ゴールデンカムイ最新第150話遺骨の感想(ネタバレ含む)と考察。月島軍曹は鶴見中尉の仕掛けた罠にハマり込む。

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実はいご草の女の子が死んでいたと聞き、鶴見中尉に猛然と食って掛かる月島軍曹。

殴られても冷静さを保ち続ける鶴見中尉。

月島軍曹は、いご草の女の子の遺骨が自分の父親の家か出てきた事を9年間隠し、自分を欺いてきたことに怒り狂う。

鶴見中尉は問い詰められても尚、冷静さを保ち、月島軍曹にその理由を語り始める。

第149話のあらすじ

去り行く岩息を見送る杉元たち。

鯉登少尉が月島軍曹に、鶴見中尉の判断無しに岩息を逃がして良かったのかと問いかける。

月島軍曹は、全て自分に任されていると答えて、杉元もまた同様だと続ける。

自分を制御できなければいつか取り返しがつかないことになる、と言い、杉元を背に月島軍曹は歩き始める。

月島軍曹の回想。明治29年、月島は陸軍監獄の房に収監されていた。

そこに訪ねて来たのは当時少尉だった月島。

故郷、佐渡に住んでいた頃、海藻”いご草”に似たくせ毛を持つ女の子がいた。

当時、月島の父は島中の人間から嫌われており、その子供である月島もまた迫害を受けていた。
しかし、”いご草”に似たくせ毛の女の子だけは、きちんと自分と自然に接してくれたので、月島は女の子に、そのくせ毛が好きだと伝えていた。

月日が経ち、青年へと成長した月島は、新発田の陸軍第二師団に入隊。間もなく日清戦争が開始となる。

戦争に出る前、終戦後に一度だけお前の為にこの島に帰ってくるから、その時に駆け落ちをしようと月島は女の子に言い残していた。

戦争も終わり頃となって、急に彼女からの手紙が途絶える。

悪い予感は、月島の戦死というデマを信じた女の子の入水自殺という形で的中する。

毎日必死に彼女の捜索をする月島。

しかし月島の脳裏に、月島が戦死したというデマの発信元がどこなのかという疑問が湧く。

デマの犯人だった父親を、これまで溜まっていた鬱憤もあって月島は殴り殺してしまう。
そして月島は尊属殺人犯として死刑を待つ身として監獄に収監されるのだった。
父が何故デマを流したのか、その理由を知る前に殺したが、とりあえず彼女の死の元凶を排除出来た事は満足だと鶴見少尉を前に淀みなく語る月島。


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しかし鶴見少尉は突然、”いご草ちゃん”は自殺してなかった、と言い出す。

驚く月島に、鶴見少尉は真相を語り出す。

財閥の幹部が彼女を気に入り、息子の嫁にしたいと申し出た。

彼女には月島しか頭になかったが、金持ちとの縁談を成就させたい両親が大芝居を打つことに。

まず、月島の父に息子の戦死というデマを流させる代わりに金を出し、さらには、月島が娘を奪い返しに来るのを防ぐ為に自殺を偽装する。

月島の戦死を信じ嫁ぎ先で生活を始める彼女は、佐渡で自分が自殺したことになっているのを知らない。

両親も娘が佐渡に帰省しないよう、娘の嫁ぎ先である東京へと移住したのだという。

これらの話にただただ驚き、狼狽する月島。

さらに鶴見少尉は、彼女から”好きと言ってくれた髪の毛だから、基ちゃんの骨があったら一緒に埋めて欲しい”と渡された一束のくせ毛を月島の目の前に置く。

彼女にいまさら何もしてやれない、と俯く月島に鶴見少尉は、月島がロシア語が堪能な設定にしてロシアへ同行させる人材とすることで、監獄から出られるようにする、と持ちかける。
それから9年後、日露戦争の激戦地、奉天。

日本軍の兵士たちがロシア軍と対峙している中、負傷した月島は包帯を身体に巻かれ、医療キャンプで身体を横たえていた。

そこに佐渡出身だという同じく負傷した男から、月島が父殺しの罪で捕まったすぐ後、それまで海岸で探していたくせ毛の女の子の遺体が見つかったのだ聞いた月島は、怒りを漲らせて鶴見中尉を問い詰めるのだった。

