※第190話のみ。第191話はヤングジャンプ発売後に更新予定です。
目次
前話第190話 明日のためにのあらすじ
めまぐるしく入れ替わる攻防
鯉登少尉はキロランケの腹部に刺さっていたマキリを抜き、それをキロランケの首元に突き立てる。
キロランケは鯉登少尉の攻撃に反応して掌でマキリを防ごうとしていた。
しかしマキリは掌を貫通し、その刃先はキロランケの首に刺さる。
掌でマキリを握っている鯉登少尉の手を押しのけるキロランケ。その傷口から血が流れだすのも構わず、鯉登少尉の腕に刺さしていたマキリに体重をかけて押し込んでいく。
徐々にマキリの刃先が鯉登少尉の胸に沈んでいく。
響く二発の銃声。
キロランケの左胸と右肩に銃弾がヒットする。
鯉登少尉のあとを追ってきた谷垣と月島軍曹がキロランケに向けて発砲していたのだった。
仰向けに倒れるキロランケ。
鯉登少尉は立ち上がり、月島軍曹に向けて、手出し無用と言って落ちていたサーベルを拾い上げる。
「私が仕留める」
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キロランケを監視しようと銃を構える谷垣。
谷垣がキロランケから視線を外した一瞬の虚をついて、キロランケが爆弾のピンを抜く。
谷垣はキロランケの行動にすぐに気付く。
しかしキロランケが月島軍曹と鯉登少尉に向けて導火線に火が点いた爆弾を投げ込むのを見ているしかできなかった。
月島軍曹もまた、背後から何かが飛んでくる気配に気づく。しかし一瞬のことであり、何も対処ができない。
谷垣も月島軍曹も爆弾に対して無力な中、鯉登少尉はただ一人、爆弾を視界に捉えていた。
爆弾に向けてサーベルを思いっきり斬り上げる。
底部を切りはなされた爆弾は、底から激しく火を出して飛び、鯉登少尉たちからどんどん離れていく。
「谷垣撃て!!」
月島軍曹から指示を受け、実行に移そうとキロランケに銃口をする谷垣。
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終結
「待って!!」
アシリパが息を弾ませてやってくる。
彼女から少し遅れて、尾形を背に担いだ杉元と、白石が続いている。
アシリパはキロランケも元に駆け寄ると、聞かなければいけないことがあるから撃つなと谷垣たちに呼びかける。
「どけッ そいつは手負いの猛獣だ!!」
月島軍曹がキロランケに銃口を向けて叫ぶ。
殺したらわからなくなる、と必死に月島軍曹を諫めようとするアシリパ。
「逃げるぞ…アシリパ」
キロランケは鋭い目つきで、震えながらアシリパに呼びかける。
アシリパの中にあるカギを見つけ出すために、ソフィアとウイルクの話を、と続ける。
アシリパはキロランケの腹部の傷を見て、かける言葉を失っていた。
「…キロちゃん」
眉根を寄せて、弱々しく呟く白石。
その隣で杉元はじっとキロランケを見つめている。
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「無駄ではなかった」
「さっき全部思い出した」
アシリパはキロランケにそっと耳打ちする。
「やっぱりアチャが教えてくれたことだった」
「……!?」
ハッとした表情でアシリパに視線を送るキロランケ。
「ありがとう 思い出させてくれて……」
アシリパは神妙な表情でキロランケを見つめる。
「何の話をしている?」
アシリパとキロランケのやりとりを聞いても鯉登少尉にはそれが何の事なのかわからない。
「…そうか」
さきほどの険しい表情から一転、キロランケは穏やかな表情でアシリパに視線を送る。
(良かった……この旅は無駄ではなかった)
キロランケの脳裏には、これまでの樺太の旅路が思い出されていた。
(ここまでアシリパを連れてきたのは無駄じゃなかった)
それはほぼ杉元たちが通ってきたルートと同じであり、バーニャやスチェンカまでもこなしている。
(いや 結構無駄なことしたな)
回想はいつしか過去の記憶に移る。
我が子を抱く長谷川幸一、オソマ、そして今もキロランケの帰りを待つ家族。
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「あとは頼んだぞアシリパ…!! 『俺たち』のために…ソフィアと…」
ウイルクとソフィアが並んで歩いている。
その光景を彼らの背後、少し離れたところに立つキロランケ。
キロランケが見つめていたのはソフィアだった。
「ソフィア…!!」
鯉登少尉も月島軍曹も無言でその様子を見つめていた。
谷垣はキロランケに背を向けている。
「キロランケニシパがアチャを殺したというのは本当か?」
アシリパがキロランケに問いかける。
しかしキロランケは虚ろに目を開いたまま答えない。
「キロランケニシパ…キロランケニシパ…」
アシリパはキロランケの体を揺すって何度も呼びかける。
