ゴールデンカムイ第115話蝗害の感想(ネタバレを含む)と考察。アシリパがインカラマッから聞き出した衝撃の真実。

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第115話 蝗害
ゴールデンカムイ115話 杉元一行

第114話のざっくりとしたあらすじまとめ

杉元たちと別行動していたチカパシ、インカラマッ、白石ははぐれた時に待ち合わせ場所に指定していた釧路へと向かう。

杉元たちは白石たちと合流するために釧路へ。

道中、銃の壊れてしまった杉元が尾形に銃を寄越せと迫るも、三八式銃は長距離狙撃に秀でた性能を持っているから杉元では活かせないと拒否する。

無事に釧路にたどり着いた杉元たち。

谷垣たちと合流して喜びを分かち合っていると、フチの15番目妹とその旦那さんが現れる。

そして、姉畑に穢されたカムイたちを鎮めるために、海で最高位のカムイであるエチンケ(海亀)を丁寧に送ることで穢されたカムイたちの慰めにするために旦那さんと猟に出ることになる。

猟で見事に海亀やシャチを収穫し、オハウなどで舌鼓を打つ一行。

その頃キラウシたちのコタンではバッタが大量に襲来するという異常事態が起こっていた。

ゴールデンカムイ第114話エチンケの感想(ネタバレを含む)と考察。ついに全員杉元...
第114話 エチンケ113話のざっくりとしたあらすじまとめ念願だったヒグマへの挿入に成功した姉畑支遁。そんな姉畑支遁を見て、引いたり感心したり悲喜こもごもといった様子の杉元たち。姉畑の背中の刺青人皮を失うことを恐れた杉元は本意ではないとはいえ姉畑を助け...

114話の詳細は上記リンクをクリックしてくださいね。


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第115話 蝗害

コタンを襲うバッタ

ギチギチ言わせながらバッタが大挙してアイヌコタンにやってくる。

「シペシペッキの大群だ」

アイヌ達がバッタの大群を見て叫ぶ。

「みんなで手分けてして潰せ!!」
「ダメだ多すぎる!!」
「食料庫を守れ!! 全部食べられてしまうぞ!!」

「姉畑支遁がやった行いをまだ許さんというのかッ」
キラウシが叫ぶ。
「あれだけ丁寧に送ったというのに俺たちを飢えさせるつもりかッ カムイたちよ!!」
ゴールデンカムイ115話 キラウシ

せっかく盛大に祀ったのに。

とはいえ、必ずしもそれが届くとは限らないということか。

ラッコ肉の言い伝え

場面転換。

森の中。

杉元、白石、谷垣、チカパシ、インカラマッが木の実を採っている。

「ハマナスの実が赤くなり始めてますね」
インカラマッが説明する。
「この夏の時期をマゥタチュプ…『ハマナスを採る月』と呼ぶくらい重要な食料です」
「とても栄養があるので乾燥させ冬の保存食にします」

「……すっぱい」
谷垣が一つ食べてつぶやく。
ゴールデンカムイ115話 谷垣とインカラマッ
「腹減ったな…ハナマスじゃないもの食べたいよ」
白石がいつものように泣き言を言う。
「アシリパちゃんどこ行ったの?」

「それが…」
口ごもる杉元。

「マンボウ?」
白石が問いかける。

「夏はマンボウが水面でプカプカ昼寝してるから」
杉元が説明する。
「銛を打ち込んで両側から舟で引っ張ってマンボウに乗って肉とか内蔵を切り取るんだと」
「『夏しか獲れないから』って朝早く起こされたけど俺は寝たふりした」

「結局 旬のもの食いたいだけじゃねえの?」
白石がツッコむ。


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砂浜に並んで座っている谷垣とインカラマッ。

インカラマッが谷垣の胸の千切れたボタンを縫っている。
「しっかりと縫い付けときましたので…」

「ありがとう」
谷垣が礼を言う。
「世話になりっぱなしだ 俺もチカパシも…」

「いえいえ 私も男性がいれば安心ですから」
インカラマッが答える。
「私はあちこち旅して占いして生活してますけど危ない目に会う時もあります」
そうして頬を紅潮させる。
「夕張で助けに来てくれたのは嬉しかったです」