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149話の詳細は上記リンクをクリックしてくださいね。


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第149話の振り返り感想

登場時はそこまで目立たなかったのに、徐々にその存在感を高め、最近になってさらにグイグイと勢いに乗ってきている月島軍曹。

149話では、そんな月島の掘り下げが行われた。

月島好きとしては喜ぶしかない展開だった。

名前が月島基(ツキシマハジメ)であるということ、さらに新潟の佐渡出身である事が判明した。

人から嫌われる父を持ち、その余波で自身も迫害されるという、苛烈な記憶に塗れた幼少期。

島中の人から悪童と呼ばれ、安らぐ暇など無い月島少年が唯一心を許したのは、新潟の郷土料理に用いられる「いご草」という植物に似た髪をした女の子だったという……。

いご草ちゃんという救いがあったから、ギリギリのところで父の様にはならなかったのだと思いたい。

149話時点では、いご草ちゃんは死亡しているとなっている。

ラストで鶴見中尉が生きていると言ったいご草ちゃんが実は死んでいたという事を同じく新潟出身の兵士から月島が知らされ、月島が鶴見中尉に激怒するところで終わるためだ。

月島軍曹を自分の配下としたい鶴見中尉が「いご草ちゃんは実は生きている」と嘘をつくのは自身の利益に叶う為に理解できる。

そして、日露戦の戦場で同郷の兵士が月島軍曹に対して「いご草ちゃんは死んでいる」と言ったのは、厳密にはまだ真実なのかは分からないが、あくまで月島軍曹との話題の一環であり、そこに嘘をつく意味は無い。

月島軍曹自身、それに気付き、即、現状、自身の指揮官である鶴見中尉の嘘を糾弾する事を選んだ。

軍隊にとって、指揮命令系統をきちんと守るためにも序列は非常に重要な意味を持っており、上官に食って掛かるというのはよほどのことが無い限り軍人の行う振る舞いではない。

にもかかわらず鶴見中尉に食って掛かっていったというのは、月島軍曹にとっていご草ちゃんの生死を弄び、さらに自身を騙していた事はどうしても許せなかったのだと言える。


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怒りに顔を歪める月島軍曹に対し、鶴見中尉は冷静だ。

あ、気付かれたか、くらいの冷静さを感じる。

150話で、鶴見中尉は、自身を騙していた事に対して怒りに燃える月島軍曹を一体どう説得するのだろうか。

予想としては、有能な人材だと判断した月島軍曹を失わない為だと説明するんじゃないかな。

月島軍曹のバックグラウンドを情報将校としての能力を活かして緻密に調べ、その中に月島軍曹を動かす為に有用と思われる「いご草ちゃん」という要素を発見した。

調べていくと、いご草ちゃんは死んでいた。

では、その情報は月島軍曹の懐柔に役に立つだろうか。

否、役には立たない。むしろ生きる気力を失い、死刑を望む。

であれば、実は生きているということにして、月島軍曹の事を諦めてどこかの裕福な男性と一緒に幸せな人生を歩んでいると嘘をつき、月島軍曹の囚われた心を解放して、自身と一緒にロシアに行くよう説得しよう。

そうすれば、月島軍曹はそれを教えてくれて、尚且つ死刑から救ってくれた鶴見中尉に対し感謝し、ロシアという、全く環境の異なる場所も、そしてロシア語という未知の言語を学ぶ事も厭わないだろう。

