ゴールデンカムイ最新第209話ケソラプネタバレ含む感想と考察。第208話あらすじ。樺太を一緒に旅した仲間との別れ。

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第209話 ケソラプ

前話第208話 限りなく黒に近い灰色のあらすじ

土方と有古一等卒

雪崩に呑まれた都丹を掘り出した有古一等卒は、彼に息があることを確認していた。

そして、都丹から他の囚人について情報を引き出せるかもしれないと考え、彼を救うのだった。

都丹を背負って山を降りる途中、有古一等卒は土方に出会う。

土方は第一声で、有古イポプテ、と有古一等卒の本名を呼び止めるのだった。

合流

有古一等卒の裏切り行為が判明した直後、鶴見中尉は自身を裏切って刺青を盗み出そうとしていた有古一等卒に、自分と土方の違いをおもむろに説明し始める。

北海道独立計画のためにアイヌの力を必要としている土方歳三は、アイヌである有古一等卒に対して徹底した報復ができない。

それに対して自分は誰に対しても平等に報復が出来ると言って、鶴見中尉は有古一等卒の親兄弟の名を淀みなく挙げ、彼の大切な人たちの命を握っていることを知らしめるのだった。

夜が明けても、有古一等卒と都丹は山の中を進んでいた。

有古一等卒は、休ませろと悪態をつくと都丹を置いていく勢いで先導していた。
「まだ…充分じゃない もう一日 寝ずに進まなくては追いつかれる」
そう呟き、黙々と歩き続ける。

日が暮れた頃、二人はようやく土方のいる宿泊所に辿り着いていた。

有古一等卒と都丹を室内で迎えたのは土方、永倉、夏太郎。

ずいぶんやられたな、という永倉に、刺青人皮を盗もうとして見つかった、と有古一等卒。



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「疲れた~」
布団に寝転がる都丹。

有古一等卒は鶴見中尉の元から得た収穫として、6枚の刺青人皮を床に置く。

その内1枚は、都丹庵士のものと偽って有古一等卒に持たせた関谷の刺青。

それ以外の5枚が新たに土方陣営に持ち帰られたものだった。

この6枚が鶴見中尉が持っていた全ての刺青かと確認する土方。

それに対し有古一等卒は、これが鶴見中尉が自分に見せた全てだと返す。

鶴見中尉が常に一枚着ていることなど、他に持っている可能性を問う永倉に、風呂の時間を狙ったのでこの中に含まれているはずだと有古一等卒。

有古一等卒は、鶴見中尉たちの元から逃げ出す前の出来事を思い出していた。



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間者

鶴見中尉は有古一等卒に、6枚の刺青人皮を土産に土方歳三の陣営に潜り込み、二重スパイをするように持ち掛けていた。

先ほど親兄弟の生死を握っていることを嫌と言うほど思い知らされていた有古一等卒には、それを了承する以外に選択肢はない。
鶴見中尉から、出来るな? と言われ、有古一等卒は黙って目を閉じるしかなかった。

そして鶴見中尉は、有古一等卒がいかにも必死に刺青を奪って来たことを演出するため、と宇佐美上等兵に、やれ、と促す。

ハイ喜んで、と興奮した様子でフットワークを見せる宇佐美上等兵。
「有古! 我慢しろ」
宇佐美上等兵は有古の顔面に頭突きを入れると、その後は何度も執拗に顔面に拳を打ち下ろすのだった。

菊田特務曹長は、その光景を無表情で、しかし寂しそうに見つめていた。

何度も殴られ、ぐったりとした有古一等卒に鶴見中尉は、必死で逃げろよ、と声をかける。
「追手の部下には何も知らせんからな」



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そして鶴見中尉は部下たちと力を合わせて有古一等卒を窓の外へと投げ捨てるのだった。

