第188話 生きる
目次
前話第187話 罪穢れのあらすじ
尾形の最後の手段
尾形を追跡している途中、白石、リュウと一緒に割れた流氷に乗って孤立してしまった杉元は、ホパラタだぁ!! と叫びながらコートの裾を持ち上げ、風を受けることで船のようにして徐々に移動していた。
「またアシリパさんの教えに助けられちまったぜ!!」
尾形はアシリパから必死に何を思い出したのかを聞き出そうとしている。
早く教えてくれ、と直球で頼む尾形だったが、アシリパは目を伏せて口を噤む。
尾形は一瞬考えたあと、別の角度から攻めていく。
「俺は杉元に頼まれた」
明らかに動揺するアシリパ。
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網走監獄で”撃たれた”杉元、のっぺらぼうに尾形が近づいた時、杉元には意識があったのだと嘘をつく尾形。
尾形は杉元のそばにしゃがみ、杉元が何か言おうとしているのを聞いていたと告白し、杉元の最期の言葉をアシリパに伝える。
「俺の親友は旅順で死んだ アイツの嫁さんに金塊を…少しでいいから分けてあげてくれ 目の手術をうけさせたいんだ…頼む…尾形…」
その尾形の告白を受けて、アシリパは即座にそんなことは一度も話さなかった、見に行ったときは既に死んでいた、と言っていたと尾形の話の矛盾を指摘する。
尾形は、杉元の末期の言葉が故郷の親友の未亡人のことだったからだと答える。
「こんな話…アシリパは聞きたかったか」
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尾形はかつて杉元から金塊を求める理由を聞いており、アシリパの杉元への恋心を巧みに刺激すべく、それを利用したのだった。
明らかに効いている様子のアシリパに畳みかける尾形。
杉元とは仲良くなれなかったが、道中助けられたこともあった、と前置きし、杉元の最後の頼みのためにも、とアシリパに”思い出したこと”の回答を迫る。
「その人の名前は聞けたのか?」
アシリパが訊ねる。
尾形はその問いに、トメ、と言っていたように聞こえた、と答えて、軍に問い合わせれば杉元の育ったところはわかるからすぐに見つけ出せる、と続ける。
今度は尾形に突っ込むことなく、ほかには何を言っていたかとアシリパが続けて訊ねる。
故郷へ帰りたい、と言っていた、と少し感情をこめて答える尾形。
だからアイツのためにも、とアシリパの答えを促すのは忘れない。
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「最後に何か食べたいとか…言ってなかったか?」
それに対し尾形は、杉元が”あんこう鍋が食べたい”と言い残したと答える。
「あんこう鍋?」
それまで杉元の最期の言葉を聞かされて、情報を言うべきか否かの葛藤に顔を歪ませていたアシリパだったが、尾形の”あんこう鍋”という答えを受けて、表情に迷いがなくなる。
「そいつは杉元じゃない」
確信を以て、尾形を真っ直ぐに見据えるアシリパ。
アシリパは尾形に、誰の話をしているんだ? と突っ込み、自分の知る杉元であれば最後に食べたいものを”干し柿”と答えたはず、と尾形の嘘を喝破する。
離せッ、とアシリパが叫び、尾形の手を振り払う。
その勢いで後ろにでんぐり返りしてしまい、矢入れが流氷原に投げ出されてしまう。
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時間切れ
落ち着け、とアシリパに迫る尾形。
アシリパは急いで矢を一本拾い上げ、弓に番えて尾形に向ける。
「近づくな お前はなにひとつ信用できないッ」
「あーあ…時間切れかな」
説得の失敗を悟った尾形。
「やっぱり俺では駄目か うまくいかんもんだな」
その様子にはどこか余裕が漂っている。
アシリパが番えている矢の先には毒が乗っている。
その矢は明らかにアシリパが震えていることを伝えていた。
そんなアシリパの様子を見つめながら、尾形は、前からひとつ気になっていたことがある、と言って、初めて会った時に杉元が自分を殺そうとするのを止めたことを話題に上げる。
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尾形、は金塊争奪戦において不殺を誓い、『清い』ままでいようとするアシリパに違和感があった、と切り出し、父親から人殺しの心得は教わらなかったのか、アイヌの偶像も『清い』必要があるのか、とアシリパに問いかける。
何の話だ、と言うアシリパに、尾形は続ける。
「やれよ 俺を殺してみろ 清い人間なんてこの世にいるはずがない」
自分の中に殺す道理さえあれば罪悪感などに苦しまない、と尾形。
「…道理をやろうか?」
「お前の父親を殺したのは俺だ」
のっぺらぼう殺害に言及する尾形。
強風が尾形のフードを飛ばす。
アシリパは衝撃的な告白を受け、それを口にした尾形に対し目を見張る。
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「やれよ…お前も出来る…お前だって俺と同じはずだ」