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第190話 明日のためにの振り返り感想
望みはもうないのか……
キロランケおつかれさま。
最近の記事ではもうすでにキロランケが物語から退場することを既定の路線とするようになっていたが、今回の終わりはさすがにそれが正しいことを裏付けているといえるのではないか。
ただこんな感じで終わっておきながら数話先で、実は生きてました! という展開になる可能性も捨てきれない。というか捨てたくない(泣)。
これまでのゴールデンカムイの予測不可能な展開を考慮すれば、十分あり得ると本サイトでは望みを残しておきたい……。かなり無理があるけど……。
次の話でいきなり場面が飛んで、杉元たちがキロランケの墓を前にしているとかショックだから勘弁してほしい。
この先出てくるかも、という望みを持たせて欲しいなぁ……。
キロランケのラストの様子を見ると、それは無駄な望みだろうことはわかるんだけどさ……。
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死力を振り絞るキロランケ
キロランケは鯉登少尉による首元への一撃に反応していた。
でも防げなかった。
刃を防ごうとした掌を貫通し、刃先は首元を捉えていた。
それでも、その後にすかさず反撃する強烈な気力。
鯉登少尉を助けに来た月島軍曹がキロランケを手負いの猛獣と言ったが、まさにそれがぴったりだよなあ。
キロランケの中に、自分が死んでも相手を倒すという精神力を見た。
首元への一撃を受けてもなお、鯉登少尉の胸にマキリを突き立てていくキロランケの恐るべき執念。
鯉登少尉がやられてしまうぎりぎりのところで月島軍曹と谷垣がキロランケを銃撃して鯉登少尉を救う。
本当に、本気の戦いだと思った。
ご都合展開が入り込む余地がない。
しかもこれで決着がついたかと思ったらキロランケの爆弾による最後の反撃。
キロランケの最期の一撃は彼のユニークスキルによるものだった。
自分のことよりも、敵を倒すことを決して諦めない姿勢といい、最期まで魅せてくれた。
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鯉登少尉の活躍
しかし谷垣と月島軍曹の虚をついた形で飛んできたその爆弾を、鯉登少尉が見事に斬って防ぐことに成功する。
これまで鯉登少尉は月島軍曹に助けられること、フォローされることが多かった。
実際、前回も鯉登少尉を爆弾から庇った。
今回は鯉登少尉が完璧な形で月島軍曹を救ったなぁ。
この二人は、樺太の旅を経て関係性が一段と深まったといえるんじゃないか。
かなり素晴らしい関係に思える。
しかし北海道に戻ったら鶴見中尉の手下として、杉元たちの敵になってしまうのか……。
またキロランケとの戦いのように、本気の殺し合いになってしまうと思うと残念な気持ちと同時にワクワクしてしまう。
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これまでの旅路
今回は全編ほぼシリアスな回だったのに、きっちりギャグ挟んできて笑った。
キロランケたちもスチェンカやバーニャしてたのね。
杉元たちが辿った道を先行しているからだとしても、バーニャはともかくスチェンカやる必要あったのかな(笑)。
感傷的な流れなのに、結構無駄なことしたなってキロランケが冷静に振り返ってるの最高だわ。
この流れで、無理だろうけど、説得力のある理由によって生還を……!
でもアシリパに、あとは頼んだぞ、と言い残していたり、ウイルクと並んで歩いているソフィアを背後から見つめているキロランケの回想が出てきたこの感じはもう駄目か。
ソフィアの名を呟いたキロランケから谷垣が顔を逸らしていたのが印象的だった。
キロランケが女性の名前を呼んだのに、谷垣も月島軍曹も鯉登少尉も気づいていたことだろう。
インカラマッを傷つけられた怒りでキロランケの腹部に深手を負わせた谷垣は、キロランケにもまた想っている女性がいることに何かしら抱いた感慨があったのだろうと思われる。
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今後はどうなる
まだ樺太編が終盤であることは間違いないだろう。
杉元たちが目的としていたアシリパを救うことはできたし、アシリパをさらった尾形は戦闘不能、キロランケは死亡もしくは重体。
あとはこの樺太でやることといえば、スヴェトラーナを燈台守の夫婦に返すことと、ソフィアとの会話くらいか。
次号以降どういう展開になっていくのかなあ。新しい目的はアシリパが思い出した情報を元に金塊の在り処を推理して探すことなのか。
まだ刺青人皮は全て集まっているわけではない。
物語の終わりはまだ見えない。ただ着実に終わりに向かって進んでいるのを感じる。
