ゴールデンカムイ最新第229話完璧な母ネタバレ含む感想と考察。第228話あらすじ。鶴見中尉からの命令に従えない! 谷垣のとった選択とは。

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第229話 完璧な母

前話第228話 シマエナガのあらすじ

はぐれる杉元

杉元たちは刺青囚人海賊房太郎の追跡のために平太が持っていた砂金サンプルの包みに書かれていた採取場所の空知川へと向かうべく、雪山を歩いていた。

一行の行く先は、徐々に霧が濃くなっていく。

一旦近くのコタンに戻って霧が晴れるまで待とうと提案するアシリパだったが、杉元は大丈夫だよと先へ進もうとする。
その時、杉元は足元から何かの鳴声がすることに気付く。

鳴声の持ち主は北海道で、しかも冬にしか人前に姿を現さないという小鳥シマエナガだった。

杉元は羽を怪我しているらしきシマエナガを手に乗せて、アシリパがこの鳥のことを『ウパッチリ(雪の鳥)』と呼んでいたと呟き、アシリパに同意を求めようとする。



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しかし濃霧は杉元とアシリパたちを分断していた。
互いの声は聞こえるが、姿は見えない。

アシリパの声のする方に向かう杉元。
しかし緩めの斜面に足をとられ、そのまま徐々に、ズルズルと下へ滑り落ちてしまい、アシリパ、白石、ヴァシリからさらに離れてしまう。

杉元は斜面を登って元の場所に戻ろうと考える。
しかし直りかけとはいえ、骨折した腕でそれを実行するのは難しいと判断して回り込んで別のところから登ろうと、その場を離れていくのだった。

その頃、アシリパは杉元の足跡を辿ればすぐに再会できると考えていたが、一向に足跡が見つけられずにいた。



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アシリパの知恵

さらに霧は濃くなり、先が見えなくなって杉元は焦り始める。これ以上動かない方が良いと判断した杉元は、このまま日が暮れてしまうので、冬山で一夜を一人で過ごすのかと不安を覚えていた。
しかしすぐに、自分の肩に乗せているシマエナガに、君がいたね、と謝る杉元。

杉元は岩場にもたれかかった状態で倒れている木を発見し、そこで一夜を過ごすことを決める。
火を岩に反射させて暖かくして過ごすべく、杉元は薪を集めに向かう。
すぐそばにある立ち枯れた木では、すぐに燃え尽きて灰になってしまう。
なので杉元は煙を多く出す生木を探していた。

杉元は使える木を見つけて、鉈代わりに銃剣を使用する。
本来銃剣は刺突が主たる用途であるため、切れ味は非常に鈍い。
しかしアシリパからチタタプするために研いでおくように言われていたため、杉元の所持している銃剣は指を落とせるほど切れ味が鋭くなっていた。



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薪をとってきたが、そのまま雪の上で火をくべれば水によって火が消えてしまう。
それを防ぐためにアシリパからナナカマドという非常に燃えにくい木を並べるか、もしくは何でも良いので木を並べて、その上に川の砂をかけた上で薪を燃やせばよいと杉元は教わっていた。

ただ、近くには川がなかった。
その場合も杉元は対処法として、木の樹皮をとって、それを燃やしたあとに残った灰を川の砂の代わりにすれば薪の下の木が燃えないという知恵を習っていた、

見事に焚火を作ることに成功し、安心する杉元。

「全部アシリパさんから教わったことさ おかげで今俺は生き延びられてる」

杉元はアシリパが持たせてくれた携行食を思い出す。それは茹で栗とマスの筋子を潰したものに調味料として動物の油を混ぜたお団子だった。
それを少しちぎって、たくさん食べていいよ、とシマエナガに与える。

杉元は明日霧が晴れたらアシリパが迎えに来てくれるはずだと確信して、焚火を背にして横になるのだった。
「おやすみ『ウパシ』ちゃん」



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クマの気配

翌朝。

アシリパはまだ来ていなかった。

それどころか、杉元はすぐ近くにクマの足跡を発見する。

足跡の幅からメス、もしくは若いオスであり、さらに子供の足跡がないと分析をしていく杉元。
時期的に穴から出てきたばかりで食うために襲わないが、好奇心が旺盛な若いオスだったらその限りではない。
その場合、杉元はまずいと感じていた。