冷たい視線でアシリパを見据える尾形。
アシリパは尾形に向けている矢を一瞬引き絞るが、すぐに脱力する。
「私は殺さない…」
自分を真っ直ぐ見つめて、矢を下ろしたアシリパに対し、尾形は銃口を向ける。
「…お前達のような奴らがいて良いはずがないんだ」
その尾形のすぐ背後に、静かに近づく人影があった。
それは、怒りを漲らせた杉元だった。
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第187話 罪穢れの振り返り感想
アシリパ、尾形の嘘を喝破
賢いアシリパは、ここ数話の間に何度も尾形の説得に対し怪しみ、決して”思い出した情報”を口にしなかった。
しかしそれでも尾形の言葉に耳を傾け続けたのは、すでに死んでしまった(とアシリパが思い込んでいる)杉元のことを知りたかったからというのはもちろん、尾形のことをまだ信用している部分があったからだったように思う。
しかしその尾形のアシリパに対する信用残高も今回で完全に尽きたわけだ。
ようやくアシリパは尾形が単なる嘘つきでしかないと喝破した。
今回の話における、杉元の末期の言葉、という尾形の最後の手は、途中まではかなりアシリパに効いていたっぽいんだよなぁ。
アシリパが情報を口にすべきかどうか悩み、迷っていたのは、苦しそうな表情から窺えた。
よりにもよってアシリパの杉元に対する想いを刺激するとは……。
巨悪は見ていて、いっそ清々しくなったりするが、流氷原に入ったあたりからの尾形はただただ邪悪さしか感じなかった。
目標達成のために、利用できるものは何でも利用するサイコパス的気質がよく表れていたように思う。
杉元から少しだけ聞いていた金塊を求める理由、アシリパの杉元への想い、杉元の最期を見たのは自分だけ、という材料を使って、こうやってアシリパを揺さぶろうとするとは……。
卑劣の一言だな。
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尾形の正体
でも、そこまでやるのは金塊のためなのか、いまだによくわからない。
というか、今回の話で決して明かされなかった尾形の根本的な胸の内のその一端が知れたような気がする。
「…お前達のような奴らがいて良いはずがないんだ」
実の親、そして兄弟すら殺すという、血塗られた人生を歩んできた尾形にとって、アシリパの「清さ」はあまりに眩しかったというのか。
勇作に憧れてたのかな。自分は妾の子であり、祝福を受けることのない穢れた身扱い。
やはり勇作とアシリパを重ねて見ていた?
結局のところ、かなり単純に表現すれば、羨ましい、の一言に尽きるのかな……。
尾形は自分が親に愛される人生があったのか、と実の父親殺害の現場で口にしたことがあった。
「こんな人生を歩むはずではなかった」と思っていたとしたらあまりに悲しい人生だわ。
尾形はこれまでその行動理由が明かされてこなかったが、そもそも金塊なんてどうでもよかったのかもしれない。
何をしたいとか、そういう理想は特にないのではないか。
いつ死んでもいいという、やけっぱちで破滅的な思想を背後に感じる。
しかしあんこう鍋はどうかと思うわ。
ここにきてそれかと(笑)。
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杉元VS尾形
杉元がついに尾形を捉えた。
杉元の表情、超ヤバイ。
その胸の内を焦がす、あまりにも巨大で激しい怒りの奔流に目の色が変わっているのだと自分は解釈した。
138話で致命傷とも言える負傷を負わされた尾形に対しリベンジするのか。
それによって生じるであろうカタルシスの大きさに今から期待してしまう。
アシリパにとっては、死んだと思っていた杉元が実は生きていたことを知る歓喜の瞬間がすぐそこに迫っているわけだ。
しかし杉元が戦ってアシリパを取り戻さなくてはならない相手は難敵尾形だ。
簡単には勝てないだろう。
この戦いはもはや避けることは不可能で、おそらく互いの生死をかけた死闘になることは必至だろう。
もしこの流れで尾形が杉元に勝ったら、この漫画はいよいよマジですごいと思うわ。
先が読めなさ過ぎにも程がある。
でも、さすがに杉元が勝つでしょう。
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杉元が見事にリベンジを果たし、アシリパを救うに決まってる。
でも杉元が勝ったとしても、アシリパの前だからギリギリのところで尾形を殺さないんだろうな。
誰かが死ぬ、という占いの結果が腹部にマキリを刺されたキロランケのことを指しているとすれば、尾形がここで生き残ってもおかしくないだろう。
その後、尾形がどういう立ち位置でこの金塊争奪戦に関わるのか。
生かされたとしても、杉元に再起不能にされるのか。
それとも身体の治癒を待ちながら、暫くは金塊争奪戦を外から観察するのか。
卑劣な面がクローズアップされてもなお、まだ好きなキャラだからどこかで出てきて欲しいんだよなー。