「釧路で私たちを巻き込まないよう配慮してくれましたし」

「谷垣ニシパは私に冷たいけどいざとなると優しいです…」
ゴールデンカムイ115話 谷垣とインカラマッ

何かすごくいい感じ。

谷垣やるねぇ。

羨ましいんだが。

唐突に、アイヌの爺が現れる。

「ウムレク エチネ ヤ?(あんたら夫婦か?)」
「カム チエルスイ ソモ キ ヤ?(肉いらんか?)」
ゴールデンカムイ115話 アイヌ爺

「アトゥイエサマン(ラッコ)」

「エシン クコイキプ ネ ナ(さっき獲れたばかりだ)」

「クアニ シネン パテク クアン ペ ネ クス クエ コヤイクシ(俺はひとり者だからこれを食べてはいけない)」

インカラマッが翻訳して谷垣に端的に伝えてみせる。
「…ラッコの肉をくれるそうです」
戸惑った様子で谷垣に言う。

「ラッコ? 食べたことないな…ありがとう」
谷垣がアイヌの爺に礼を言う。

「トゥン エチネ パテク エ ヤナニ!(必ずふたりだけで食べなさい!)」
アイヌの爺が強調する。

「なんだって?」
谷垣がインカラマッに問いかける。

インカラマッは谷垣の問いに答えずに赤面するばかり。
ゴールデンカムイ115話 インカラマッ
「もっとハマナス採ってきます」
結局、インカラマッ谷垣の問いに答えずにどこかへ走り去ってしまう。

ジジイの言葉とインカラマッの反応からラッコ肉に精力増強効果があるのだとわかる(笑)。

大挙してやってくるバッタ

「なんだ? あの黒い雲は」
アシリパが近づいてきている黒い雲に気づく。

アシリパが連れているリュウも低く唸る。

チカパシもまた黒い雲を不安げな眼差しで見ている。

黒い雲として見えているのはもちろん……。

双眼鏡を見ていた尾形は異変の正体に気づいた。
「どうなってんだ? こりゃ…」

「わッ」
杉元が小さく悲鳴を上げる。
その胸元にはバッタがとまっている。
杉元は嫌悪に塗れた渋面を浮かべて、バッタを指で弾く。
「やだぁ~バッタきらーい!!」

「不死身のくせに」
白石が突っ込みを入れる。

そこに何かの気配を感じ取る杉元と白石。

背後を振り向くとそこには大群を為したバッタが飛来してきていた。

「ぎぇええええッ!!」
杉元が悲鳴を上げる。

「いっぱい飛んでくるッ気持ち悪い!!」
白石も嫌悪感いっぱいに叫び声を上げる。
必死でバッタを手で追い払う。
しかしあまりのバッタの多さについには体中がバッタだらけになってしまう。
ゴールデンカムイ115話 杉元一行

身体にびっしりと取りついたバッタが着ている服を齧りだす。

「こいつら服かじるぞ」
白石が叫ぶ。
「あの番屋に避難だ!!」
(※番屋とは猟師たちの宿泊所のこと。)
ゴールデンカムイ115話 番屋
杉元が谷垣にチカパシの居所を問う。

「村へ戻ってる それより…インカラマッが近くにいたはずだ」
谷垣が心配そうにつぶやく。

これはきつい。

数ミリの虫でもびっしりたかられたら最悪なのに、バッタくらいの質量だととんでもないことになる。


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「死にはしねぇよ早く入れッ」
杉元が叫ぶ。
「一体何が起きてるんだ?」
杉元は番屋の中から外のバッタの様子を伺う。

窓にはバッタびっしりととまっている。

「飛蝗(ひこう)ってやつだ」
尾形が答える。

洪水などの条件がいくつか重なるとバッタが大発生する時があり、集団で飛び立った場合、何十キロもの距離を移動して時には海すらも越えるという。

バッタの大群が移動した先々では農作物はおろか草木も、家の障子や着物までもが食べられてしまう。

北海道にいては明治初期から無数の大蝗災が起こり、屯田兵は大砲を持ち出してバッタ退治のために駆り出された。

「第七師団じゃ語りぐさになってる」
尾形が締めくくる。

北海道でのバッタによる害である「蝗害(こうがい)」は昭和まで小規模ながら何度も続いたという。

窓に止まりだすバッタ。

「通り過ぎるまでどんぐらいかかるんだ? ハラ減ったぜ」
白石が言う。

「アシリパさん大丈夫だろうか」
杉元はアシリパを心配している。

尾形が物知りだけど、バッタ大量発生が過去起こっていることを知ったところで今、バッタを避けるための突破口とはならない。

ラッコ肉の効果が杉元たちにもたらしたもの

場面転換。

インカラマッたちがバッタの大群に追われるように逃げている。

「インカラマッ」
舟の上にいるアシリパがインカラマッに声をかける。
「来いッ」

舟の上なら大丈夫なのか?