樺太編は完全に回り道かなと思ったけど、考えてみればきちんと刺青死刑囚の岩息と出会ってるし、金塊に繋がるヒントをアシリパが思い出せている以上、必要なルートだったんだなあ。
むしろ岩息は、樺太へ旅しなければ決して見つけられなかった。
とりあえず気にあるのはアシリパが思い出したヒントと、尾形の今後かな。
190話の感想記事は上記リンクをクリックしてくださいね。
第191話 故郷の水
別れ
流氷の塊を抱える白石。
この流氷がアムール川の河口で凍ったものだとキロランケが教えてくれた、と白石がキロランケを思い出しながら呟く。
「『春が来たらそのまま故郷の水に溶けて眠れる…』」
キロランケの額に手を当てる白石。
「真面目すぎる男だったんだよ キロちゃんはさ…!!」
やり切れない表情で呟く。
その場にいた全員が、言葉のなく白石の様子を見守っていた。
アシリパはキロランケから、なぜウイルクが死ななければならなかったかを聞きたかった、と呟く。
それに対して谷垣は、インカラマッがキロランケ本人より、ウイルクの人が変わり、その結果として仲間を裏切ったと聞いていたと答える。
谷垣の言葉を受け、やはりウイルクがアイヌを殺し、金塊を奪ったから殺されたのかと問うアシリパ。
しかし杉元が、撃たれる直前ののっぺら坊自身からアイヌを殺していないと聞いていたことを告げる。
それを聞いてしばし物思いにふけるアシリパ。
ふとソフィアがいないことに気づき、どこに行ったのかと誰にともなく問いかける。
首を負傷した月島軍曹は、銃を杖にすることでようやく立っていた。
しっかりしろ、と声をかける鯉登少尉に、月島軍曹は、大丈夫と答えるが、今にも倒れそうな様子を察した谷垣が体を支える。
「ひどい傷だ よくここまで立っていられた」
鯉登少尉は亜港へ急いで引き返すことを決める。
そして谷垣に月島軍曹を背負えるかと問いかける。
アシリパはソフィアが監獄に入っていた時から、キロランケとたくさん文通をしていたことを思い出す。
だからソフィアが自分の知りたいことを全て知っているかもしれない、とソフィアの姿を探していた。
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再会
杉元も双眼鏡を使って辺りを見回していた。
その視界にスヴェトラーナの姿が見える。
「あれって燈台の娘じゃねえの?」
アシリパは少し離れた辺りに人影を発見していた。
しかし鯉登少尉がアシリパを引き止める。
自分たちがアシリパを確保するために樺太に来たこと、そして杉元も自分たちに協力するという取引をしているので、自分の許可なしに離れるなとアシリパに命令するのだった。
「ちょっと見てくる」
鯉登少尉の言葉を完全に無視するアシリパ。
人影を見た方角へと駆けていく。
背負っていた尾形を無造作に放り捨てて、杉元もアシリパについていく。
二人が向かった先では、人がもめている気配があった。
流氷に隠れて、そっと様子を窺う。
「もっとぉ んもっとぉ」
一人の男が、二人の男からの得物による打撃を無防備に受けている。
しかし殴られていた男は、気合いと共に反撃する。
殴り飛ばされた男は杉元とアシリパの隠れている流氷に背を打ち付ける。
「はあッ☆」
殴り飛ばした男は岩息だった。
二人の男から攻撃を受け続けていたにも関わらず、まるて平気な様子で杉元に近づいていく。
「ややや? 杉元さんではありませんか 奇遇ですな」
「見なかったことにしよう」
踵を返す杉元。
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北海道へ
鯉登少尉たちの元に戻った杉元たち。
ついてきた岩息が谷垣の代わりに負傷した月島軍曹をお姫様抱っこしていたする。
「私たち同じ道筋で北上してたんですねぇ たはッ☆」
月島軍曹は自分が置かれている状況に、抗う気力が湧かない。
「あばよキロランケ」
流氷のかけらで覆ったキロランケに向かってを白石が呟く。
杉元は尾形や月島軍曹たちを亜港まで運んだ後で、ソフィアを探しに行くことをアシリパに提案する。
「いや…」
ソフィアとは必ずまた会える、私を探しに来るはずだとアシリパは確信していた。
一方、ソフィアはキロランケを覆う流氷を取り払い、露わになった顔を眺めていた。
「さようなら坊や…忘れないわ」
キロランケの元にはマキリが供えられている。
「そうだアシリパさん これ返すよ」
杉元が預かっていたマキリをアシリパに手渡す。
ありがとう、と受け取るアシリパ。
「さぁ北海道へ帰ろう アシリパさん」
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登別地獄谷
北海道最大の温泉地であり、第七師団の療養地として指定されている登別地獄谷。
まるで滝のように湯が落ちる仕組みの地獄谷名物『滝の湯』で、二階堂と宇佐美上等兵は湯を楽しんでいた。