菊田特務曹長は鶴見中尉に、敵を信用させるためとはいえ、刺青人皮を全て渡しても良かったのか、紙でも良かったのではないか、と問いかける。

いくらでも偽造可能な紙ではなく、皮であることが大事なのだと鶴見中尉。
鶴見中尉は有古一等卒が持ってきた刺青人皮は本物だが、都丹のものではないと気付いていた。

その写しを胸元から取り出し、これは自分ひとりで作ったから自分はこの紙を信じられるが、他の人間にとっては信用は低くなると続ける。
「皮であることが本物の証となる だからこそ江渡貝くんの刺青人皮は価値があるのだ」

「エド…ガイくん?」

有古一等卒に持たせた6枚の内5枚は人間の皮でつくられた精巧な偽物であり、有古一等卒はその存在すら知らないと鶴見中尉。

偽物があることに驚く菊田特務曹長。

鶴見中尉は土方たちが自分たちを差し置いて暗号を解きかねないとして、その際に5枚の偽の刺青人皮が効果を発揮する時が来ると結論するのだった。



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土方が得た大きな収穫

あのアイヌの男はどうなのか、という夏太郎からの問いに、要注意だ、と土方。

土方は都丹庵士のものではないと鶴見中尉にバレることが分かった上で、有古一等卒に刺青人皮を持たせていたのだった。

永倉は網走監獄で杉元たちが鶴見中尉に確保されたことから、杉元が持っていた都丹の刺青の写しが鶴見中尉の手に渡っていることに気付いていたと夏太郎に説明する。
つまり有古一等卒が鶴見中尉の元から逃げてこられたのは、こちらに間者(スパイ)として送り込まれた、もしくは、あえて刺青人皮を奪わせたということだった。

「いずれにせよこの5枚の刺青人皮は偽物の可能性が高い だがこれが欲しかったのだ」



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ここまで説明を聞いていた夏太郎は、鶴見中尉が杉元の刺青を回収したならもっと多くの刺青があったはずだ、と納得する。

土方は江渡貝の屋敷を訪ねた際、猫が見つけた1枚の刺青人皮を怪しいと睨んでいた。
それに加えて、今回有古一等卒が持ってきた5枚を合わせると、椅子に座らされていた人体剥製から剥がされていた上半身の皮と数が合う、と自身の予感の確信を深めていく。

刺青人皮の中に本物の人の皮で作った偽物が混ざってしまうことを恐れていた土方は、今回で偽物が全て回収できたことは大きいとの考えを示す。
「手に入れた刺青人皮6枚は限りなく黒に近い灰色 有古を使った作戦は非常に良い収穫を我々にもたらしてくれた」

土方陣営の動きを脅威と睨んでいる鶴見中尉は、アシリパの重要性を改めて感じていた。
「暗号解読の鍵となるアシリパを我々で厳重に警護せねば…!! 樺太へ向かうぞ!!」



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第208話 限りなく黒に近い灰色の振り返り感想

現時点で優位なのは……?

前回に続いて、いや、増して予想外の展開だった。

何この激しすぎる情報戦……。
鶴見陣営は有古一等卒をスパイとして土方陣営に送りこみ、土方陣営は有古一等卒がスパイである可能性に気づきつつも、偽の刺青人皮5枚を得た。

現時点では、土方が優位か。
まず、精巧な偽の刺青人皮の存在を気にかけていた土方は、今回回収できた5枚でそれが全てだと確信できた。

それに対し、鶴見中尉は土方が偽物の存在を知っていることを知らない。
5枚の偽物を有古一等卒を介して送ることで土方を攪乱させようとしていた目論見がすでに破れていることに気付いていない。
これは土方陣営にとって決して小さくないアドバンテージと言って良いだろう。

ただ、有古一等卒の今後の動き方によっては、土方が得た優位も挽回される可能性もある。
たとえ土方が有古一等卒が鶴見中尉のスパイである可能性を考慮していたとしても、まだ彼が親類縁者全てを人質にとられて非常に追い詰められた状況にあることは知らない。

しかし、そもそも土方が、有古一等卒が鶴見中尉から二重スパイの役割を与えられている可能性に気付いているなら、そのくらい想定の範囲内か。

そう考えると、やはり土方の方が得たものは大きかったと考えて良いと思う。



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有古一等卒の心はどちらに?

