ゴールデンカムイ最新第120話奇襲の音の感想(ネタバレを含む)と考察。暗闇の中、杉元たちを襲撃する都丹庵士。

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第120話 奇襲の音

第119話のざっくりとしたあらすじまとめ

白石が刺青人皮を持つ盗賊について思い当たった人物に関して説明する。

過去、硫黄山での採掘のために網走監獄から労働力として囚人が派遣された。

その際、噴出するガスにやられて失明したり、あるいは死んでしまったりする囚人が続出した。

その失明した囚人の生き残りの中に、都丹庵士(トニアンジ)がいる。

失明した後に網走監獄でのっぺら坊に刺青を施されたのだという。

フクロウ、コタンコロカムイを狩りに来ていた杉元とアシリパ。

アシリパに「目を傷つけるな」と言われたにも関わらず、杉元が放った銃弾はフクロウの片目を潰してしまっていた。

アシリパ曰く、アイヌの言い伝えとして、フクロウの目を傷つけた人間は徐々に失明していくのだという。

それを聞いて震える杉元に、迷信だ、と優しく声をかけるアシリパ。

フクロウを狩って、アシリパのおじのいるコタンに戻り、早速調理をする一同。

その時、コタンで飼われているフクロウが大きな鳴き声を上げる。

森の中をカンカンと音がする。

盗賊の都丹庵士は今まさに杉元たちの滞在しているコタンに迫ろうとしていた。

ゴールデンカムイ119話 都丹庵士

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119話の詳細は上記リンクをクリックしてくださいね。


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第120話

コタンコロカムイからの警鳴を聞き、家の外に出て様子を伺う一同。

ゴールデンカムイ120話 杉元たち

「イタチか何かが近づいたのだろう」
フクロウ――コタンコロカムイが大きな声で鳴いたのに気づいたアシリパの叔父。
盗賊は用心深く、日中は姿を現さない。
集団で村を襲う際には必ず月の出ない新月に襲撃してくる。

「新月までこの村で待ちぶせる必要は無いだろう」
尾形が叔父に応じる。

「確かに奴らの寝床を見つけた方が手っ取り早い」
杉元が尾形に同意する。
「昼間に奇襲をかけりゃすぐにカタがつく」
近くに和人が経営する温泉旅館がある、とアシリパの叔父が思いつく。
「なにか聞けるかもな」
その時、カンカンと森から甲高い、何かを叩いたような音が響く。

「!?」
アシリパが気づく。

「どうかした?」
杉元がアシリパに問いかける。

「いや…聞いたことのない音が森から……」
アシリパが答える。
「気のせいかも」

アシリパさんが鋭いというより、若いから聴力が鋭敏なのかもしれないと思った。

一行は、アシリパの叔父から教えてもらった和人の温泉旅館に向かって山を行く。

辺りには、所々に自然の温泉が湧いている。

このあたりは泥火山という噴気孔が数カ所ある、というインカラマッ。
チカパシに注意を促し、さらに説明する。
「『熱い』『煮えたぎる』という意味で私たちは『ボッケ』と読んでます」

「ボッキ」
谷垣が呟く。

「ボッケだよ」
ツッコむチカパシ。

え? とチカパシに聞き返す谷垣に、再びチカパシは、ボッキじゃないよ、と言う。

「おっと…そうか ははは」

谷垣は、チカパシに恥ずかしい訂正をされて照れる。

「ボッキか…」

「ボッケだよ谷垣ニシパ」

何度も繰り返す、ハマリパターンに入った谷垣とチカパシ。

谷垣しつけぇ(笑)。

「チカパシ」の意味を連呼し過ぎ(笑)。

そして粘り強くツッコむチカパシ。


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温泉旅館に到着

旅館へ着いた一行は、早速くつろぐ。

杉元は按摩を呼び、マッサージをしてもらっている。

ゴールデンカムイ120話 杉元とアシリパと按摩

「鉱夫とか職人…色んな人間の身体を触ってきましたが」
杉元の体を丹念にほぐす按摩。
「こんなにやわらかい筋肉は初めてです 手が沈み込む」

按摩はその後も杉元の体を野生の虎に例えて、素晴らしい天賦の才だと評する。
さらに、傷跡を見て、こんな深い傷を無数に負ってどうして生きていられるのか、と呟く。

杉元は按摩に問いかける。
「アイヌってのは葬式の時に故人の道具や着物に傷をつけて持ち主があの世で使えるように魂を抜いてやるんだって」
そうだよね? とアシリパ確認する杉元。
「俺の魂を抜きたきゃもっとデカい傷が必要なのさ」

