ゴールデンカムイ最新第192話ネタバレ含む感想と考察。第191話あらすじ。雪山で目撃されたのは一体……?

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第192話 契約更新

前話第191話 故郷の水のあらすじ

キロランケとの別れ

流氷の塊を抱えて、これがアムール川の河口で凍ったものなのだとキロランケが教えてくれたと白石。
「『春が来たらそのまま故郷の水に溶けて眠れる…』」

「真面目すぎる男だったんだよ キロちゃんはさ…!!」
キロランケの額に手を当て、白石はやり切れない表情で呟く。

その場にいた全員が、無言で白石を見守っている。

どうしてウイルクが死ななければならなかったか本人から聞きたかった、とアシリパ。

谷垣はインカラマッがキロランケ本人から、ウイルクが変わってしまって仲間を裏切ったと聞いたと答える。

それを受けアシリパは、やはりウイルクがアイヌを殺し、金塊を奪ったから殺されたのかと結論づけようとしていた。

しかしすぐさま杉元が、のっぺら坊が撃たれる直前にアイヌを殺していないと言っていたとアシリパの至った結論を否定する。

黙って物思いにふけっていたアシリパだったが、ふとソフィアがどこに行ったのかと気にかける。

負傷した首を手で押さえている月島軍曹は、銃を杖にして立つのがやっとの状態だった。

しっかりしろ、と声をかける鯉登少尉に、大丈夫と答える月島軍曹。
しかし月島軍曹がもはや立っていることが困難なのを察した谷垣が背後から体を支える。
「ひどい傷だ よくここまで立っていられた」

鯉登少尉は亜港へ急いで引き返すと方針を定めて、谷垣に月島軍曹を背負えるかと問いかける。

アシリパはソフィアが監獄でキロランケとたくさん文通していたので、全てを知っているかもしれないと必死にソフィアの姿を探していた。


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再登場

杉元も双眼鏡を使って周囲を探していた。
その視界にスヴェトラーナが入る。
「あれって燈台の娘じゃねえの?」

アシリパは少し離れた所に人影を発見していた。

鯉登少尉がアシリパに、自分たちがアシリパを確保するために来たこと、そして杉元もまた自分たちに協力するという取引をしていると前置きし、自分の許可なしに離れるなと釘を刺す。

「ちょっと見てくる」
鯉登少尉の言葉を完全に無視して人影を見た方角へと駆け出すアシリパ。

杉元も背負っていた尾形を放ってアシリパについていく。

二人が近づいて行った先では、人がなにやらもめていた。
流氷に隠れて、そっと様子を窺う。

「もっとぉ んもっとぉ」
一人の男が、前後を二人の男に挟まれ無防備で打撃を受けていた。

しかし一方的に殴られていた男は気合いと共に目の前の男を殴り飛ばす。

「はあッ」
殴られていた男は岩息だった。
全く平気な様子で杉元に、奇遇ですな、と近づいていく。

「見なかったことにしよう」
鯉登少尉たちの元に踵を返す杉元。


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北海道へ

「船での入国は危険ですからねぇ」
負傷した月島軍曹をお姫様抱っこして運んでいたのは谷垣ではなく岩息だった。
「私たち同じ道筋で北上してたんですねぇ たはッ☆」

「……」
何も答える気力すら湧かない月島軍曹。

「あばよキロランケ」
白石が呟く。

杉元たちはキロランケの亡骸をまるで土を被せるように流氷のかけらで覆っていた。

杉元は尾形や月島軍曹たちを亜港まで運んだら、ソフィアを探しに行こうか、とアシリパに提案する。

アシリパは、ソフィアとは必ずまた会える、と確信していた。
「私を探しに来るはずだ」

ソフィアはキロランケを覆っていた流氷のかけらを取り払っていく。
露わになったキロランケの顔を眺めながら呟く。
「さようなら坊や…忘れないわ」

キロランケを覆う流氷の上にはマキリが供えられている。

「そうだアシリパさん これ返すよ」

「ありがとう杉元」

杉元から自分のマキリを受け取るアシリパ。

「さぁ北海道へ帰ろう アシリパさん」


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妙な男の話

北海道。登別地獄谷。

名物である滝のように湯が落ちる仕組みの『滝の湯』で、二階堂と宇佐美上等兵がそれぞれ思い思いの体勢で湯を体に受けていた。

そこに一人の男が、今日着いたのか、と声をかける。

「菊田特務曹長殿」

お怪我の経過はいかがでありますか? と宇佐美上等兵が姿勢を正す。

鶴見中尉が自分の様子を気にして貴様を寄越したのだな? と問いかける菊田特務曹長。

「ぅわあぁ!!」
局部に落ちて来る湯を受け、喘ぐ宇佐美上等兵。

菊田特務曹長は二階堂に訊ねる。
「ところで聞いたか? 有古一等卒の変な話」

それは昨夜、山の奥の温泉で妙な男に会ったという話だった。
その男が真っ暗な雪山を明かりも無しに下駄を履いて逃げて行ったのだという。
変な話だろ? と同意を求める菊田特務曹長。