昨夜を過ごした場所に戻ってきた杉元。



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シマエナガに携行食のかけらを上げながら、もし大きなオスの熊ならどんなに強くても人の気配がすると立ち去るんだ……、と杉元は呟く。
戦争もオッサンたちが最前線で戦えば命令されても誰も戦わなくてグダグダでみんな飽きて還るかも……、と杉元。
「未来ある若者が死ぬのはもったいないだろ?」
そして杉元は寅次と梅子、そしてその子供を思い出す。
「若い奥さんと…小さい子供がいるような奴は死んじゃ駄目だよ あんなに気立ての良い奥さんを残して…」

ヒグマがうろついている霧の中を歩くのは良くないと判断し、杉元はもう一晩、昨夜と同じように過ごし、翌朝アシリパが迎えに来てくれるのを待つことにするのだった。



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究極の選択

霧は全く晴れることなく、1週間が過ぎていた。

当初はのんびりしていた杉元だったが、徐々に不安になっていく。
手の平の上のシマエナガに話しかける杉元。
「え? なに? あのお団子があるうちにここを発てばよかったのに?」

チュピ、と無邪気に小首をかしげながら杉元を見つめるシマエナガ。

「おのれもガツガツ食ってたくせに!!」
シマエナガに指をつきつけて、すごむ杉元。
「羽をムシって貪っちゃうぞ!!」

杉元は、チュリリリ、と震えるシマエナガに、今のは冗談だよ、と笑いかけて、絶対にふたりで生きてこの山から脱出しよう、と決意を新たにする杉元。

そして最後の力を振り絞って、たとえ霧が晴れずとも、熊がうろついていようとも、食料もなく、力も出ないけど出発しようと自らに言い聞かせるように気合を入れる。
「俺は不死身の杉元だ!!」

「…うん」
ふと、真顔になる杉元。



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「ふいいいいい~ごめんなさいごめんなさい…」
杉元は罪悪感に苛まれながらも、首の骨を折ったシマエナガの羽を必死にムシッていた。

過去に京都で食べたスズメの調理方法を思い出しながら、丸裸になったシマエナガの身体に木の棒を突き刺すと焚火であぶり始める。
「内臓はチタタプにして食べよう」
何としても生き残るという悲壮なまでの決意に満ちた表情を浮かべる杉元
「食べて力が湧いてきたらここを出るぞ いただきまぁす!!」
まさに一口目を食べ始めたその時。

「杉元~!!」
すぐ近くでアシリパが杉元を呼ぶ声が聞こえる。

「うおおおおお」

悲痛な杉元の叫びに気付き、笑顔のアシリパ。
「杉元の声だ」



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第228話 シマエナガの振り返り感想

胸糞悪いラスト(笑)

やっぱりゴールデンカムイだった。

今回は杉元とシマエナガの温かい交流の話……とはならなかった。

何か来るだろうな、という予感はあるし、直前に「食べるぞ」と杉元の軽い前フリがあるんだけど、でも笑ってしまった。

秀逸な見せ方だよなー。漫画が上手いとはこういうことだと思うわ。

胸糞悪い映画として名高いミストと同じオチだった。


この映画は面白いし、色々と考えさせられるけど、ラストが胸糞悪いもんは悪い。

すぐ前が見えないほどの濃霧といい、オチの無慈悲さといい、ラストのページのアオリ文といいミストを意識しているのは確実だ。

アマゾンプライムで観れるから観たことない人は視聴する価値あり。



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杉元が常にシマエナガに親し気に話しかけているあたり、途中までは映画キャストアウェイっぽさをちょっと感じていたんだけどな……。


あれは話しかける対象がボールだったけど、シマエナガも話せないという点においては似たようなもの(?)。

こんなに可愛いシマエナガ、それも一週間も一緒に過ごしてウパシちゃんと名付けたにも関わらず、その子を食わなければいけないくらいに杉元は追い詰められていたということだ。
杉元を責めるのは間違い。