どうもキロランケは退場する流れっぽいし、これ以上主要メンバーがいなくなるのは寂しいので勘弁って感じ。辛くて耐えられん。
物語の盛り上がり最高潮のまま、次号へ続く。
続きが気になってしょうがない。
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第188話 生きる
誤射
杉元は尾形のすぐ背後に迫っていた。
「尾形ぁ!!」
杉元の大声の叫びにビクついたアシリパは、尾形に向けて引き絞っていた毒矢を離してしまう。
飛んでいった毒矢は尾形の右目に命中する。
尾形は倒れていくその瞬間、口元を歪ませながらアシリアのことを見ていた。
尾形の不気味な視線を、アシリパは怯えた様子でただ呆然と見つめていることしができなかった。
そこに杉元が素早く飛び出していく。
杉元は尾形の髪を掴み、仰向けに押し倒すとその上に乗り、もう片方の手に持ったナイフで尾形の右目を抉り出そうとしていた。
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その光景を前に、アシリパはその場に膝から崩れ落ち、座り込んでただただ見つめていることしかできなかった。
矢を番えていた右手は小刻みに震えている。
杉元は目玉ごと毒矢を尾形の眼窩から引き抜くと、すぐさま尾形の眼窩に口をつけて血ごと毒を吸い上げる。
口に含んだ血を吐いて、もう一度同じ行為を行う。
「この流れでは死なせねぇぞ」
手際よく裂いた布を包帯にして、尾形の目を塞ぐようにして頭にグルグルと巻いていく。
「あの子を人殺しにはさせねぇ」
「お前の死にこれっぽっちも関わらせるもんかよ!!」
尾形の頭に包帯を巻き切り、ぎゅっと縛る杉元。
その時、杉元とアシリパの間の流氷に亀裂が生じ、その間に徐々に隙間が開いていく。
杉元は急いでアシリパの名を呼び、手を伸ばす。
「アシリパさん!! 俺の手を…!!」
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感動の……?
アシリパは、杉元の呼びかけにより我を取り戻していた。
杉元の名を叫び、彼に向けて跳躍する。
杉元とアシリパは固く手を繋ぐ。
そして杉元は、自分の胸に飛び込んできたアシリパをぎゅっと抱き締める。
「やっぱ生きてた」
涙を滲ませるアシリパ。
「言ったろ? 不死身だって…」
杉元が笑顔で応える
白石は二人から離れた場所で、感動の再会シーンを見つめていた。
二人に向けて駆けだそうと暴れるリュウの首輪をきちんと押さえている。
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元気そうだね、少し重くなった? と声をかける杉元。
杉元はアシリパを抱き締めたまま声をかける。
「立てるかい? アシリパさん さあ行こうか」
「離れない…!!」
杉元の胸に顔を埋めたまま、アシリパが応える。
杉元は困ったようにアシリパを見つめながらも、アシリパの言葉に、うん、と同意する。
「…でもキロランケを追わないと」
「なんか…まぶたがくっついて離れないッ」
アシリパは必死に訴える。
杉元のコートの金属製ボタンが冷え切っており、そこにアシリパの右目のまぶたの皮膚が貼り付いていたのだった。
杉元は、ムリヤリ剥がすとまぶたが裂けてしまう、と考えた末、少し離れた場所にいる白石を呼ぶ。
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誰も予想できな展開
どうかした? と二人に駆け寄る白石。
杉元が叫ぶ。
「〇〇ッコかけてくれ」
え? と白石とアシリパがほぼ同時に声を上げる。
「え? 何をかけるって? ちょっとまて」
とんでもない事態に直面し、焦るアシリパ。
「〇〇ッコ出るか!? 白石!!」
杉元はあくまで真面目な表情で白石に視線を送る。
「膀胱が破裂しそうなほどパンパンだぜ」
白石もまた、杉元と同様に真面目な表情だった。
「ちょっ…ヤメロ! おいッ」
アシリパの必死の拒否が虚しく響く。
「やめろおおお!」
しかしそれは何の効力もなかった。
白石の小〇をもろに顔に受けるアシリパ。
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温かいそれを顔に受け、杉元のコートのボタンにくっついていたアシリパのまぶたが離れる。
白石は笑顔で撒き散らしていた。
アシリパと同じように顔にそれを受けていた杉元もまた笑っていた。
ボタンからまぶたが離れたが、アシリパはまだ顔に白石の〇〇を受け続けていた。
「もういいゾ…白井もういいゾ~」
口からそれを吐き出しつつ、アシリパが力なく呟く。
白石は目に涙を浮かべながらまだ出し続けていた。
「オイ杉元 泣いてんのかよ?」
「お前のオシッコだ」
杉元も白石のそれを顔に受け続けるのだった。
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第188話 生きるの振り返り感想
死闘の結末……
という内容で書くつもり満々だったんだ!