「へぇそうなんですか」
按摩が相槌を打つ。

魂が抜けるのはこの世での役目を終えたため、とアシリパが杉の言葉に答える。
「杉元が傷を負っても死なないのはこの世での役目がまだ残っているということだ」

アシリパさんが優しい。

そしてやはり杉元は「不死身の杉元」の異名を持つだけあって、驚異的な肉体を持っているようだ。

柔道部物語で、最後、金鷲旗大会で怪物西野新二が率いる耕談館浦安と激突する前日、主人公三五十五をマッサージしたお姉さんが言ったセリフを思わせる。

お姉さんはライバルの西野新二もマッサージしたが、筋肉が固かった、しかし三五は柔らかくていい筋肉だ、と言い、三五の勝利に太鼓判を押す。

筋肉は重要だよね。

手が沈み込む、というのは相当な柔らかさだと思う。

柔らかいからこそ、きっとしなやかで瞬発力があるんだろうなと感じる。

男たちは温泉へ行く。
杉元たちの集団から放たれる男性フェロモンが一帯にたちこめる。

杉元が話し始める。

按摩から聞いた話では昔、屈斜路湖周辺にはもっとたくさんの温泉宿があり、硫黄山で働く鉱夫の宿場となっていた。

しかし、明治29年の閉山によって客が激減するのに伴い、旅館は廃業になり、かつては旅館だった建物は廃屋となり、森の中に点在してるという。
「盗賊の隠れ家にはもってこいだな」と白石。
「夜が明けたら探しに行くか」

ゴールデンカムイ120話 杉元たち

「あと2日で新月だ」とキロランケ。
「今夜はゆっくり英気を養おうぜ」

旅の途中、こんな日があっても良いよね。
みんななんだかんだ仲良しで笑う。

特に尾形がこの輪の中にしっかり加わっているのは何か嬉しい。

アシリパは、帰ろうとしている按摩に声をかける。
按摩は盲目で、杖をついている。
「ひとりで大丈夫か?」按摩は、夜道はお嬢ちゃんより得意だよ、と冗談を言って、アシリパに感謝する。ほんとに? と問いかけるアシリパ。

「ああ 真っ暗でも転がっていった小銭だってすぐ拾えるんだから」
按摩が答える。
「お嬢ちゃんには出来ないだろう」
「目が見える人はそっちに大きく頼りがちだからね」
「目が見えない分あたしらにしか見えないものがある」
「そうだ嬢ちゃん 夜のゲタの音に気を付けなさい」

違和感を覚えたアシリパは按摩に、ゲタ? と問いかける。

「夜になるとこのあたりに出て来る盲目の盗賊さ」
按摩が説明する。

皆がゲタの音だと感じている音は舌を打ち鳴らす音で、鳴らした音の反響でものを見るのだという。

早速手がかりが出てきた。

激突は新月を待たないだろう。


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包囲

「舌を鳴らすってどんな風に」
アシリパが問う。按摩はアシリパに向かって、カンッと音を鳴らす。
ゴールデンカムイ120話 按摩
一方、カンカンという音は、杉元たちが入っている温泉にも響いてくる。何の音だ? と周囲を伺う杉元。

カンカンという音は断続的に聞こえてくる。

温泉に浸かり、のんびりとしていた一同は、いつしか武器を構えた男たちに包囲されていた。

ゴールデンカムイ120話 杉元たちを包囲する盗賊

気付いた杉元たち。

何だお前ら!! と谷垣が叫ぶ。
「その恐ろしい形の棒をどう使う気だ!?」と杉元。

杉元たちは都丹庵士を中心とした盗賊団に襲われる。
背後からも数名の盗賊が近づいてくる。
気付く杉元。
「こっちにも来たぞッ」

早くも襲撃される一行。

これは完全に虚を突かれた。大丈夫か?

杉元の声で谷垣も気づく。
白石は、頭を何かでポコンと叩かれる。
頭を叩いたのは棒状の物。男が登場し、杉元がそれに気づく。杉元「!!」
ポコン、と再び白石を棒状の物が襲う。

なんでちん〇っぽいので叩かれてるんだ。

アシリパが走る。
ゴールデンカムイ120話 アシリパ
そして、あの時の聞いたことのない音は舌の音だったのか、と気付く。
「私たちはコタンにいるときからずっと…見られていた!!」都丹庵士が、カン、と音を鳴らし姿を現す。「なんてチンポ…」
白石が驚愕する。
「いや…なんてことだ!! こいつが都丹庵士だッ」

次の瞬間、辺りを照らしていたランプが破壊され、辺りは闇に溶ける。

ゴールデンカムイ120話 ランプ

灯りを無くし焦る杉元たち。

都丹庵士が呟く。
「こっちからはまる見えだぜ」

暗闇の中、盗賊の姿が見えない。焦る杉元。

温泉で丸腰のまま襲撃を受ける杉元たち。

都丹庵士のカン、という音は潜水艦のソナー音、あるいはコウモリのエコーロケーションと同様の効果があるというのは面白い。

視力が働かないどころか、視力に頼り切った人間ならばむしろ足を引っ張る暗闇の中ならば、聴力で状況を把握できる都丹庵士率いる盗賊団が圧倒的に優位になる。

丸腰で武器どころか身を守る服さえない絶望的状況。

次の話は激闘が期待できそうで楽しみ。

以上、ゴールデンカムイ第120話奇襲の音でした。

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