しかし「俺は不死身の杉元だ!!」から、一呼吸おいて、鬼気迫る表情で羽をむしってる杉元の流れは何度見返しても笑える。

あとは杉元の名を呼ぶアシリパの声が聞こえた瞬間に焼き上がったシマエナガに食らいつく杉元の表情とその直後の叫びも良い。

「杉元の声だ」と嬉しそうなアシリパさんと、杉元の悲痛な叫びの対比が最高。

まさにアオリ文にある通り、ラスト3ページの衝撃だわ。



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杉元の中に息づくアシリパの知恵

杉元のサバイバル能力がメチャクチャ向上している。
1週間も冬山で野宿とか、1巻の頃だったら間違いなく死んでいた。

そのくらいの危機だったんだけど、犠牲はシマエナガだけで済んだ(笑)。

アシリパさんから教えてもらったとはいえ、それが実際の現場で使えるほどにきちんと身についているレベルになっているのはすごいと思うわ。
それだけ、杉元が素直にアシリパさんの言葉を聞いているということだろう。

冬山では薪はすぐ燃え尽きてしまうのを避けるため、乾ききった木ではなく、生木じゃないとダメとかためになるな~。
この知識が活きる場面に出くわしたくないけど(笑)。



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切る性能がない銃剣をアシリパさんの言葉に素直に従って研いでおいたことが活きてるし、それに、熊の足跡からどのような熊なのかプロファイリング出来ている……。

それにシマエナガの調理方法に関しても、焼き方は以前スズメを食べた時の要領だったけど、内臓に関してはチタタプにして食べることを念頭に置いており、きちんとアシリパさんの影響を感じさせる。
アシリパさんに出会う前だったら内臓は焼いて食べていたか、もしくは捨てていたかも?

「全部アシリパさんから教わったことさ おかげで今俺は生き延びられてる」

感謝してるな~。それに杉元にとってアシリパさんがとても大切な人なんだと伝わってくる。

アシリパさんの知恵が自分の中に息づいているのを確認し、嬉しくなったのかな?

無事にアシリパさんたちと合流した杉元。
杉元たちの海賊房太郎を目指す旅は続く。

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228話の感想記事は上記リンクをクリックしてくださいね。

第229話 完璧な母

憂鬱な谷垣

谷垣は高齢の貴婦人に気に入られ、馬と路銀を得てアシリパを連れ戻す旅を続けていた。

馬を走らせながら、谷垣は自分が杉元を殺せるとは考えられずにいた。
樺太で杉元とチカパシの三人で犬橇に乗って、極寒の中を生き残った時のことを思い出す。

そして、杉元が頭を撃たれても生きていることを思い出し、そんな人間を自分が殺せるのか、さらに、仮に殺せたとしてアシリパが言うことを聞くのか。

谷垣にはいずれも現実感を持って考えることができなかった。

鶴見中尉の命令通り杉元を殺したとして、それはアシリパの幸せには結びつかない。
むしろ杉元の死を嘆き、殻の様のようになったアシリパをフチの元に帰宅させたところで、果たしてフチは喜ぶだろうかと谷垣は自問自答する。

金塊争奪戦が終わるまで何もしない選択も、戦いの終結までの時間が読めないために谷垣にとっては現実的な選択ではなかった。
何よりその場合、インカラマッから産まれる我が子にも会えないと谷垣は苦悩する。

色々考えた末、結局はアシリパを探すしかない、杉元を殺すしかない、と谷垣は半ば諦めに近い境地で馬を走らせるのだった。



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告白

病院。

白衣を着た家永は、インカラマッを診察している。
9か月になり、いつ産まれてもおかしくない、と話しかける。
「そのおなかの神秘的な曲線はあなたを食べても私には作り出せない」

そのセリフに引き気味のインカラマッ。

家永はインカラマッを見ていると妊婦だった母を思い出す、と切り出す。

お腹の膨らんでいた母、そして赤ん坊を抱いた母は聖母のように完璧になるのだろうと、自分が母を追い求めていたことを話し始める。



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しかしある日、階段で足を滑らせてしまい、流産したと家永は続ける。

