ゴールデンカムイ最新第190話明日のためにネタバレ含む感想と考察(第189話あらすじ)。重傷のキロランケに待ち受けていた末路。

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第190話 明日のために

前話第189話 血痕のあらすじ

キロランケを追う

杉元とアシリパが再会する数分前、鯉登少尉と、スヴェトラーナを連れた月島軍曹は谷垣が倒れているのを発見していた。

谷垣は、誰にやられたのかという月島軍曹からの問いかけに、キロランケだ、と怒りを滲ませる。

谷垣に、自分たちがやるから起き上がらないように、と月島軍曹が呼びかけている傍らで、鯉登少尉は雪上に残る血痕を見つける。

血痕は雪上に点々と続いていた。

谷垣は自身がキロランケに深手を負わせたことを報告する。

鯉登少尉はスヴェトラーナを谷垣の元に残し、月島軍曹を伴って血痕を追っていくのだった。


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仕掛け爆弾

雪上に続く血痕を追う鯉登少尉と月島軍曹。

その道中、二人は谷垣の銃が落ちていることに気づく。

「この銃…谷垣のだよな?」
鯉登少尉は何気なく、銃をひょいと拾い上げる。

血痕がさらに続いていると報告する月島軍曹。

「何だ このヒモは」
鯉登少尉は銃の引き金に両端のそれぞれにピンが結ばれた紐が掛かっていることに気づく。

その声に反応し、銃の置かれていたあたりに視線を送る月島軍曹。
そこにはピンが抜かれ、起動済の爆弾がセットされていた。


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爆弾に気づいた月島軍曹は鯉登少尉の頭を抱えて爆弾から守るように自身の体と入れ替える。

その瞬間、爆弾が爆発し、二人は吹っ飛んでいく。

谷垣の元から逃げていたキロランケは、爆発音のあった方に振り返る。
その音はキロランケや尾形、そしてアシリパの帰りを待つソフィアの耳にも届いていた。

「なんだ!? いまの音」
尾形を目指して歩いている杉元が呟く。

おしっこしたい、と杉元の後を歩く白石。

鯉登少尉は特に負傷していなかった。
すぐに、今の爆発が仕掛け爆弾によるものだったことに気づく。

傍らで横向きに倒れている月島軍曹の容態を確認する鯉登少尉。


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月島軍曹は首から出血していた。
患部を手で押さえ表情をわずかに歪めている。
「鯉登少尉殿 怪我は!?」
鯉登少尉に視線を向ける月島軍曹。

