ゴールデンカムイ最新第123話形勢逆転の感想(ネタバレを含む)と考察。都丹庵士との死闘の末に現れた意外な人物。

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第123話 形勢逆転
ゴールデンカムイ123話 都丹庵士と杉元

第122話のおさらい

ウイルクから送られた着物を着ているインカラマッは灯りを片手に森を探索していた。

そして、谷垣、キロランケと合流に成功する。

こそこそと会話するインカラマッたち。

チカパシを案じるインカラマッに、チカパシには隠れて動くなと指示を出したと谷垣。

一方、都丹庵士に追い詰められていた杉元たちから離れていく都丹庵士。

都丹庵士は谷垣たちの会話の音を聞きそちらに向かっていた。

都丹庵士が近づいていることに気づいたキロランケは谷垣とインカラマッを考えがある、と湖に誘導。

キロランケの申し出を怪しむインカラマッを、協力するしかない、と説得していた谷垣。

キロランケ、谷垣、インカラマッはほとりの小舟で湖に出る。

舟に向けて銃を乱射する都丹庵士。

被弾する谷垣。インカラマッは水底へと落ちていく。
ゴールデンカムイ122話 インカラマッ
インカラマッは無数のヒグマの幻を見て、自らを「送り」にきたのだと運命を受け入れる。

しかしそこに谷垣が現れ、ヒグマを撃退していく。

インカラマッを救うために水に飛び込んで、インカラマッを掴んでいた谷垣。

水面に浮かぼうとするも力尽きる。

その二人を掴み救助するキロランケ。
ゴールデンカムイ122話 キロランケ、谷垣、インカラマッ
3人は水面に浮かびあがり、岸にたどり着く。

「未来」「運命」は変えられると谷垣に教えられ、インカラマッは谷垣にキスをする。

一方、順調に敵の数を減らしていく尾形と、夜明けによって自らの優位が無くなることを焦る都丹庵士。

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122話の詳細は上記リンクをクリックしてくださいね。


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第123話

「急いで逃げるぞ」
都丹庵士はいつの間にか夜が明け、明るくなっていたことに気づく。
「こちらが丸裸になる!!」都丹庵士たちは焦っている。 

都丹庵士とは離れた地点の手下も朝が来たことに気付き、戻らなくては、と呟いて走り始める。

そこに未だ全裸の杉元がハイキックを打つ。

「形勢逆転だこっちが狩る番だぜ」

「杉元」
蹴り飛ばされた敵をアシリパは木に縛りつけている。
「お前撃たれた傷があるんだぞ」
「今は深追いしないほうがいいんじゃないか?」

「いや 向こうに態勢を立て直させる時間を与えてはいけない」
杉元が続ける。
「攻めるなら今だ…!!」

都丹庵士が何かの音を聞き取る。
「伏せ……」
その瞬間、都丹の独特な形の耳当てを銃弾が撃ち抜く。

ゴールデンカムイ123話 都丹庵士

砕け散る耳当て。

「おお~危ねぇ危ねぇ」
呟く都丹庵士。
「えらい遠くから撃ってきやがったぜ」

都丹庵士は一緒にいた手下と逃げる。

杉元は銃声の音から、尾形の小銃だ、と呟く。

「もうちょっと明るければ外さなかったのに」
尾形は口惜しそうに呟く。
「あと2発か…」
ゴールデンカムイ123話 尾形
杉元と同じく、尾形も未だに全裸で銃を構えている。

周囲が明るくなり始めて杉元たちが有利になってきたとはいえ、都丹庵士は全く油断ならない相手だった。

まだまだ戦いは続く。


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怪しげな旅館

森を抜けた杉元とアシリパはボロボロの旅館にたどり着いていた。

そして、尾形は木に身を隠し、旅館の様子を窺っていた。

「尾形だ」
杉元が尾形を見つける。

ゴールデンカムイ123話 杉元

「都丹庵士と手下2名が建物に入っていった」
尾形が杉元に状況を説明する。
「あの廃旅館が奴らのアジトだ」

「銃を取りに戻っていたら逃げられる」
杉元が続ける。
「このまま突入して一気にカタをつける」

杉元はアシリパには外で待機することを頼む。

ドアを開く杉元。

その背後では尾形が前方に向けて銃を構えている。

旅館の中では灯りは一切ない。

真っ暗な中へ入っていく杉元と尾形。

怖いな。オバケ屋敷とは違って暗闇から攻撃を仕掛けてくる。

「暗いな…」

「飛び込んで窓を明けるぞ」

窓は塞がれ開けられない。
「うッ…ダメだ 窓は板が打ち付けられて…」

杉元が呟く都、入口のドアが勢い良く閉められる。

ゴールデンカムイ123話 アシリパ

「杉元…!!」
外で待機しているアシリパが焦る。

カンッと都丹庵士の舌の音が暗闇の中で響く。

尾形は音に素早く反応し、音のした方向へと銃を撃つ。
「走れ」
杉元に走ることを促す。

尾形が撃った銃弾は都丹庵士の頬を掠めていく。

奥へ! と言う杉元。
「!?」

(何だこの建物は…)

(どの部屋も真っ暗だ)

(窓が全て塞がれている…!!)

