けているのか。



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金塊に現実味

いよいよ金塊の存在に現実味が出てきた。

海賊はすでに金塊の隠されているであろう場所を知っていると杉元たちは感じていた。
同時に場所を知っただけでは到達できない場所……。

隠されている場所に全く想像がつかないが、金塊の量に関して具体的な話が出てきた。

腰の高さまで積まれた鹿皮の袋の山が4つ……。
これは途方もない量の金だ。
皮袋一つ分だけで、普通に一生涯生きていけるだろう。

そして同時に感じたのは、本当にこれだけの量の金があれば国家建設も夢じゃないだろうなと思った。
もちろんそのための道筋、ビジョンが見えているような優秀な頭脳の持ち主であることが条件にはなるが……。

鶴見中尉、あるいは土方なら、こんなにたくさんの金塊を手に入れたなら、国の一つも作れるだろう。



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杉元の梅子の治療を賄うという目的のためには1つでも問題ないのはないか。
3つくらい要求してそれが通ればここまで金塊のために骨を折ってきた甲斐がある。

ただ、杉元のことだから金塊を杉元チームで独り占めできても、必要な分だけもらうだけな気がする。
ほぼ全てアシリパさんに託し、アイヌのために使うと思う。

アイヌの今後に使うのが金塊本来の意義だし、物語の収まりとしても良い。

今後、鶴見中尉、土方だけではなく、そこにソフィアなども絡んできて金塊争奪戦は激化していくと思う。

この戦いがどう決着するか最後まで見届けていきたい。



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第238話 好きな人に

仲間

外輪の破壊によって江別の港に着岸できなかった上川丸は、沿岸で他の外輪船を待っていた。

杉元は、アシリパ、白石、海賊に切り出す杉元。
「海賊房太郎と手を組もう」

それに対し杉元は、鶴見、土方といったキレ者が刺青人皮収集を継続している事実を無視できないと答える。

杉元は、これは自分の勘だと前置きしつつも、埋蔵金の地域を特定出来れば、鶴見、土方を逆転できる唯一の方法になるかもしれないと主張して、その情報を聞き出すためには手を組むよりほかないと続ける。

納得した海賊は、自分が持つ情報は刺青人皮が集められたら教える、と答えるのだった。

待機中に、ヴァシリを乗せた小舟が流れて来るのを想像する白石。

杉元たちはヴァシリの小船に海賊と一緒に乗り込み札幌に向かい始める。



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アシリパはチョウザメ狩りをしていた。
海賊に、アシリパとどういう関係なのかと問われた杉元は北海道の案内人と返す。

「ふ~ん でもめちゃくちゃ怒ってたじゃんさっき…『危ねえだろアシリパさんが!!』って よほど大切な人かと思ったぜ」

背を向けて聞いていたアシリパは、思わず耳を真っ赤にしていた。

その頃、小樽の沿岸の船の中で、ソフィアは大勢の部下たちと豪快に酒を酌み交わしていた。

仲間たちと笑い落ち着くと、ソフィアは写真を見つめていた。
写真には椅子に座ったかつての自分と、その背後にキロランケとウイルクが立っていた。

ソフィアの顔が引き締まる。



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宇佐美の能力

札幌。

菊田特務曹長は宇佐見上等兵が、犯人は殺人現場に戻って来るという主張を聞き入れて現場に来ていた。

聞き込みをした方が良いのではないかと提案する菊田特務曹長の言葉に宇佐美上等兵は答えない。

宇佐美は局部を出してしごきつつ、殺害現場を探っていた。
「違うなここじゃない ここかな??  いや…もっとこっちだ」

「黙っててくださいッ 声をかけるなッ」
集中力を高めていく。
「ここだ こっち向きのこの位置が落ち着く!! しっくり来る!!」



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その場所は、どの建物からも見えない位置であり、薄暗い目立たない場所だった。 
それは犯人にとって、顔を見られずに逃げ道が確保出来ることを意味している。

地面にうつ伏せになり、夢中で場所を探った末に宇佐美上等兵は地面に残された犯人の精子を発見していた。
「やっぱり犯人はここに戻っていたッ そして自慰行為をしていたました!!

犯人は2日おきに来ています、と宇佐美上等兵。
「しかしも最後に来たのは二日前…犯人はここに現れます!!」

「もう一度再現してみます 今度は距離と高さで犯人の身長や年齢が割り出せるかもしれない」

お前にそんな特殊能力があったとは、と菊田特務曹長。

そして宇佐美上等兵は、山高帽の人物が自分と同じように局部をしごいていることを発見する。
自分のものをしごきつつ、目の前の人物対して臨戦態勢をとるのだった。



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第238話 好きな人に感想

結局、杉元と海賊が組むことに。

刺青を集めつつ、海賊の情報を元に金塊の位置を特定することが逆転の目に繋がっているらしい。
果たして続きがどうなるのか。

第239話に続きます。

ゴールデンカムイ最新第239話発射ネタバレ含む感想と考察。第238話あらすじ。犯人...
第239話 発射前話第238話 好きな人にあらすじ共闘上川丸は船の外輪を破損したため江別の岸に着岸できず、沿岸で他の外輪船が来るのを待っていた。その原因となった海賊を睨みつける船長に、白石は自分たちが強盗の一味ではなく海賊を追っていたのだと説明し、海賊を...

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