鯉登少尉の表情は瞬時に怒りに染まる。
即座に立ち上がると、サーベルを抜いて血痕の続く方角へと走り始める。

「あ…ッ ひとりで行くな!!」
月島軍曹は必死に鯉登少尉を制止する。
しかし、鯉登少尉にはその声が聞こえていない。

「おのれ…!!」
鯉登少尉は怒りに突き動かされるかのように、ひたすらサーベルを片手に血痕を追っていくのだった。


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鯉登少尉VSキロランケ

しばらく血痕を追っていた鯉登少尉だったが、やがてそれが途切れていることに気づく。
周囲を確認するが、足跡も見つけることができない。

海にでも落ちたのかと考え、辺りを観察している鯉登少尉の背後の岩陰にキロランケは潜んでいた。

キロランケは静かに鯉登少尉に近づいていき、ゆっくりと銃を構える。

そして発砲しようとした瞬間。

ブゥ~~~~ッ

海からアザラシが顔を出し、鼻から思いっきり息を吐き出す。

アザラシの方向に視線を向けるキロランケ。

鯉登少尉も同様の行動をとり、キロランケが自身を狙っていることに気づく。


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ドンッ

キロランケの放った弾は天に向かって飛んでいく。
鯉登少尉がキロランケより一瞬早く反応し、銃身をサーベルで切り上げたことで銃の角度が上になっていた。

続けて鯉登少尉は言葉にならないすさまじい気合とともに、キロランケに向けて両手でサーベルを振り下ろす。

同時に、キロランケは銃床を鯉登少尉に向けて振り上げていた。

鯉登少尉のサーベルは銃床に食い込む。

サーベルを銃床に食い込ませたまま、ジリジリと銃を持ち上げていくキロランケ。

鯉登少尉はそのキロランケの動きによって、まるでサーベルに体を引かれるようにキロランケに寄っていく。


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キロランケは鯉登少尉の顔面に拳をクリーンヒットさせる。

キロランケを睨みつけ、鯉登少尉はキロランケの鼻っ面に拳を叩き込む。

今度はキロランケが鯉登少尉の下腹部あたりにタックルを仕掛け、雪上に転ばせると自身のマキリを抜き放ち鯉登少尉の胸に振り下ろす。

それに対し、肘を折った状態の右腕でかろうじて胸元への一撃を防ぐ鯉登少尉。
キロランケのマキリは鯉登少尉の腕を貫通し、さらにその刃先は胸にも刺さっている。

「おぉおのれよくも…私の部下たちをッ」
怒りの感情を露わにして咆哮する鯉登少尉。

鯉登少尉はキロランケの腹部にある谷垣の刺したままの状態だったマキリを左手で抜き取ると、それをキロランケの首元に突き刺す。


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第189話 血痕の振り返り感想

キロランケの最期か?

キロランケ……。

谷垣を不意打ちした時から、いやそもそも網走監獄で尾形と一緒にアシリパをさらってから、既に戻れない所まで来ていたんだな……。

それでも樺太編に入ってからというものずっと、また何だかんだで杉元たちの元に戻れると心のどこかで思っていた。
でも、今回でそれがないことがわかった。

谷垣との死闘もそうだったけど、今回の仕掛け爆弾とか、もう完全に殺しにかかってるし……。
もう、杉元たちにとっては敵でしかないのね……。

しかしキロランケの、深手を負っていたにも関わらず、最後まで諦めず戦う意思はさすがだ。
谷垣からマキリを腹部に深々と刺された時点で、その場で果てるのかと思っていた。


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でもあの状況から谷垣を振り切って逃げていたということか。
大した生命力だと思う。

そして、仕掛け爆弾という工兵経験者ならではの戦法で鯉登少尉たちを最後まで苦しめるしぶとさは、やはりウイルクから受け継いだ理想の体現のためにまだ死ねないという強烈な意志力の為せる技なのだろうか。

こうして考えると、やはり主人公側にいて欲しい、魅力的過ぎるキャラなんだよなー。

ユニークスキルを使ったトリッキーな戦い。
ヒロインの父と一緒に理想の体現の為に戦ってきた過去を持っている。

ここで死ぬようなキャラなのか?
マジで死んじゃうの?


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しかし谷垣から受けた腹部への深手に加えて、今回食らった鯉登少尉からの首元への一撃は、もう致命傷だと考えるべきだろう。

杉元ならいざ知らず、他のキャラがさすがにこの状況から生き残るとは考え辛い。

たとえまだ息があっても、怒りが収まらない鯉登少尉が止めを刺す流れだろう。

鯉登少尉は過去、キロランケと行動してはいないので、彼に対して特に思い入れなど無い。

単なる敵として感情に任せてサーベルを振るうのではないか。

もう既に、早く次回が読みたいんだが……。


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運命を変えたアザラシ

ブゥ~!

出現のタイミング最高過ぎ(笑)。

ってか戦況を左右し過ぎ。

キロランケにとっては絶好のチャンスを逃すきっかけになったし、キロランケのトラップに見事なまでに乗ってしまっていた鯉登少尉にとっては九死に一生を得たわけだ。

勝利の女神=アザラシ。振り向かせることができなかったら敗北が濃厚になるという意味で(笑)。

今回のシリアス回で、アザラシ出現のコマだけ明らかに異彩を放ってて笑える。


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鯉登少尉の魅力全開

今回の見所として、キロランケの生き抜こうとする覚悟が見られたという部分の他にもう一点、鯉登少尉の良いとこが全開だったところが上げられる。

瞬時に仕掛け爆弾を見抜き、鯉登少尉を爆破から守り切った月島軍曹も最高だけど、今回は鯉登少尉を語りたい。

鯉登少尉のかっこよさはもう既に知っている。

しかし月島軍曹のみならず、谷垣を傷つけられて発した彼の渾身の叫びは、彼の魅力を別角度から浮かび上がらせたと言えるだろう。

月島軍曹を傷つけられたことに激昂する部下想いな姿。

裂帛の気合でもってキロランケにサーベルを打ち込むその勇姿。

既存の鯉登少尉ファン垂涎+新規ファン爆増の回だったように思う。


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月島軍曹の制止を無視してキロランケを追ったことは、キロランケの思うつぼだった。
それは決して褒められた行動ではなかったと思うけど、月島軍曹のみならず、谷垣までも想っての行動だったと思うと読んでて熱くなってくるわ。

