ゴールデンカムイ最新第206話ふたりの距離ネタバレ含む感想と考察。第205話あらすじ。活動写真が映し出したのは……。

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第206話 ふたりの距離

前話第205話 シネマトグラフのあらすじ

直接確認

豊原の街中。

月島軍曹は杉元に対し、キロランケがアシリパを樺太に連れていった狙いは、彼女の内にある金塊の暗号の鍵を呼び起こすためだった、と前置きしてから推理を展開し始める。

キロランケが死に際に、アシリパが何かをつぶやいたのをきっかけに安堵の表情を浮かべて「あとは頼んだぞ」と言ったのは、キロランケの思惑通り、アシリパが金塊の暗号の鍵に気づいたからではないのか。

そして、尾形がアシリパに銃口を向けたのは暗号の解読方法を聞いたからアシリパが用なしになったためでは、という月島軍曹の推理にそれまでじっと黙っていた杉元が即答する。

「言うはずねえ」
俺が話す、邪魔すんなよ、と杉元。
「鶴見中尉がやって来るまで時間は無い」

「あんな男にアシリパさんが心を開くとは全く思えねえからな」


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昔話の撮影を持ちかけるアシリパ

杉元たちは活動写真の興行主である稲葉勝太郎と、撮影機材のシネマトグラフを回していた撮影技師のジュレールと一緒に旅館に来ていた。

ジュレールがシネマトグラフの映像を映す準備をしている間、稲葉はシネマトグラフを発明したフランスのリュミノール社は世界中に撮影技師を派遣していること、フランスでのジャポニズムの流行を背景に日本でも多くの撮影がされていることを解説する。

日本に来て10年以上のジュレールはアイヌ文化にも興味を持っていること、そして稲葉はリュミエール社から日本で上映する興行権を得ていると自己紹介する。

活動写真はどう見るのか、と興味津々のアシリパ。

稲葉は、シネマトグラフの後ろに強い光を当て、布に投影するとその仕組みを説明すると、本来は金をとるが特別にとアイヌの映像を映し始める。

薄暗い旅館の一室。ふすまに映されたのはアイヌが踊っている映像だった。

それを観て笑顔を浮かべるアシリパ。

稲葉はリュミエール社で北海道アイヌの活動写真の評判が良かったので、樺太にいるアイヌも映像にしようとして樺太に来たのだと説明する。


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パナンペペナンペ物語

杉元の交渉(?)によってアイヌの昔話の芝居の撮影が開始される。

監督であるアシリパが撮影すると決めたのは『パナンペペナンペ物語』という二人の登場人物が出てくる話だった。

パナンペ(川下の者)が上手くやったのを羨ましがったペナンペ(川上の者)が失敗する話だという大雑把な説明をアシリパから聞いた杉元は、こぶとり爺さんみたいな話か、と呟く。

既に稲葉はパナンペ役は杉元、ペナンペ役は白石で、アシリパから聞いて脚本を書いていた。

それを杉元と白石に渡し、早速撮影がスタートする。

撮影は、パナンペ役の杉元が凍り付いた川に穴をあけて局部を挿し入れている場面からスタートする。

脚部に集まって来たたくさんの魚を捕まえて家に帰ったパナンペを待っていたのはその奥さん役の鯉登少尉。

パナンペと奥さんが下手くそな芝居で大喜びを表現しているとアシリパが撮影を止める。

アシリパは、冬のひもじい時期に大量の食糧が手に入った時にそんな表情をするのか、と厳しい演技指導をするのだった。

すみません、と素直に応じる杉元と鯉登少尉。


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斑文鳥の身の上話

ここまで撮影して、アシリパはこんな芝居では残らないし伝わらないと真剣に苦悩していた。

真面目な話もやってみたら? という杉元の助言を聞き入れて、カムイの話『斑文鳥の身の上話』をやることを決めるアシリパ。

主人公をチカパシに据え、撮影を開始する。

チカパシ演じる主人公の上には二人の兄(谷垣、杉元)がおり、いつも三人で狩りに行っていた。

ある日、三人で遠くへ狩りに行くと、見つけた家の中に三人の娘(月島軍曹、鯉登少尉、エノノカ)がいる。

三人が獲った魚でみんなで食事をし、主人公はユカラという口承文芸を披露する。

そこに怪しい男役の白石が入ってくる。

兄に命令され、ユカラで使っている棒で男を主人公が殴ると、怪しい男は本来の姿である大きな熊に姿を変える。

三人の娘しかいないこの家では熊の肉が獲れないため、娘たちは主人公たちに感謝するのだった。

その後も、沼で化物を倒すなど、長い旅を続ける三人の兄弟たち。

再度娘たちの家に寄ると、主人公たちはそこの父親(エノノカのおじいちゃん)から娘たちを嫁にもらってくれと頼まれる。

主人公が呆然としていると、大きい兄(谷垣)が自分がケソラプという鳥のカムイだったと告白し、鳥の姿に変わって空高く飛んでいくのだった。


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第206話 ふたりの距離の振り返り感想

暗号の鍵

キロランケの死に際の表情から、アシリパさんが暗号の鍵に気づいたのではないかと既に月島軍曹は勘付いていたのか。

だから尾形がそれを知ってアシリパが用なしになった為に殺そうとした、と推理を進めた月島軍曹の思考は何もおかしくはない。

でもそれに対して「言うはずねえ」と即座に否定する杉元のアシリパへの信頼よ……!