局部に湯を受け続ける宇佐美上等兵。
「金○が左右入れ替わる!!」


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第191話 故郷の水の振り返り感想

樺太編一段落

やはりキロランケは前回で退場だった。

白石がわかりやすかったけど、他の面々も神妙な様子だったな…。お疲れ様。

今後はソフィアがアシリパと会った時あたりに回想で出て来ることになるだろう。

なんでソフィアは一端アシリパと離れたのか。
次に杉元たちの前に姿を現す時は、キロランケの敵討ちのためとかだったりするのか。

杉元とアシリパたちが北海道に戻ったとしたら、ソフィアはアシリパを追って来るのかな。

そしてなぜか岩息と再会。

まさかもう一度見ることになるとは。
憎めないキャラだったから再登場が嬉しい。

杉元も月島軍曹も岩息に冷たくて笑った。
スチェンカの回で、割とノリノリで殴り合ってただろうに(笑)。

彼は杉元たちと一緒に北海道に戻るのか?

月島軍曹をお姫様抱っこする姿から、まるで仲間になったように見えたけど…。

もし北海道に戻ったとして、その後も行動を共にするようになったら笑う。
もしそうなったら、一体どういう動機?
より強い奴との殴り合いを求めて?

とりあえず岩息はキャラ的に死にそうにない。ぜひ牛山との戦いを見たいところ。


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久々の第七師団

二階堂は一時期の錯乱ぶりを思えば、だいぶ落ち着いてたなぁ。
登別で温泉を楽しんでいるのは湯治であるのと同時に、杉元との再戦に向けて温泉で英気を養っているということでもある。

今度の二階堂は今まで以上に強いかも…。

そしてこれまた久々の宇佐美上等兵の登場。
彼はかなり出来る男なんだけど、やはり頭がおかしい(笑)。

鶴見中尉に心酔している軍人はみんな個性的過ぎる。

そして今回、またいい男が登場した。

菊田特務曹長は髪型をはじめとして、雰囲気がどことなく尾形に似てるなぁと感じた。

特務ってなんだろう。なんか普通の強そうだなぁ。

wikipediaで調べて見たら、以下のような説明が出た。

特務機関(とくむきかん)は、日本軍の特殊軍事組織をいい、諜報・宣撫工作・対反乱作戦などを占領地域、或いは作戦地域で行っていた組織。

あまり戦闘行動は行わないのかな?
どちらかと言えば鶴見中尉のように戦略を用いて兵を動かすような立ち位置の軍人ではないのか。
もし杉元たちが相手にするとしたら、一筋縄ではいかないという雰囲気を感じる。

菊田特務曹長の、今後の動きに注目だな。

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※第190話のみ。第191話はヤングジャンプ発売後に更新予定です。前話第190話 明日のためにのあらすじめまぐるしく入れ替わる攻防鯉登少尉はキロランケの腹部に刺さっていたマキリを抜き、それをキロランケの首元に突き立てる。キロランケは鯉登少尉の攻撃に反応して掌...