でもなんだこの展開……。
死闘なんてあっという間にオホーツクの彼方に吹っ飛んでいった。
杉元VS尾形? 俺は何を息巻いていたんだろう……。
いやこの展開は誰にも予想できなかったはずだ。
まだ杉元と尾形は戦うべき時じゃないということなのか。
それとも右目を失い、さらに銃さえも流氷の割れ目に呑み込まれて失ったことは尾形の戦線離脱を示唆しているのか。
でも、単に拍子抜けという感情は湧いてこない。
アシリパの毒矢を受けた尾形をすぐさま救おうとする杉元の、アシリパを人殺しにさせまいという強い決意に感動したし、その後の二人の再会にも同じく感動した。
しかしそれらを白石のアレが洗い流していく、と。
野田先生は、読者に素直に感動に浸らせるつもりがないらしい(笑)。
ゴールデンカムイがまた一つ、唯一無二の漫画としての揺るぎない地位を固めていく……。
杉元は冷静だった。
前回ラストのコマから今回の杉元の尾形に対する行動はまるで想像出来ない。
これもひとえにアシリパを人殺しにさせまいという杉元の想いが成せる業なんだと思うと感動する。
自分を瀕死の目に遭わせた男を殺すことより、救うことを迷いなく選択したのはすごいことだと思うわ。
アシリパのためになら、私怨など容易く越えられる。
なんという強い男なんだ。
あと、もしかしたら杉元はアシリパによる誤射がなかったとしても、尾形のことを救えないかと頭の片隅で考えていたのかもしれない。
一緒に旅をしてきた仲間だし、アシリアが悲しむことは間違いないし……。
つまり尾形を救う心の準備が出来ていた可能性もある。
それでも杉元の行動がすごいことになんら変わりないけど。
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もちろん、尾形がアシリパを殺そうとしていたら、杉元は問答無用で尾形の命を狙っただろう。
しかし結果として、尾形は右目に毒矢を受けて戦闘不能。
期待していたのと同時に怖くもあった杉元VS尾形のカードは無くなった。
もしくはもっと先に持ち越しになったのかもしれない。
とりあえず今回の話の流れなら、尾形は助かるだろう。
ただ、スナイパーの命である目を失って、流氷の裂け目に尾形の銃が呑み込まれていった。
これは尾形が少なくともスナイパーとしては再起不能となったことを示しているのかもしれない。
そうなると、以前の戦闘能力を取り戻せないかも。
そういえば尾形の利き目ってどっちだっけ……。あとで調べるか。
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前代未聞
白石のシャワーには賛否があるのではないか。
個人的には、感動の再会シーンだったのに、白石のおかげで台無し……というほどでもないのが不思議。
きちんと感動はあると思う。
シャワー塗れの光景に素直に感動したくないんだけど、でもここまでの杉元の旅路や、今回の尾形に対する行動、その動機を思うとやっぱ感動するかな。俺は。
そういえば、アレをかける云々に関して以前そんなやりとりがあったような……。
パッと思い出せないけど、確かにあったはずなんだ。
こんな伏線、丁寧に回収しなくてもよかったと思う(笑)。
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しかしヒロインの顔に……。とんでもねぇ漫画だ。
また前代未聞を更新した。
野田先生は漫画界の江頭2:50だと思う。
わずか18ページにここまでインパクトを詰め込めんでいく。
その様は、アメトークの特番のラストで全部もっていく江頭2:50を髣髴とさせた。
アシリパと杉元の再会という名場面だから、素直な感動に浸らせてくれてもよかったのよ?(笑)
しかしまぁ、この展開はゴールデンカムイらしさに溢れていると思う。
彼らのドタバタの背後で尾形が気を失っているのを思うと、ここ数話で溜まっていった尾形に対する敵意が抜けていくのを感じる。
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尾形は暫く戦線離脱かな?
尾形が死なないとなると、死ぬのはキロランケで確定かな……。
愛している女をキロランケに殺されかけた谷垣が、果たしてキロランケを救うのか?
もしこの展開でキロランケが助かったら嬉しいんだけどなー。
キロランケが助からないという予想が良い意味で裏切られることを期待したい。
以上、ゴールデンカムイ第188話のネタバレを含む感想と考察でした。
第189話に続きます。
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