ゴールデンカムイ第85話恋路いくとせの感想(ネタバレを含む)と考察。監獄から監獄へ運命の人を探す旅に出た脱獄王白石。

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第85話 恋路いくとせ

ゴールデンカムイ第84話獄中の感想(ネタバレを含む)と考察。獄中で熊岸長庵から...
第84話 獄中前回第83話の感想記事は上記リンクをクリックしてくださいね。白石過去の脱獄劇。動機は熊岸の描いた修道女の絵。ピュアな恋?野営している土方、家永、永倉、白石、キロランケの5人が焚火を囲んでいる。白石は熊岸長庵と出会った時の事を語り出す。樺戸...

前回第84話の感想記事は上記リンクをクリックしてくださいね。

白石が演じる恋愛一大叙事詩。まだ見ぬ女を求めて脱獄を繰り返した先に得たものとは。

愕然とするキロランケ

熊岸の描いた宮沢というシスターの絵を見てから
彼女への思慕の念を抑えられずとうとう樺戸集治監を脱獄した白石。樺戸を脱獄してから真っ先に向かったのは賭場だった。

キロランケからツッコミが入るも
博打を打つためではなく賭場の出獄したヤクザから
監獄に出入りする珍しいシスターの情報を集めるためだった。

群馬の前橋監獄に入っていた囚人からそんな話を聞いたことがある。

そんな情報を聞き、前橋監獄の門の前で待ち、
待ちきれないのでついに門番に聞く白石。

なんと幼年監獄で顔なじみだった看守だったため
捕まって裁判にかけられ前橋監獄に入れられる。

前橋監獄の雑居房で同室の囚人にシスター宮沢について聞くと
その男は12年前橋監獄にいるけど聞いたことがないという。

情報はガセだった。

白石ピュア過ぎる。

調べるにしても、もっとしっかり聞き込み出来ないものか。
また捕まったら今度はもっと警戒されるに決まってるだろうに。

だけど行動力がすごいよ。

シスター宮沢の姿を一心に求めるその姿に
ちょっと感動したのはナイショ(笑)。

このダイナミックな展開、面白いね。


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雑居房の中で白石だけが手錠と足に鉄丸をつけていた。
看守が脱獄を警戒してのことだった。「いじわるするんならこっちにも考えがあるぜ」

数週間後、食事を一切断ってハンガーストライキすることで
抗議の意を示す白石。

「白石……もうわかった」
「鉄丸と手錠を外すからしっかり飯を食え」

やせ細った白石。
「やっと分かっていただけましたか」
「私は全ての囚人を代表して待遇改善を訴えたまでです」

こうして手錠と鉄丸は外された。
しかしそれは前橋監獄脱獄の為の下準備の一環だった。

ハンガーストライキ以前の白石であれば届かない格子の隙間から
針金を指に挟んだ足を突っ込み、
排泄物を溜めた桶を取り出す場所の鍵を開け、
便所に頭を突っ込んで関節を外しながら便所の穴を通り抜け、
見事に脱獄に成功する。

脱獄する白石

ショーシャンクの空にのパロディやめてくれ(笑)。
思いっきりうんこ付きまくってる白石に笑う。

今後映画見てあのシーンが流れたら笑ってしまうだろう。

あの映画大好きなのになぁ(笑)