インカラマッは口を挟むことなく、家永の語りを静かに聞いている。

「わたし…インカラマッさんが産むのを手伝いたい!」

家永の申し出に、はい喜んで、と返すインカラマッ。
インカラマッは、家永は命の恩人だから、と笑うのだった。

「じゃあ胎盤はちょうだいね!!」
栄養があるらしいから、と家永は笑顔でインカラマッの胎盤を要求する。

そんな家永にインラカラマッは再びドン引きするのだった。



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手がかり

夜。

自室のベッドの上でインカラマッは何者かの気配を感じていた。

扉がそっと開き、インカラマッの前に現れたのは谷垣だった。

ひしと抱き合う二人。

「来てくれると分かっていました」
インカラマッは谷垣を見上げる。

時間はインカラマッと再会する前に遡る。

谷垣は網走の病院を離れたところから眺めていた。

この病院からインカラマッがどこに移されたのかを訊ねたら、それががすぐに鶴見中尉に伝わる。
そう考えた谷垣は、思うように身動きがとれずにいた。



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谷垣はインカラマッを危険に晒して彼女を連れて逃げることは、自分のワガママでしかないのではないかと悩んでいた。

そんな谷垣の様子を、すぐ近くの店でイケマの根を噛みつつ店番をしている女性がじっと見つめている。
「……スケベが来た」
女性はそう呟き、谷垣に近づいていく。

「イケマの根?」
谷垣はすぐそばに来た女性に気付く。

「『病院のまわりをウロウロとしてうかがう……お尻とオッ〇イがムッチムチで毛深い熊ちゃんみたいなス〇ベな男……』谷垣さんだね」
女性は谷垣を指差して確認する。

女性は、父親がそこの病院に入院しており、出入りしていた。
そこでインカラマッから『ス〇ベ熊ちゃん』に渡すよう託されていた一枚の絵葉書を谷垣に渡すのだった。

「ここは……!」
絵葉書には小樽港が描かれている。



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危機

インカラマッの絵葉書から、谷垣は見事にインカラマッの現在地を探りあてて、彼女との再会に成功したのだった。

谷垣はインカラマッに、アシリパをフチの元に連れ戻す役目に失敗した自分は、もはや逃げるしかないと切り出し、でも、とインカラマッに正直な自分の気持ちを伝える。
「せめてお前と生まれてくる子のそばにいたかった 危険を犯しても!!」

「私がここに来て欲しいと思って……絵葉書を送ったのだから覚悟は出来てます」
笑顔で即答するインカラマッ。

谷垣は見張りの月島軍曹が風呂に行っている内に、とインカラマッに病院を出る支度を急がせる。

しかしその時、一人の軍人が病院に戻ってきていた。
敷地内にとまっている馬を見つめている。

谷垣は自分とインカラマッがいる部屋に向けて足音が近づいてくる。
インカラマッに静かにするよう促す谷垣。

足音は鋲を打った軍靴によるものだった。

谷垣は廊下に出て逃げるのではなく、自分達がいる二階の部屋の窓から飛び降りたらどうかと考える。
しかし妊娠中のインカラマッを一瞥し、その選択は出来ないとすぐに悟ると、谷垣はピストルを扉に向けて構える。

足音は扉の前でピタリと止まる。



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二発

谷垣、インカラマッ、扉の前に立つ何者か。

いずれもしばらく動きを止めて、沈黙を保っていた。

やがて、谷垣はゆっくりと扉の方に近づいていく。
そっと扉のドアノブを回す谷垣。
それを合図にしたように扉の外の人物は扉を思いっきり蹴る。

勢いよく開いた扉は谷垣の顎を強かに打ち、仰向けに倒れる。

男は谷垣の持っているピストルを蹴り飛ばし、自分のピストルを谷垣に突きつける。
「お前がここに来たということは鶴見中尉の命令を反故にするということだよな?」
月島軍曹は冷たく谷垣を見下ろしながら言い放つ。
「お前の選択だぞ 谷垣一等卒」