前回自分は、有古一等卒が土方陣営に寝返ったのは、都丹との戦いよりも前に、すでに事前に土方らが有古一等卒に接触して説得が済んでいたからだと思っていた。
しかし違った。都丹との戦いを終えたばかりの有古一等卒を、土方が直接、その日の内に説得していた……。

菊田特務曹長がアイヌの村で有古一等卒を発見したのは都丹との戦いの4日後。

きっと有古一等卒はその間に鶴見中尉を裏切る心の準備をしていたのだろう。

有古一等卒は土方の抱くビジョンに強く共鳴した。
実際に鶴見中尉の刺青を盗むという大それた行動を起こした以上、有古一等卒の気持ちとしては土方陣営に傾いているとみて良い。

しかし鶴見中尉は有古一等卒の家族の情報を完全に握っている。
わざわざ土方と自身との違いをアイヌにも容赦なく制裁を加えられると前置きしてからの有古家の名前列挙は、有古一等卒に一家全滅を想起させるには十分過ぎた……。



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この恐怖により、有古一等卒の土方陣営での自由な動きは完全に縛られた。
それどころか土方陣営にとってもっとも嫌な場面で裏切る可能性すらある。

例えば、土方陣営を皆殺しにして刺青を全て持ち帰れば鶴見中尉の許しを請えると考えたりするのではないか。

土方の元に持ち帰った新しい刺青5枚が全て偽物であることを言わなかったことからも、彼はとりあえず二重スパイとしての役割を受け入れて行動しているのは明らかだ。

しかし前述したように、土方は有古一等卒が鶴見中尉から送られたスパイの可能性にきちんと気付いている。
果たして今後有古一等卒はどう動くのか。土方は彼をどう利用するのか。

宇佐美上等兵に殴られ続ける有古一等卒を見つめる菊田特務曹長が、無表情なのにどこか寂しそうに見えた。
彼がそれだけ有古一等卒のことを信頼していたからなのかな。

そりゃあ、信頼を置いていた有古一等卒が、もはや鶴見中尉に利用される道具と化したことは悲しいわな……。



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鶴見中尉怖い

鶴見中尉はやっぱり怖い。

有古一等卒の家族の名前を列挙している最中の表情にはかなりビビった。

鶴見中尉に限らず、裏切り者への怒りは大きくなるのは当然のことだ。

しかし鶴見中尉にとっては、部下の裏切りすら次の一手として利用する。

家族への徹底的な報復をチラつかせて、念入りに有古一等卒に首輪をつけるそのやり方があまりにも手馴れているように見えた。

それだけ必死に金塊を得ようとしているということでもある。
いよいよ鶴見中尉によるアシリパさんの確保が始まる。

鶴見中尉はまだ、自分の目論見通り、土方を偽の刺青で攪乱することに失敗していることに気付いておらず、土方陣営に送れをとっていると言える。
しかし、アシリパさんを確保することでそれは一気に巻き返せるだろう。

ただ、杉元がそれをただ座して眺めているはずもない。
当事者であるアシリパさんだって同じだ。

抵抗する彼らに、どのような策を用いるのか。今から怖いし、楽しみ。

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208話の感想記事は上記リンクをクリックしてくださいね。