そこに一人の男が近づいていく。
「今日着いたのか」
宇佐美上等兵が男に気づく。
「菊田特務曹長殿」
お怪我の経過はいかがでありますか? と緊張した様子で姿勢を正す宇佐美上等兵。
菊田特務曹長は、鶴見中尉が自分の様子を気にして貴様を寄越したのだな? と察した様子で宇佐美上等兵に問う。
「ぅわあぁ!!」
宇佐美上等兵は局部に落ちて来る湯を受けて喘いでいた。
菊田特務曹長は、ところで聞いたか? と二階堂に訊ねる。
「有古一等卒の変な話」
それは昨夜、今自分たちがいる場所よりもさらに山の奥の方にある温泉で、妙な男に会ったという話だった。
その男は真っ暗な雪山を明かりもつけずに下駄で逃げ去ったのだという。
変な話だろ? と菊田特務曹長。
宇佐美上等兵は局部に湯を受け続けていた。
「金○が左右入れ替わる!!」
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第191話 故郷の水の感想
樺太編もラストか
さようならキロランケ…。やはり死んでしまったんだね…。残念。
白石はわかりやすくキロランケの死を惜しんでいたなぁ。
直前まで一緒に旅をしていたアシリパはもちろん、北海道で一緒に行動したことがある杉元も、最後は死闘を演じたにしても、谷垣も神妙な表情をしていた。
人は二度死ぬという。
一度目は肉体の死。
そして二度目は故人のことを知る人の記憶から消え去る、存在の死。
そう考えればキロランケはまだ記憶の中では生きていると言える。
今後、キロランケが登場するとすれば回想の中だろう。
少なくともソフィアがアシリパに会いにきた際にはキロランケの回想が入るはず。
それまでお別れだ。
しかし不思議なのは、なぜソフィアがアシリパから隠れたのかということだ。
ソフィアがキロランケの死に顔を確認したのは、アシリパが杉元たちと一緒に行った直後だっただろう。
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ということはどこかに隠れていたということではないのか。
なぜ隠れなければならなかったのか。キロランケを殺した集団への敵意か?
次にソフィアが杉元たちの前に姿を現す時は、戦闘体制だったりするのか…。
杉元とアシリパたちはこれから北海道に戻る。
ソフィアはアシリパを追って北海道へやって来るのか?
亜港監獄から自由になったソフィアは、今後どう動くのか。
そして岩息との思わぬ再会(笑)。
これは仲間になるパターンか?
変態だけど、魅力的なキャラなので再登場は嬉しい。
戦い方も華があると思う。
相手の攻撃を受け切るという、プロレスラーみたいな奴だ。
しかし杉元にしても月島軍曹にしても、岩息に対する態度が冷たくて笑ったわ。
彼は今後、杉元たちと行動を共にするのだろうか。
少なくとも月島軍曹を亜港まで運ぶことは間違いない。
まるで仲間になったように見えるけど、今後どうなるか注目だ。
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やはりキャラが濃い第七師団
二階堂、そして宇佐美上等兵という第七師団の変態が登場。
温泉に入っているから当然なんだけど、普通に全裸なんだよなぁ。
この漫画、男の全裸が当たり前に出てき過ぎ(笑)。
まーた裸か、ではなく、いい体だなぁ、と自然に思うようになってしまった。
実際、一切脂肪のない鋼のような肉体で、美しいから困る。
今回久々に登場した二階堂は、随分落ち着いた様子に見えた。
一時期の錯乱ぶりからしたら持ち直してきたと思う。
でも次に杉元と戦う機会があれば、また狂気が優位になるのだろう。
次の杉元との戦いはいつだ。楽しみ。
そして宇佐美上等兵。
股間に落ちてくる湯を受けてる(笑)。
随分と温泉を満喫していて笑った。
やはり鶴見中尉の周りにいる軍人は優秀且つ頭がおかしい。
いや、個性的過ぎる。
そして、彼もまた鶴見中尉の息がかかった軍人なのだろうか。
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菊田特務曹長。
特務ってなんだろうと思って調べてみたら以下の説明が出た。
特務機関(とくむきかん)は、日本軍の特殊軍事組織をいい、諜報・宣撫工作・対反乱作戦などを占領地域、或いは作戦地域で行っていた組織。
戦闘行動というよりは、スパイ活動を任務としている軍人かな?
鶴見中尉に近いものがあるのかもしれない。
杉元たちと戦うとしたら、策を張り巡らせて、搦め手で来る?
何だか強そうな感じだし、一筋縄ではいかないだろうな、というのが第一印象だ。
果たして菊田特務曹長は物語にどう関わって来るのか。
杉元たちが北海道に戻るのか、それともまだ樺太に留まるのかどうかと併せて注目していきたい。
以上、ゴールデンカムイ第191話のネタバレを含む感想と考察でした。
第192話に続きます。