鯉登少尉は言わば坊ちゃんであり、いずれ人の上に立つことを運命づけられているといってもよい。

それは往々にして部下などなんとも思わないバカが上官になってしまうリスクも孕んでいるが、鯉登少尉の場合は上に立つにふさわしいだろう。

状況を見極めずに感情が先に立って行動し、その結果窮地に立ってしまうあたり、本職の軍人からしたら彼に失格の烙印を押すのかもしれない。


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でもまだ彼は若いし、今後、部下想い且つ冷静沈着という風に成長できれば良い上官になれると思う。

それでも、たとえ若かろうが部下を持つ立場であるなら、一瞬の判断ミスが死につながる戦場で鯉登少尉が起こした感情に駆られた無鉄砲な行動は、その動機など一切考慮されずに咎められるべきものなんだろうな……。

上に立つべき人間だけど、戦場には向いてない。

鯉登少尉は軍人として生きるより、サーカス芸人になってその才能を存分に発揮して欲しいわ……。

今後、鶴見中尉の正体が知れて、尚且つ彼が亡き者となれば、彼の目に軍人以外の道が見えるようになるかもしれない。

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189話の感想記事は上記リンクをクリックしてくださいね。


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前話第190話 明日のために

激しい戦い

キロランケの首元にマキリを突き立てた鯉登少尉。

キロランケは掌でマキリを防ごうとする。
しかしマキリは掌を貫通してキロランケの首に刺さっていた。

掌でマキリを握る鯉登少尉の手をキロランケは押しのける。
首元の傷口から血が流れだすが、それには一切構うことなく鯉登少尉の胸に向けて体重をかけてマキリを押し込んでいく。

徐々に鯉登少尉の胸にマキリの刃先が沈んでいく。

そこに突然、二発の銃声が響く。

キロランケの左胸と右肩に銃弾がヒットしていた。

それは鯉登少尉のあとを追ってきた谷垣と月島軍曹による発砲だった。
キロランケは仰向けに倒れる。

「手出し無用」
鯉登少尉は立ち上がり、月島軍曹に向けて言ってからサーベルを拾い上げる。
「私が仕留める」


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谷垣はキロランケを監視すべく銃を構える。
しかし谷垣がキロランケから視線を外した一瞬、その虚をついてキロランケが爆弾のピンを抜く。

谷垣はキロランケの様子にすぐ気付いていた。
しかしキロランケが月島軍曹と鯉登少尉に向けて爆弾を投げ込む様子を見ているしかできない。

月島軍曹もまた、背後から何かが飛んでくる気配に気づいていた。
しかしそれは一瞬のことであり、対処ができない。

しかし鯉登少尉は飛んでくる爆弾をはっきりと視界に捉えていた。
爆弾をサーベルで斬りつける。

爆弾は底部を切りはなされ、底から激しく火花を出しながら飛んでいく。
爆弾は鯉登少尉たちからどんどん離れていくのだった。

「谷垣撃て!!」

月島軍曹から指示を実行に移そうとする谷垣。


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戦い終了

「待って!!」
アシリパがキロランケの元に駆けつける。
彼女の背後には尾形を背に担いだ杉元、そして白石が続く。

聞かなければいけないことがあるから撃つなと谷垣たちの発砲を止めるアシリパ。

「どけッ そいつは手負いの猛獣だ!!」
キロランケに銃口を向けながら月島軍曹が叫ぶ。

殺したらわからなくなる、とアシリパはあくまで必死に月島軍曹たちを諫めようとしていた。

「逃げるぞ…アシリパ」
キロランケは殺気だった目つきでアシリパに呼びかける。
アシリパの中にあるカギを見つけ出すために、ソフィアとウイルクの話を、とうわごとのように続ける。

アシリパはキロランケの腹部の傷を見て、言葉を失っていた。

「…キロちゃん」
白石が弱々しく呟く。


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キロランケの最期

「さっき全部思い出した」
キロランケにそっと耳打ちするアシリパ。
「やっぱりアチャが教えてくれたことだった」

「……!?」
ハッとするキロランケ。

「ありがとう 思い出させてくれて……」
アシリパは神妙な表情を浮かべてキロランケを見つめる。

「何の話をしている?」
アシリパとキロランケのやりとりを聞いても、その内容が何を意味しているのか鯉登少尉にはわからなかった。

「…そうか」
殺気立った表情が一気にほぐれたキロランケ。
穏やかな表情でアシリパを見つめる。

(良かった……この旅は無駄ではなかった)

キロランケの脳裏には、樺太で辿ってきた道程が呼び起こされていた。

(ここまでアシリパを連れてきたのは無駄じゃなかった)