第209話 ケソラプ

馬橇に乗り換え

杉元たちは犬橇でエノノカの村に向かっていた。

杉元たちの橇を先頭で引いているのはリュウ。
リュウはイソホセタに昇格して、頭に飾りをつけていた

そんなリュウの様子に、サマになっていると笑う杉元。

エノノカの村に到着する。

ヘンケのイソホセタは、自分と同じくイソホセタになったリュウを見て、フン、と鼻を鳴らす。

地面に寝そべるリュウを撫でながら、アシリパは先頭犬になれる良い犬は他の犬とは違い飼い主と一緒に寝起きするそうだ、と杉元たちに説明すう。



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「リュウはここにいた方が大切にしてもらえるな」
白石が笑みを浮かべて呟く。
「自分の居場所を見つけたわけだ」

チカパシはその言葉をじっと聞いていた。

「世話になったなリュウ」
杉元たち一斉にリュウの顔を撫でる。
「ありがとうな」

月島軍曹の交渉の結果、大泊まで行く馬橇に乗せてもらえることに。
エノノカとヘンケ、そしてリュウとはここで別れることになるのだった。



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チカパシとの別れを認めたくないエノノカ

エノノカはチカパシとの別れが早まったことを知り、泣いていた。

しかしその手元ではお札をペンペンと弾いて、鯉登少尉から支払われた犬橇の料金を確かめていた。

「ホントしっかりした子だなぁ~」
杉元はそんなエノノカに感心していた。

料金の精算が終わると、エノノカは鯉登少尉と固い握手を交わす。

「エノノカ…」
チカパシがエノノカに声をかける。
しかしエノノカはチカパシの言葉に反応することなくその場から立ち去ってしまう。

「待っててやるからちゃんと話しておけよ」
遠ざかるエノノカの背中を見つめていたチカパシに杉元が声をかける。

谷垣はチカパシに声をかけることなく、ただじっと見守っていた。



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エノノカは木の幹の陰に、チカパシから身を隠すようにして座っていた。
「さよならしない チカパシ来るまで待つ」
チカパシが近付いてきたのを感じて、エノノカが語り掛ける。
「ホホチリ切ったらなくさないで」

その言葉を受け、チカパシは額のホホチリに触れる。

「エノノカ忘れないで」

「うん…絶対忘れない」
エノノカをじっと見返すチカパシ。

行くぞ、みんな乗れ、と馬橇に乗るように促す鯉登少尉の声が遠く聞こえる。

チカパシはエノノカに最後の言葉をかける。
「また来るね エノノカ」

エノノカはチカパシに背を向けたまま、目から零れ落ちる涙を拭っていた。



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立ち止まるチカパシ

「あばよ爺ちゃん」
みんな達者でな、と馬橇から手を振る杉元。

馬橇をきちんと見送っているのはヘンケと、その足元のリュウのみ。

チカパシはヘンケの背後に、脚にしがみ付くように隠れているエノノカがいることに気付いていた。

前を向くチカパシ。

「チカパシッ」
遠ざかっていく馬橇に向けて、叫ぶエノノカ。

すぐに振り向くチカパシ。
「エノノカ!! 待ってて!! おれ絶対に…」

チカパシは思わず身を乗り出し過ぎて、誤って馬橇から落ちてしまう。



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ひとり落ちたという谷垣からの報告により、馬橇は停止する。
「大丈夫か チカパシ」

チカパシは特に怪我もなく立ち上がる。

そんなチカパシに、早く来い、と馬橇から声をかける白石。

しかしチカパシはその場から動かず、エノノカの方をじっと見つめて立っていた。

「置いてっちまうぞチカパシッ」

その言葉にようやく振り向くチカパシ。

しかし馬橇には向かって歩きだそうとせず、何かを言いたげな表情で谷垣たちを見つめていた。

どうしたんだアイツ、と白石は不思議そうな顔をしている。

しかしその隣の、谷垣は何かを察していた。
少し待っててくれと馬橇を降りる。

チカパシの元へ歩いていく道中、谷垣の脳裏にはチカパシとのこれまでの想い出が浮かんでいた。



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「谷垣ニシパ…」
チカパシは谷垣が近付いてきたことで、ようやくその顔を見上げる。
チカパシの頬に谷垣の大粒の涙が落ちる。