月並みだが、鶴見中尉の思考はこんな感じになってくるのではないか。


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鶴見中尉は周りに心酔している部下が多い。

それは嘘とかそういう表面的な事ではなく、結局鶴見中尉が彼らの心を掴んだからだろう。
人心掌握だ。

鶴見中尉に心酔している軍人としては、鯉登少尉、宇佐見上等兵がすぐに思い浮かぶ。

鶴見中尉は彼らに対して、彼ら一人一人の心の内にある大切な何かを理解したと、”彼らに思わせるような言動をした”ということだ。

本当に理解していなくても良い。彼らに、この人は理解してくれている、と思わせるのが巧いのではないか。

コミュニケーションで重要なのは、発信者が何を言うかではなく、受け取った側が何を思うかだと思う。

極端な話をすれば、ただ自分の怒りに任せて相手を殴っても、その相手が”自分の為に殴ってくれた”と思うならばその関係性は相手からしたらありがたいものなのだ。

DV男と付き合う女性の関係性が成り立っているのは(殴った後優しくするとかフォローがあるけど)つまりそういうことだと思う。

次回で自分が期待しているのはここまで書いてきたような平凡な想像をぶっとばずような鶴見中尉のキレた説得だ。

月島軍曹は、初登場時から一貫して鶴見中尉の忠実な部下として彼の行動を補佐する役目を果たしている。

つまり、149話ラストで怒りに燃える月島軍曹を下手な小細工を弄して説得し、月島軍曹にほんの少しでも疑念を持たれたままならば、良い上官と忠実な部下という関係にはなれないということ。

鶴見中尉は何かしら読者の驚くような人心掌握術、マジックを披露してくれるのではないか。


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ゴールデンカムイにおける鶴見中尉は、現時点では主人公である杉元がいつかは倒さねばならないボス的な立ち位置にある。

今はまだ協力関係にある。仮に現状のまま互いに組んで金塊を見つけても、杉元が要求するのは梅子の治療費だけで良いわけだから獲り合いになるとは思えない。

鶴見中尉は金塊を資金源に北海道で武器生産の軍需産業を立ち上げ、北海道を独立させようとしている。

日露の激戦を経た鶴見中尉やその部下などが、日本から受けた冷たい態度がその動機となっているが、日本どころか世界に戦争を輸出しようとしている鶴見中尉の企みはやはり悪であると判断しなければならない。

杉元はどこかで鶴見中尉の暴走を止める事を考えるかもしれない。

例えば、鶴見中尉が北海道の独立を宣言した場合、それを日本本土が許すわけが無く、内戦へと突入するだろう。

当然、北海道に住むアイヌもそれに巻き込まれる事は容易に予測できるわけで、杉元はそれを食い止める為に金塊を奪取する――鶴見中尉と敵対する、なんてことになるかもしれない。

個人的に、杉元には、戦争が起きるのを防ぐ為に、という正義の動機では動いて欲しくない。

世話になって来た北海道のアイヌ――アシリパやフチ、その親戚たちの暮らしを守る為、とか、それこそ梅子の病の治療の為とか、杉元自身がこれまで接して、大切に想う人たちの為に動いて欲しい。

これは杉元が金塊を求める理由に限らないんだけど、ゴールデンカムイ作中のキャラ達には”理念”ではなく、自分も含めた”人”で動いて欲しいんだよね。

その点、鶴見中尉は比較的、理念の達成を目指す男だと判断出来るんだけど、動機に同情できる部分があるから恐ろしい。

果たして、鶴見中尉は月島軍曹をどう説得するのか。


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第150話 遺骨

激昂する月島軍曹を諫める鶴見中尉

月島軍曹は鶴見中尉を怒りに任せて鶴見中尉を殴りつけ、どうして女の子の骨が父親の家の下から見つかったのか、と猛然と食って掛かる。

自分の事を九年間も騙し続けてきた事を咎める月島軍曹に、鶴見中尉は答える。

「お前が死刑を受け入れていたからだ」

鶴見中尉は、女の子が生きていると自分から知らされた事で、月島軍曹自身に死刑の身であることへの後悔が生まれたはずと言う。

感謝しろというんですか、と食って掛かる月島軍曹に、鶴見中尉は、下らない父親の死と引き換えに死のうとしている月島軍曹をどうしても助けたかったと続ける。

「誰よりも優秀な兵士で 同郷の信頼できる部下で そして私の戦友だから…」

鶴見中尉の言葉に勢いを無くす月島軍曹。
鶴見中尉の静かな視線に見据えられ、月島軍曹は鶴見中尉の胸に縋りつくようにして、あの子で騙してほしくなかった、と言葉を絞り出す。