それは杉元たちの旅してきたルートとほぼ同じ。
キロランケ、尾形、白石でバーニャやスチェンカまでも経験していた。

(いや 結構無駄なことしたな)

回想は過去の記憶へ移行していく。

赤子を抱く長谷川幸一。
笑顔を浮かべているオソマ。
キロランケの帰りを待っている家族たち。


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「あとは頼んだぞアシリパ…!! 『俺たち』のために…ソフィアと…」

再び脳裏に浮かぶ過去の記憶。

森の中、並び歩くウイルクとソフィア。
その光景を少し離れたところに立ってキロランケが見つめている。
キロランケの視界に収まっているのはソフィアだけだった。

「ソフィア…!!」

キロランケの様子をじっと見つめる鯉登少尉と月島軍曹。

谷垣はひとり、キロランケから顔を背けるように立っていた。

「キロランケニシパがアチャを殺したというのは本当か?」
アシリパがキロランケに疑問を投げかける。
しかし虚ろになった目を開いたまま、キロランケは反応しない。

「キロランケニシパ… キロランケニシパ…」

キロランケの体を揺すり、アシリパは何度も何度も呼びかける。


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第190話 明日のためにの感想

おつかれ

キロランケ死亡確定か。

やはりあの深手と、周囲に治療できる環境もないことが致命的だったんじゃないかな。

今回の首元への傷や二発の銃弾以前に、もうキロランケは助からなかったと思う。

しかし最期の最期で、自分が樺太にやってきた意義を噛み締めることが出来た。

これ、キロランケは報われたのかな……。

少数民族の未来につながると信じているからなんだけど、彼の理想実現への想いはここまで烈しいものだったのか。

やはり活動家なんだな。彼にとっては命を賭してやる価値があったと。

彼の物語からの退場に関して、ただただ残念無念だわ……。


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キロランケの底力

今回のキロランケの往生際の悪さ! すごいわ。

これは生き残ろうと思ってないね。

目の前の敵を倒す事にひたすら集中している。

諦めの悪さが最高にかっこいいだろ……。

銃弾を二発食らった時点で終了でもおかしくないのに、そこから爆弾を投げるとは。

協力してキロランケの攻撃を防ぎ切った谷垣、月島軍曹、鯉登少尉もかっこいいんだけど、たった一人でこの三人と戦い切ったキロランケには拍手だろう。

これぞ本気の死闘。
ご都合展開なんて入り込めない。

キロランケは最期の最期まで魅せてくれた。


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鯉登少尉がいつか敵になるのか……

鯉登少尉、月島軍曹は杉元たちと敵対している鶴見中尉の部下だ。

だから樺太編が終わったら敵同士に戻る。

月島軍曹も鯉登少尉もこの樺太の旅で魅力が爆上げになった。

そんな思い入れあるキャラが、今回のキロランケのように杉元と戦うと思ったら複雑だ。

間違いなく良い戦いになるんだろうけど、本気の殺し合いになってしまうから……。

鯉登少尉と月島軍曹は今回の旅を通じて絆が深まっている。

このコンビと杉元と谷垣あたりが組んで戦うみたいな展開があったら燃える。
いや、複雑だけどね……。


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樺太編終了か

今回が樺太編の終着点かな。

アシリパは助けたし、キロランケと尾形は無力化したし。

これで北海道へ戻るのか。

あとは樺太でやることは、スヴェトラーナを夫婦の元に返すことと、ソフィアとの会話か。
月島軍曹なら話を聞きだせる。

次号以降は果たしてどう展開していくのかな。
アシリパが思い出した重要な情報が次の目的かな。

そもそもまだ刺青死刑囚は残っている。

樺太編みたいな形で、今度は本州が舞台になったりするのかな。

樺太に岩息が逃げていたように、本州にも刺青死刑囚が逃げていておかしくないと思うんだけど……。

尾形の復活がどういう形で行われるかなど、気になることはたくさんある。

次号が楽しみだ。

以上、ゴールデンカムイ第190話のネタバレを含む感想と考察でした。

ゴールデンカムイ最新第191話ネタバレ含む感想と考察。第190話あらすじ。
※第190話のみ。第191話はヤングジャンプ発売後に更新予定です。前話第190話 明日のためにのあらすじめまぐるしく入れ替わる攻防鯉登少尉はキロランケの腹部に刺さっていたマキリを抜き、それをキロランケの首元に突き立てる。キロランケは鯉登少尉の攻撃に反応して掌...

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