「チカパシ…お前はここに残って自分の本当の家族を作りなさい」
谷垣は涙を拭おうともせず、チカパシに語りかける。

「うん」
チカパシの目にも涙が浮かぶが、その表情は明るかった。
「インカラマッもオレと同じ一人ぼっちだから谷垣ニシパが家族になってあげてね」



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継承

谷垣は銃をチカパシに差し出す。
「この銃をお前にやる」

「この銃は俺を救ってくれたひとから受け継いだ銃だ」

谷垣は、この銃で狩りをしてヘンケたちに恩を返すこと、しかし身体が大きくなるまでは使わないこと、と諭すように言葉を続ける。
「俺はそばで支えてやれない その銃を使うときはひとりで立つんだ」

チカパシは、受け取った銃を立てるよう銃身を握ると、谷垣を見つめる。
「ひとりで立つ…これも〇起だね? 谷垣ニシパ」

その言葉に、フ、と谷垣が笑う。
「そうだ〇起だ!! チカパシ!!」
その目に、もう涙はなかった。



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「アシリパをちゃんと連れて帰ってね フチを元気にさせて」
馬橇に戻っていく谷垣に、その場に立ったままのチカパシが声をかける。

「ああ わかった!!」
力強く答える谷垣。

谷垣が乗り、馬橇が再び走り始める。

「あばよチカパシッ」

「元気で暮らせ!!」

チカパシを見送る馬橇の面々は、皆一様に笑顔だった。

遠ざかっていく馬橇を見送るチカパシ。

チカパシが遠ざかっていくが、もう谷垣はチカパシを振り返らない。

馬橇が見えなくなると、チカパシは笑顔で駆け寄って来るエノノカに自分も歩み寄っていくのだった。



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第209話 ケソラプの感想

ケソラプの意味

ダメ元で検索してみたら意味がわかった。

アイヌ語で”クジャク”らしい。

こんな昔話も合わせて掲載されていた。

昔話に「山の中で人間が悪い神に追いかけられて逃げながら神様に助けを求めていると、天から羽に目のような模様のついた大きな鳥が悪い神におおいかぶさって来ました。後ろを見ると、悪い神は白い骨になって崩れ落ち、死んでしまいました。その鳥の神に感謝をすると、その夜夢を見ました。立派な女性の姿になった鳥の神が現れ『これからも私を祈るならいつまでも守ってあげましょう』といいました」という話があります。

http://www.ainu-museum.or.jp/siror/densho/?page=book&book_id=A0391

チカパシは谷垣と別れはするが、その精神は受け継がれた。
ある意味いつも一緒ということでもあると思う。

谷垣はいつまでもチカパシを守るのだ。



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今後の展開がハードになる?

見事に樺太編は大団円となったと思う。

しかしチカパシを始めとしてエノノカやリュウといった、物語の癒し役を担うキャラたちが離脱していったことで、この後の展開がよりハードさを増していきそうな感じがする。

杉元たちも癒しの側面は持っているけど、子供たちが抜けたことでより遠慮なく血みどろの戦いが展開されやすくなってのではないか。

これから杉元たちが向かう大泊では、さっそく鶴見中尉との対面という大きなイベントがある。

果たしてどうなるのか……。

以上、ゴールデンカムイ第209話のネタバレを含む感想と考察でした。

ゴールデンカムイ最新第210話甘い嘘ネタバレ含む感想と考察。第209話あらすじ。真...
第210話 甘い嘘前話第209話 ケソラプのあらすじエノノカの村に到着杉元たちが犬橇で向かうのはエノノカの村。リュウはイソホセタに昇格し、先頭で犬橇を引くようになっていた。頭にはリュウが憧れていた飾りがついている。それを見て、サマになっていると笑みを浮か...

210話の感想記事は上記リンクをクリックしてくださいね。

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