杉元が信じた通り、事実としてアシリパさんは尾形に口を割ってはいない。

暗号の鍵を思い出したかどうかは自らが確認するという杉元。

アシリパは杉元以外の人間に鍵について話すつもりはないようだから、杉元がそれを知ることで、鍵及び金塊の隠し場所に関する推理は鶴見中尉たちより一歩先へと進むのだろうか。

それとも、もうじきやってくる鶴見中尉がアシリパさんから聞き出すことに成功したりして……。

そういえば二人はまだ初対面になるのか……。

鶴見中尉の人心掌握は半端じゃないから、如何に聡明なアシリパさんといえども油断は出来ない。

鶴見中尉が硬軟織り交ぜた話術を駆使して、アシリパさんから鍵について聞きだしてもおかしくない。


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撮影

アシリパさんは真剣にアイヌの昔話を伝えたいのに、実際に撮影される映像のギャップが激しくて笑える。

解説が映像と一緒に残されていないと笑われるだけで終わってしまうだろう。
アシリパさんは、こんな芝居では残らない、と満足がいっていない様子だったが、案外、こんな風に変で面白い方が、ある意味では繰り返し観られて、語り継がれていくのかもしれない。

この作品がyoutubeとかに上がったら案外バズりそうな気がする。

そしてその次の芝居で、チカパシの名演が光った。

偶然だが、谷垣と出会ってからの自分と、自分が演じた主人公の境遇が重なっていたんだな……。

どうもアシリパさんはそれを狙ってないっぽいんだけど、実際、ナイスなキャスティングだったようだ。

チカパシが主人公を演じた話のラストは、自分の恩人である兄と別れるという哀しいものだった。

自分を助けてくれたかけがえのない恩人と別れ。

これはチカパシのこの先の避けられない未来を暗示しているのではないか。

チカパシはそれを感じていたのもあって、ますます主人公の心情と自分を重ねて涙を流したのだと思った。

身寄りのないチカパシにとって、谷垣は心身両面で自分を救ってくれた恩人と言える。

ギャグ一辺倒ではなく、じーんと来るシーンで話を終わらせる野田先生は流石だなと思った。

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205話の感想記事は上記リンクをクリックしてくださいね。

第206話 ふたりの距離

思わぬ映像

アシリパの撮った活動写真の上映会のため、鯉登少尉のお金で借りた芝居小屋に一同が集まる。

スクリーンに投射された活動写真を観て、楽しむ一同。

一通り終わると、突如見慣れない小屋の映像が映る。

その見慣れない活動写真が何なのかわからずにいる杉元たちに、稲葉が説明する。
「ジュレールがお嬢ちゃんを撮影していて気になることがあったのでこの活動写真を観てほしいそうだ」
続けて稲葉は、この映像が10年以上前に小樽で撮った活動写真だと補足する。

やがてアシリパは、スクリーンに映っているのが自分の村だと気づく。

間もなく活動写真はウイルクの姿をスクリーンに映し出す。



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驚くアシリパ。

突然のことに白石は戸惑っていた。

「のっぺら坊はこんな顔だったのか」
鯉登少尉が呟く。

じゃあこの隣の女性は、とウイルクの隣で笑うの女性に注目する杉元。

ジュレールはこの女性があなたにそっくりだって、と稲葉。

活動写真の中のアシリパの母は、明るく、豊かな表情を見せていた。



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明るくて晴れの日みたいなひとだった、とウイルクが言っていたとアシリパがスクリーンを見つめたまま呟く。

綺麗な感じのひとだなぁ、と白石。

やがて活動写真はアシリパの母が赤ん坊を背負っている場面になる。

赤ん坊の首元を直すウイルク。

アシリパは、母に背負われている幼少期の自分の活動写真をじっと見つめていた。

「あなたの父上は樺太から来たアイヌで結婚するために日本の戸籍を取ると言っていたよ」

「戦争がまた起きたら召集されるからやめておけと言ったんだけどこのあと日露戦争へは参加されたのかね?」



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思わぬ映像

カメラに背を向けた若者に笑顔で話しかけるウイルク。

その若者が振り向くと、それはキロランケだった。

パァァン バチバチッ

突如シネマトグラフから火が起こる。
その火は間もなく、活動写真を燃やし始めていた。

スクリーンにはアシリパの母の活動写真が徐々に燃えていく様子が映し出されていた。

全員無事に外に逃げていた。

「地獄を考えたやつは元の自分にせる」

「アシリパさんはまだそれを知らずに済んでいる」

杉元は、アシリパが金塊争奪戦から下りて欲しいという本音をさらけ出すのだった。

以上、ゴールデンカムイ 第206話のネタバレを含む感想と考察でした。

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207話の感想記事は上記リンクをクリックしてくださいね。

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