谷垣の身体の上に体を横たえるようにして、谷垣を守ろうとするインカラマッ。



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「インカラマッ 離れていろ!!」

家永はインカラマッの部屋のそばに近づいていた。
部屋の外に静かに立ち、谷垣達のやり取りを聞いている。

「これが月島ニシパの正義なら私から殺しなさい」
インカラマッは月島軍曹を真っ直ぐ見つめて言い放つ。

次の瞬間、家永は月島軍曹を背後から襲う。
左手での月島軍曹の頭を抱え、右手で月島軍曹の首に注射を刺す。
「逃げて」
インカラマッと谷垣に呼びかける。

月島軍曹は完全に虚を突かれ、家永の注射をまともに食らっていた。
左手で注射された首に手をあて、振り向きざまに二発連続でピストルを発砲する。

二発の弾丸は家永の胸を撃ち抜いていた。

月島軍曹のスキをついて、月島軍曹の持つピストルを掴む谷垣。



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第229話 完璧な母の感想

家永……

家永まさかの死亡。

いやいや、これはもう確実に死んでるでしょ……。
胸のど真ん中じゃん……。一発食らってもほぼ死ぬであろう箇所に、二発。

月島軍曹がプロフェッショナルだったということだな……。
首に打たれた薬はおそらく筋弛緩剤。間もなく行動不能に陥るはずだが、薬が本格的に効果を発揮する前に確実に敵を倒すべく二発銃弾を撃ちこんだ。

確か何かの映画か漫画かゲームか覚えてないけど、銃で人の息の根を確実に止めたいのであれば一発ではなく二発撃ちこめ、みたいなことを言ってるシーンを見たことがある。

月島軍曹のやったことはまさにそれだわ。焦って必死になって銃を撃った結果に過ぎないのかもしれないが、結果的には家永を仕留めた。

何とか生き残っていて欲しいんだけど、少なくとも一発は貫通してるからな……。
そうなると、仮にもう一発の貫通していない銃弾が実は服の中でアクセサリによって止められていた、みたいな奇跡があったとしてもね……。

撃たれて体が泳いだ状態になった家永の表情が、もう既に虚ろなんだよなあ……。これは流石に即死でしょ……。



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家永は整形を繰り返して若さを保ち続けてきた化物じみた老人だった。
個人的に、なぜか死なないキャラだと自然と思ってたから、結構今回の話の衝撃がでかい。

意外な末路を辿ったキロランケのように、この漫画は誰がどこでどうやって退場するか全くわからないから油断できない。
どの漫画でもそれは同じはずなのにな……。なんでこんなショック受けるんだろ。

あー、現実と同じで、キャラの死に様が割と呆気ないからかもしれない。

死に際に色々と言い残すシーンとか、おかしいわけではないけどね……。
あまり長々と喋ってるのは考えてみればおかしい。

インカラマッは出産したら胎盤を家永に捧げるのだろうか。

自分と夫と、そして子供の命を救ってくれたわけだし、インカラマッならそのくらいやってあげそう。



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谷垣とインカラマッの危機はまだ去っていない

しかし月島軍曹はマシーンのようだ。
てっきり谷垣とインカラマッを見逃すんじゃないかと思ったんだけど、現実はシビアだ。

月島軍曹はこのまま鶴見中尉のために動き続けるのかな。

鯉登少尉に対しての態度を見て、鶴見中尉への忠誠は揺らいできているはず。

だが、まだまだ鶴見中尉を裏切るには至らない。

どこかで目が覚めると思うが、そのタイミングは今ではないということか。

家永のおかげで窮地を切り抜けた谷垣とインカラマッは、次回、逃走に成功するのだろうか。

まだ月島軍曹と谷垣の戦いは続いている。

この戦いの物音に他の兵士が気付き、谷垣とインカラマッは逃げ切れないかもしれない。
そして谷垣はインカラマッを人質にとられ、いよいよ杉元と本格的に戦わされる……なんてことになったら悲しすぎるわ。

次回、どうなるか。

以上、ゴールデンカムイ第229話のネタバレを含む感想と考察でした。

第230話に続きます。

ゴールデンカムイ最新第230話家永カノネタバレ含む感想と考察。第229話あらすじ。...
第230話 家永カノ前話第229話 完璧な母のあらすじ諦め気味の谷垣谷垣は男に絡まれていた高齢の貴婦人を救った礼に馬と路銀を得ていた。馬でどこかに向かいながら、谷垣は自分が杉元を殺せるような冷血漢ではないと考えていた。その脳裏では樺太で杉元、チカパシと一...

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