戸と言う戸が全て閉め切られている旅館内では、どこまでも暗闇が続いている。

都丹庵士は暗闇で銃を構える。
「形勢逆転だ」

やはり暗闇では都丹庵士圧倒的有利だな。


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アシリパは建物の裏手に回っていた。

旅館内へ入る為の正面とは別の入り口を見つけて中へ入っていく。

アシリパの侵入した側の入り口からも、やはりどこまでも暗闇が続いている。

手探りで旅館内を進むと、何か柔らかいものを発見し触る。

「杉元?」
杉元の尻を両手で掴み肛門を開いて名を呼ぶアシリパ。

「アシリパさん? どこから入ってきた?」
杉元が問い返す。

「たぶんこっちだ!! いや…あっちか!?」
アシリパが指摘する。

ゴールデンカムイ123話 アシリパと杉元

アシリパが指摘した辺りでカンカンと音が響く。

尾形はそこに銃を向ける。

(下手に動けない…どうする?)
止まる杉元。
「…………」
(俺たちを探している)

このボロ旅館が都丹庵士のアジトだと察した杉元は、間もなく発見されてしまうことを直感する。

(奴らがどこから襲って来るのか)

(こちらからはまったく見えない)

追い詰められた感がある。都丹庵士は強かった。

そうしている間にも武器をもった都丹庵士の仲間が徐々に接近してくる。

都丹の仲間は何かを踏みつける。

それはマキビシに似たモノ。

「塘路湖のペカンペだ」
ゴールデンカムイ123話 アシリパ
撒いたのはアシリパだった。

都丹庵士の仲間は呻き声を上げて苦しむ。

呻きに反応した尾形が素早く都丹庵士の仲間の頭を撃ち抜く。

仲間を心配し慌てて駆けて来る別の都丹庵士の仲間もまたアシリパの仕掛けたペカンペを踏む。

「あぐうッ」

その悲鳴に今度は杉元が反応し、槍を突き刺す。

アシリパのナイスな攻撃。

ペカンペをマキビシに使う機転は素晴らしい。

刺したまま敵を壁に叩きつける杉元。

叩きつけられた壁の木が剥がれる。

真っ暗だった旅館内に外光が射していく。

また杉元たちが有利になるか。


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杉元VS都丹庵士

杉元の背後に都丹庵士が迫る。

カンッ

杉元は、高速で振り向きつつ、都丹庵士の銃を叩き落とす。

ゴールデンカムイ123話 都丹庵士と杉元

都丹庵士は杉元に向けてタックルする。

右足をホールドしたまま床に組み伏せると、何度も何度も杉元の顔面に拳を見舞う。

杉元は顔を守るが、その隙を突かれて背後から首を取られて裸締めを決められてしまう。

「きさまら鉱山会社の連中と網走監獄の犬童は報いを受けるべきだ」
都丹庵士が続ける。
「囚人の命と光を奪って得たものをすべて奪ってやる」

ゴールデンカムイ123話 都丹庵士と杉元

杉元は首をガッチリ絞められている。

しかし杉元は気合を入れて都丹庵士を背負い投げで投げ飛ばす。

「うおるああッ」

床に叩きつけられる都丹庵士。
「うぐッ」

尾形や牛山を投げ飛ばす杉元の強烈な投げ。

都丹庵士は素早く床の銃を手に取る。

しかし既に杉元は都丹庵士の顔に槍を突きつけていた。
「オラ咥えろよこの野郎」

「杉元どこだ? 大丈夫か?」
アシリパの杉元を心配する声。

「アシリパさんはそこを動くなッ」
杉元がアシリパを静止する。
「無関係のアイヌの村も襲って回った分際でよ」
「テメェらに大義なんてねぇだろう盗人が」

「そうさ…いまさら按摩なんてできねぇ」
「飢えて目も見えない俺達はそう生きるしかない」
都丹庵士が続ける。
「だがアイヌも和人も無関係の人間は殺しちゃいねぇ」

喋る都丹庵士の顔に徐々に槍が刺さっていく。
「そのうち みさかいが無くなるさ」

「わかるのかい?」
都丹庵士が続ける。
「確かにあんたからは人殺しのニオイがぷんぷんするもんな」

ゴールデンカムイ123話 都丹庵士と杉元

杉元は都丹庵士の言葉に思わず眼を剥く。

『あなた…どなた?』
梅子の言葉が響く。

杉元の脳裏に故郷での辛い思い出が去来する。

その隙を突く都丹庵士。

素早く杉元へ向けて手元の銃を突き付ける。

都丹庵士は杉元の心の闇を突いた。

あろうことか、命のかかった場面で隙を見せてしまうほどに衝撃を受けた杉元。

そして、そこに杉元の人間性を見出せる。

本来人を殺したくなんて無かった。時代が、戦争が心優しい青年を狂わせた。

「久しぶりだな都丹庵士」
唐突に、暗闇から声が響く。「その声…」
都丹庵士が驚愕する。
「なんであなたがこんなところに」 

現れたのは土方歳三だった。
「犬童典獄と喧嘩だ」

ゴールデンカムイ123話 土方歳三

意外な人物きた。久々の土方。

感想

何故こんなタイミングで土方が……?

そして最後の犬童とのケンカとは一体?

都丹庵士と組んで網走監獄に仕掛けるってこと?

報酬は金塊の分け前ってことなら懐柔出来ないこともないと思うけど……。

都丹庵士の気持ちは分からないでもないから杉元たちと共通の目的を持てば組めるのか?

先が読めないゴールデンカムイ最高。

以上、ゴールデンカムイ第123話ネタバレ感想と考察でした

次回、第124話に続きます。

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