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前橋監獄で看守から

石川県の金沢監獄にシスターがいた

という情報を聞いていたので
のこのこ行く白石。

今度は捕まるのではなく金沢監獄に潜入して探すという大胆な策に出る。

しかし前橋監獄の看守が金沢監獄へ行く白石の動きを予測して
金沢の警察に通報していた。

そしてまた例のように捕まり、

シスターはいなかったので脱獄。

同じ流れで秋田監獄を脱獄し、
京都府監獄も脱獄した。

そうして、いつしか白石は脱獄王の名を手に入れていた。

次に、埼玉にいた際、白石は野菜泥棒をして農夫にタコ殴りにされ
警察に捕まる。

チッ「何やってんだよ」とキロランケ。

本当だよ(笑)!
何やってんだよ本当に。

でもキロランケ、舌打ちはやめてあげて(笑)。

どんだけ同じことを繰り返しているのか。

しかしエネルギーと行動力が半端ない。

恋するパワーは強大といっても
白石の場合、何しろあの絵が発火点だもん。

ギャグにしかならない(笑)。

本来ならもっとひたむきな恋物語になっても不思議じゃないんだけど
白石が演じるとどうしてこんなに面白いのか。


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そして白石は日本一厳重な網走監獄へと送致、収監される。

「シスター宮沢?知らんなぁ」と二瓶鉄造。

「ここでもなかったか…」がっかりする白石。

(シスター宮沢…俺はほんのちょっぴり疲れたよ)
(あなたは今どこで何をして……)

例の絵を見ながら自慰をしてシスター宮沢を思う白石。

さすがにここはちょっとかわいそう。

白石だからギャグになってるけど
ちょっとした恋愛叙事詩よ? これ。

惚れた女を求めて脱獄を繰り返す男なんて映画になりそう。

「白石さん」辺見和雄が話かけてくる。
「自分の死刑執行を想像しているんですね?」
「わかります!」

分かってないよね(笑)。

辺見和雄は殺しのタガが緩くなければ良い奴なんだけどね。


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しかし、そんなある日、
監獄の敷地内を囚人が縦列で歩いている際、
その中の一員である白石は建物に入るシスターの姿を目撃する。「あれは…!まさか…」

看守の目も気にせず駆け出す白石。

その看守にのしかかって白石を行かせようとする辺見和雄。

白石はシスターが入っていった建物に入る。

「あの……もし!!」
「あなたはひょっとして…」

「シスター宮沢様ではございませんか?」

「はい…以前どこかで?」
「網走に来たのは初めてですが」

(いた…!ついに…!)

「私はずっとずっと!!あなたを探していました!!」
「この絵の中のあなたを……!!」

振り返るとそこには絵の中を全く同じ顔があった。

シスター宮沢

「わたくしに何の御用で?」ニコッ

「ふふん」
「そっくり」

白石の目が死んでる(笑)。
失礼だろ(笑)。

確か熊岸はシスター宮沢のことを美人と言っていたはず。
ブス専だったんだなぁ。

白石だから笑えるけど本当に恐ろしい結果だ。

あの絵で勝手に想像力で理想の姿を勝手に膨らませて
姿を追いもとめた白石はうかつだったということか。


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「……え?終わり?」愕然として聞くキロランケ。

「熊岸長庵はめっちゃ絵がうまい」と白石。

「くだらねッ」
「もう寝るわオレ」

真面目に聞いてたキロランケは偉い!

そりゃそういう反応になるだろうよ!

熊岸長庵は絵がうまいという
白石のその一言のために二週使った事になるのか(笑)。

家永既に寝てるし。正解(笑)。

話としては面白いけどそりゃ真面目に聞いたら損した気分にもなるわ。

「確かに白石を網走監獄へ侵入させる方法が手っ取り早いかもしれんな」
「かもしれないですねぇ」
沈黙を守っていた土方と永倉。

そりゃあ二週使って白石の脱獄テクニックのすごさを聞けば
白石に網走監獄に潜入させる方法が早いという方法に傾倒するだろう。

そう思わせるだけの実力は感じられる。

「しかし樺戸集治監といえば……」と永倉。
「あの時は心臓が止まるかと思いましたな」場面は過去、雪の降る樺戸集治監へと転換。

「先生」「また来年もよろしくお願いします」と看守。

「では良いお年を」と永倉。
剣術の講習に来ていたようだ。

門を開けて入ってくる囚人が縦列と、
帰ろうとする永倉がすれ違うその瞬間。

「ガムシン…」

振り返る永倉。
「なんてことだ……」
「土方さんあなたですか?」

永倉と土方

そこには三度笠の下から鋭い視線を永倉に投げる土方歳三がいた。

そういえば土方は監獄に入れられていたんだった。

網走にいたわけだけど、樺戸にもいたんだなぁ。

これは奇跡的な邂逅と言えるだろう。

次号に期待。

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