191話の感想記事は上記リンクをクリックしてくださいね。

第192話 契約更新

有古一等卒

真っ暗な雪山で下駄を履く人間という話を聞いた宇佐美上等兵は、その人物の一体どこが変な話なのかと笑い飛ばしていた。

それに対し菊田特務曹長は、その人物を目撃した有古一等卒の話を聞くことを提案する。

菊田特務曹長の背後から現れた有古一等卒は、下駄の音がしたにも拘わらず雪上にはわら長靴の跡が残っていたことや、その人物が変わった柄の服を着ていたことを証言する。

二階堂から服についての詳細を求められるも有古一等卒は、よく見えなかった、と歯切れの悪い答えを返す。

「あんたら戦争終わってからずっとここでのんびりしてたから ボケたんだ」
二階堂はニヤつきながら菊田特務曹長と有古一等卒を見上げる。

コラコラ二階堂、と宇佐見上等兵。
迫力ある表情を浮かべながら二階堂を諫める。

それに対して菊田特務曹長と有古一等卒は特に気分を悪くはした様子はない。
ただ黙って、二階堂と宇佐見上等兵のやりとりを眺めていた。


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四人は療養所に移動していた。

そもそもなぜ山奥の温泉にいたのかと訊ねられた有古一等卒は、そこがアイヌしか知らない秘湯だったからと答える。

それを受けて宇佐美上等兵は、その人物がアイヌである可能性に言及する。
アイヌにの着物には伝統的なの文様がある。

しかし、アイヌの服であればわかる、と否定する有古一等卒。

按摩のマッサージを受けつつ話を聞いていた菊田特務曹長は、ふと自分が妙に気になった話があると呟き、按摩に話を振る。
「按摩さん 知らない?」

按摩は都丹庵士だった。
菊田特務曹長の背中をマッサージしている。
「アイヌの変わった文様の服ですか? さあ…今度見かけたら教えますよ」

思わず、あはっ、と笑う宇佐美上等兵。
「言うねえ」


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近似

杉元たちは亜港の近く、ニヴフ民族の集落に辿り着いていた。

アシリパ、エノノカ、チカパシは現地で生活をしているの同年代の子たちと交流している。

カヌン・イクルという犬を繋ぐための竿には、何匹もの犬が繋がれていることに気づくルッツ。

ケラフという、丸太作りのニブフ民族の夏の家を見たエノノカは、ウイルタにはカウラ、樺太アイヌにはサハチセという夏の家があると解説する。

自分たちはひとつしか作らない、と驚くチカパシ。

さらにエノノカはウイルタの冬の家はトナカイを飼っているため建てやすく、アウンダウという動物の革の家であること。
樺太アイヌとニヴフの冬の家に関しても、同じような穴を掘って土で作る方式との説明を続ける。
樺太アイヌとニヴフ、それぞれの冬の家に対する名称はトイチセ、トラフといった。

アシリパはふと、ニヴフの子供たちの着ている服がウイルタと似ていると気づくアシリパ。
「わたしたちはちょっと違ってちょっと似ている 北海道にいたら知らなかった」


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トラフ

杉元たちはトラフの中で休んでいた。

寝台で休む尾形と月島軍曹。
彼ら以外は部屋の中央で燃える火にあたりつつ、杉元、鯉登少尉、谷垣が囲んでいる。

ふと谷垣が、少数民族の独立に共感するとは思えない尾形がなぜキロランケと組んでいたのか、と疑問を口にする。

それに対し鯉登少尉は、本当に、ただ純粋に金塊が欲しいだけなのかと疑問を呟く。

そうであって欲しいね、と杉元。
「気兼ねなく殺せる」


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機能しないコンピューター

そばに立つスヴェトラーナに月島軍曹が切り出す。

月島軍曹はスヴェトラーナの抱える、島を出たいという気持ちも、娘の安否を知りたい両親の気持ちもわかると言って、自分が両親に届けるための手紙を書くこと。
その上で、岩息と共に陸へ渡るようにと指示する。
「生きていることさえわかれば真っ暗なそこからは抜け出せる」

スヴェトラーナは、かつての自分から変わって、監獄で会ったソフィアのように強くなりサンクトペテルブルクで成り上がると宣言する。
「金持ちになって両親を呼び寄せるわ!!」


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更新

トラフの外に出た杉元。

婆ちゃんの元へ、と杉元に言われたアシリパは、元々住んでいたコタンに戻ることはそもそも鶴見中尉が許さないと呟く。

アシリパに求められるものが暗号解読のみなら、土方よりはマシと杉元。

実は杉元には死ぬ直前ののっぺら坊と会話していた。。
(アシリパは山で潜伏し戦えるよう……育てた 私の娘は…アイヌを導く)

「いや何も…」
うに無表情で答える杉元。


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、杉元は刺青人皮を全て取られた以上、現状で一番金塊に近いのは鶴見中尉なので、まずは金塊を見つけると答える。

また道は同じだな、とアシリパ。

そうだな、と杉元が返す。
「相棒の契約更新だ」

(金塊を見つけてすべて終わらせる)

(アシリパさんをこの金塊争奪戦から解放するんだ)


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第192話 契約更新の感想

杉元の思惑

杉元は、アシリパがアイヌを導く存在であると言っていたことを伝えなかった。

それを伝えたら、これまでのコタンでの平和な暮らしから一転、アイヌを始めとした少数民族のための戦いに身を投じることになりかねない。

敬愛する父の言葉だとアシリパはそれを決して無下にはできないだろう……。

杉元が黙っていたのは、ひとえにアシリパには無駄に戦いに参加してもらいたくなかったからだろう。

ウイルクの言葉を伝えることより、アシリパの無事や幸せを最優先に考えればこうなるんだろうな。

ただ、杉元がいくら隠しても、金塊を追う旅を続けていくうちにアシリパはアイヌ民族や、アイヌの平和を如何にして守っていくかという命題に遅かれ早かれ直面していくのではないかと思う。

金塊を追い求めるということは真相に近づいていくということに他ならない。


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新キャラ

前回の菊田特務曹長。
そして今回登場したのは、有古一等卒。
アイヌ出身の兵士が登場した!

彼と一戦交えることになるのか……

あと雪山で目撃した”男”は、背中を見る限りでは刺青人皮を持っている。

次の囚人は果たして誰と戦うのか。

犬童による頭部への斬撃を受けても、しっかりと生き残っていた都丹庵。

そもそも、果たして一癖も二癖もありそうな囚人とどんな風に出会うのか。

以上、ゴールデンカムイ第192話のネタバレを含む感想と考察でした。

第193話に続きます。

ゴールデンカムイ最新第192話ネタバレ含む感想と考察。第191話あらすじ。雪山で目...
第192話 契約更新前話第191話 故郷の水のあらすじキロランケとの別れ流氷の塊を抱えて、これがアムール川の河口で凍ったものなのだとキロランケが教えてくれたと白石。「『春が来たらそのまま故郷の水に溶けて眠れる…』」「真面目すぎる男だったんだよ キロちゃん...

193話の感想記事は上記リンクをクリックしてくださいね。

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