場面転換。杉元たちが逃げ込んだ番屋の中では谷垣がアイヌの爺からもらったラッコの肉を煮て、オハウにしていた。

「谷垣が爺さんにもらったラッコ肉……」
白石がつぶやく。
「独特なニオイがするな…ホントに食べられるものなの?ラッコって」

アイヌの言い伝えとして、「ラッコの肉を煮る時は必ず男女同数で部屋にいなければならない」と信じられているという。
オハウを作りながら、杉元はしきりに目をこする
「なんか変だ…」
(どう見てもシライシが……色っぽい……)
杉元の目に白石が男前に映っている。
ゴールデンカムイ115話 杉元と白石
なぜ、男女同数でいる必要があるのか。
それは、ラッコを煮沸した時に生じた臭いは人間を欲情させ、一人でいた場合は気絶してしまうほどだからだという。

杉元はヨダレを垂らしている。

「杉元大丈夫か?」

谷垣が杉元に声をかける。

そのタイミングでパァンと谷垣のボタンが弾け飛び、頬を紅潮させた谷垣の胸元が露出する。
ゴールデンカムイ115話 谷垣
「おっとぉ またボタンが」

白石がその様子に反応する。
(このマタギ…すけべ過ぎる!!)
思わず生唾を飲み込む。
ゴールデンカムイ115話 谷垣と白石

尾形も頭を抱えて、息を切らして身体に生じているただならぬ反応を訴える。
「頭がクラクラする……」

「大丈夫か尾形ッ」
白石が尾形に声をかける。

「横になれッ今すぐにッ」
杉元も尾形に声をかける。

谷垣と杉元が興奮を抑えながら尾形を横たわらせ、ボタンを脱がせていく。

「胸元を開けて楽にした方がいい」
谷垣がただならぬ様子で声をかける。

白石はハアハアと息を切らせ、なぜか自らもボタンを外していく。
「下も脱がせろ」
「いや…全部だッ全部脱がせろッ」

いや、何してんのこの人たち(笑)。

確かに野田サトル先生は変態をいっぱい出していきたいと言っていた。

ひょっとして、メインキャラを変態に仕立てていく方針になったのか(笑)?


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インカラマッを問い質すアシリパ

場面転換。

アシリパの舟に避難することに成功していたインカラマッ。

アシリパが静かにインカラマッに話し出す。
「インカラマッとふたりきりで話す機会を待っていた…」
「シペシペッキ(バッタ)がその機会をくれたようだ」
「私の父について知ってることをすべて話せ」
ゴールデンカムイ115話 アシリパ

こちらはシリアス。

かなり物語の核心に近づく?

場面転換。

杉元たちの逃げ込んだ番屋の扉が勢いよく開く。

「誰か来た」と杉元。

「痛テテッ 耳噛まれたッ」
番屋に入ってきたのはキロランケだった。
ラッコ肉の蒸気に当てられて欲情していた杉元達の目にはあまりに妖しく映る色気を放っている。
「よう…久しぶり」
ゴールデンカムイ115話 キロランケ

「キロランケ?」
杉元がぽつりと言う。

杉元たちは生唾を飲み込み、キロランケを熱っぽく見つめる。
ゴールデンカムイ115話 杉元一行

猛獣の檻に極上の肉が投げ込まれました(笑)。

キロランケ良い体だなぁ。

場面転換。

アシリパの問いかけに答えようとインカラマッが語り出す。
「あなたのお父様のことはよく知ってます」
「私がアシリパちゃんくらいの時に出会いましたから」

意を決したように、アシリパがインカラマッに問いかける。
「父に恨みがあるのか?」

即座に否定するインカラマッ。
「まさか…あのひとに恨みなんてありません」
「私はずっとあなた達親子の味方です」

「信じると思うか?」
アシリパが真っ直ぐな目でインカラマッを見つめる。
「お前は嘘でフチを不安にさせて谷垣を利用して私を追ってきたくせに…」

インカラマッが言い返す。
「フチに嘘は言ってません」
「あなたは小樽に帰るべきです」

アシリパが言葉を返す。
「占いなんて信じない」
「私は何としても自分で真実を確かめに行く」

インカラマッが答える。
「網走監獄にいるのっぺらぼうは お父様じゃありません」

「お父様を殺したのはキロランケです」
「これは占いではありません」
ゴールデンカムイ115話 インカラマッ

衝撃の事実。

なんてことだ。

やはりあの江渡貝の館で、「最後の晩餐」をなぞらえて描かれた見開きページのユダの位置にいたキロランケはやはりこういう役回りだったわけだ。

キロランケは金塊を見つけたら、あるいは見つける算段がついたら杉元たちを裏切るということか。

そして、淫獣と化した杉元たち屈強な男に囲まれたキロランケの運命は(笑)。

以上、ゴールデンカムイ 第115話 蝗害のネタバレ感想と考察でした。

次回、第116話に続きます。

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116話の詳細は上記リンクをクリックしてくださいね。

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