鶴見中尉が、ロシア語だけで死刑を免れる事が出来たと思っているのか? とさらに話を続けようとした時、ロシア軍による砲撃が始まる。



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深手を負う鶴見中尉と月島軍曹

月島軍曹は、塹壕へ逃げようとする鶴見中尉を守るため、地面に伏せるように押し倒す。

必死に自分を守ろうとする月島軍曹を見て、口元に笑みを浮かべる鶴見中尉。

次の瞬間、鶴見中尉は頭を吹き飛ばされ、月島軍曹もまた体ごと吹っ飛ばされる。

その時、月島軍曹の脳裏に甦るいご草の女の子との記憶。

故郷の佐渡で、月島が女の子に言葉をかける。
(俺を名前で呼んでくれるおめが好きらすけ その髪も俺にとってはいとしげら)
(おめの髪をからかう奴は俺がしゃつけてやる)

女の子は月島に顔を向けず、海を見ている。
(だすけん基ちゃんはみんなに嫌われたっちゃね)

周りの兵士たちが鶴見中尉と月島軍曹の救助に動き始める。
担架を用意する兵士たち。

月島軍曹の記憶の混濁は続く。

夕暮れの戦場。
戦死した第七師団兵達の墓標の前に鶴見中尉と月島軍曹が立っている。

「満州が日本である限りお前たちの骨は日本の土に眠っているのだ」
墓標に向けて淡々と言葉をかける鶴見中尉。
「お前たちの骨を守るために我々は狂ったように走り続けるぞ」

そんな鶴見中尉の静かな、しかし力強い宣言を、聞いている月島軍曹。


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野戦病院へ行くための橇

月島軍曹と鶴見中尉は担架に乗せられ野戦病院に向けて運ばれていく。

朦朧としている月島軍曹に対し、鶴見中尉は頭を吹き飛ばされる重傷を負ったにもかかわらず、月島軍曹に”生きてるか?”と声をかける。

わかりません、とだけ呟く月島軍曹。

二人を運ぶ担架は、先に野戦病院のある河の前に差し掛かっていた。

河岸、凍った河の上に、氷の上を滑る為の橇が二つある。
その内一つには既に、負傷者が乗っている。

空いているもう一つの橇に乗せられる鶴見中尉。

こっちも使え、と先に橇に乗っていた負傷兵を、彼に付き添っていた顔に傷のある兵士が下ろす。

月島軍曹は橇を譲られる形になり、自分を運ぶ兵士と顔に傷のある兵士とのやりとりを見つめる。

『助かる奴を優先してくれ』とこいつが言ってる、と答える顔に傷を持つ兵士。

譲ってもらった橇に乗った、月島軍曹が運ばれていく。



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真実は…

野戦病院で治療を受け、鶴見中尉と月島軍曹は生きながらえる。

鶴見中尉は、自分の近くで正座する月島軍曹に、父親がいご草ちゃんを殺したというのは過ぎた話ではないか、と語り掛ける。

鶴見中尉は、月島軍曹の父のイメージを貶めるために、島民たちに見せつけるようにして月島家から遺骨を堀り出したと告白する。

そして、悪い噂しかない父親から幼少期から虐待され、月島軍曹が戦争に行っている間に婚約者を自殺に見せかけて殺された。
それを知った月島軍曹が逆上して父親を殴った末に死に至らしめてしまったというシナリオを描いて、その通りの情報工作を行った鶴見中尉。

見事にそれを政府に信じさせ、死刑を待つ身だった月島軍曹を助け出した。

鶴見中尉は、自身の情報工作は佐渡でずっと信じられ続け、9年後の今になって偶然、月島軍曹と同郷の兵士からいご草の女の子が父親に殺されたという嘘を伝え聞いたに過ぎないと月島軍曹に告げるのだった。

鶴見中尉の説明を静かに聞いていた月島軍曹に、鶴見中尉は、女の子は以前、監獄で月島軍曹に伝えた通り東京へ嫁いだと答える。

安堵するというよりも、疲れたように月島軍曹はただ静かに答える。
「そうですか」

鶴見中尉は、もうじき戦争が終わるので、「例の計画」を実行に移す、と月島軍曹を見つめる。

アイヌのですか、と言う月島軍曹の目には力が宿っている。

鶴見中尉は、あらゆる汚れ仕事も厭わない覚悟を持った人間が必要だ、月島軍曹に語り掛ける。
「信頼できるのはお前だけだ月島 私を疑っていたにも関わらず お前は命がけで守ってくれた」

月島軍曹は、確固たる意思を秘めた目で鶴見中尉を見返す。
「鶴見中尉殿に救われた命ですから残りはあなたのために使うつもりです」

「いまその言葉が月島から聞けてよかった」
月島軍曹の肩に手を置く鶴見中尉。
しかし、その視線は、月島軍曹の後ろで、テントの入口に立って自分たちを見ている兵士へと向けられていた。

その兵士は、月島軍曹と同郷だと言い、いご草の女の子が月島の父親に殺されたと伝えた兵士だった。


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感想

平気で人を騙せる男

月島軍曹の実直さ、鶴見中尉の恐ろしさが印象的だった。

鶴見中尉がニヤッと笑った。

それは、自分を疑い、直前まで怒り狂っていた月島軍曹が自分を助けた事で、月島軍曹が信用に足る人物だと分かったからだった。

目をつけられていた月島軍曹はついていなかった。

唯一、心を許していた”いご草”の女の子をダシにして、ここまで見事に月島軍曹を騙し、尚且つ自分への忠誠を誓わせるなんて……。

情報将校って皆こうなの? ちょっと優秀過ぎるでしょ。

ただ、野心が強すぎてとても部下には出来ないな(笑)。

平気で陥れられるのではないかと心配になるだろう。

しかし、いご草の女の子の安否は実はどうなのか。
仮にもし死んでいるならば、月島軍曹があまりにも可哀想。

これ、女の子が生きている、生きていない。どちらも可能性があると思う。

この何の良心も持たずに人を騙せるメンタルと、集めた情報から相手のウィークポイントを的確に見抜く情報を扱う能力は、間違いなく鶴見中尉の武器だ。

鶴見中尉に心酔している鯉登少尉や宇佐美上等兵に対しても、何かしら人心掌握術が用いているのかもしれない。


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月島軍曹が鶴見中尉に尽くす意味が明らかに

月島軍曹は鶴見中尉の言葉を疑うことなく信じるようになった。

さらには、自分を死刑から救ってくれたし、女の子が生きている事を教えてくれた事に大きな恩を感じている。

鶴見中尉は自分を救おうとして、中央政府を騙す労力を厭わなかった。

鶴見中尉からの告白を受け、月島軍曹は彼に従う事に迷いを一切無くした。

今回の話で、月島軍曹は鶴見中尉の野望成就の為の手駒と化した。

しかし月島軍曹はそうとは夢にも思わない。

情報工作で人心掌握する手口の鮮やかさには舌を巻く。

月島軍曹は鶴見中尉の”武器”を知っていたはず

鶴見中尉は自らの目標達成の為には緻密な情報工作を行う。

「あの子で俺を騙して欲しくなかった…!!」

月島軍曹のこのセリフからは、彼がそれを知っていた事が分かる。

それだけに、月島軍曹はいくら鶴見中尉が自分を死刑から救った恩人だとしても、どこか警戒していた面があったのかもしれない。

実は女の子は死んでいるというのだろうか。それを月島軍曹が知ったら鶴見中尉を殺しかねない。

あまりにも不憫だ。

杉元、寅次、そして谷垣?

少なくとも、杉元、寅次に関しては鶴見中尉や月島軍曹とニアミスをしていた。

凍り付いた河で、既に橇に乗っていた兵士は寅次。
彼についていた兵士は、顔の特徴的な傷から杉元だ。

あと、これは自信が無いけど、鶴見中尉と揉みあう月島軍曹の光景を遠巻きに見ていた周りの兵士たちの中に谷垣がいたような気がする。

月島軍曹の過去、そして鶴見中尉の恐ろしさを描いた良い話だった。
バーニャ★とかやってた時と温度差が激しすぎる。

次はどのグループにスポットライトが当たるのか。やはり杉元たちに戻るのか?

非常に楽しみ。

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第151話の感想記事は上記リンクをクリックしてくださいね。

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