ゴールデンカムイ最新第204話残したいものネタバレ含む感想と考察。第203話あらすじ。猟のため山に入る前の儀式を行うアシリパ。

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第204話 残したいもの

前話第203話 似顔絵のあらすじ

和解

馬橇で往来を進む親父を、狙撃から身を守るために隠れている鯉登少尉と月島軍曹が、止まれ! と制止する。

しかし鯉登少尉たちの言葉がピンと来ていない様子の親父は馬橇を止めることなく、狙撃を受ける位置を通過していく。

月島軍曹は親父が全く狙撃を受けないのを見て、試しに狙撃手の銃撃を誘おうと帽子を掲げる。

先ほどまでは一瞬で撃ち抜かれたのに、帽子が全く狙撃されないことから、月島軍曹は杉元が狙撃手の元に行ったと判断していた。

その言葉を聞いたアシリパは杉元の行った方向へと駆け出す。
(杉元…!!)

狙撃手ヴァシリを制圧した杉元は、彼の胸元にあったいくつもの尾形の似顔絵を畳の上に並べていた。
尾形に依頼されて襲ってきたのか、尾形はどこにいるのか、と似顔絵を見せながらヴァシリに問いかける。

ヴァシリは日本語で問いかけてくる杉元の言葉が分からない。

しかし彼なりに杉元の言わんとしていることを察したのか、自分の似顔絵を描いた紙を杉元に見せて、それと尾形の絵を何度かぶつけ合わせる仕草を見せたあと、自分の似顔絵を手放す。


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「なるほど」
ヴァシリのジェスチャーで杉元は彼が尾形と戦って負けたこと、そして尾形を捜していることを理解するのだった。

ヴァシリは白石、アシリパ、キロランケの絵を畳に置き、白石の絵を指でトントンと指して見せる。

白石とアシリパがいたから尾形も一緒にいると思って襲ってきたのだと知り、杉元は、この二人は関係ない、と白石とアシリパの絵を尾形の絵から離すと尾形の絵に拳を振り下ろす。
「悪いのはこいつだ!!」

それに倣って拳を振り下ろすヴァシリに、そうだいいぞ、と杉元。

杉元は自分も尾形に頭を撃たれたと言って、その説明のために絵を描き始める。
描き上がった絵はヴァシリの絵とは比較にならないほどクオリティが低いものだった。

杉元はその絵を見せながら、尾形がキロランケと組んで自分とのっぺらぼうを撃ったと日本語で説明する。

ヴァシリは杉元の絵と自分で描いた蜘蛛の絵を並べる。
頭を撃ち抜かれた瞬間を描いたつもりの杉元の絵が、ヴァシリには蜘蛛に見えていたのだった。


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杉元は、違う! 蜘蛛じゃない、と否定して、再び似たような低クオリティの絵を描き始める。
それは人間の頭に矢らしきものが刺さっている絵だった。
日本語でアシリパの矢が尾形の目を射ったこと、尾形の死でアシリパを汚したくなかったから自分が彼の目をえぐって助けたことを説明する。

「アシリパさんが見ている世界に俺もいると思うとなにか綺麗なものになった気がして救われる」

杉元たちのいる家屋に到着していたアシリパは、杉元のヴァシリへの説明を部屋のふすま越しに聞いていた。

「杉元なにやってんだ!?」

遅れて到着した谷垣たちが見たのは、お互い子供のように畳に伏せてお絵かきに興じる杉元とヴァシリだった。

ヴァシリと一緒に外に出た杉元たち。

アシリパはヴァシリを、国境で待ち伏せてキロランケを狙ったロシア兵だと説明する。


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「(この男は死んだ)」
右手のキロランケの似顔絵を見せる月島軍曹。
「(この男も逃げて行方はわからない)」
左手の尾形の似顔絵を手放す。
「(我々は子供を取り返しに来ただけだ 皇帝殺しには無関係だ)」

「ロシアの兵隊さんよお 次に人を探すときはまず本人がいないか聞け」
松葉杖をついた白石が怒りを爆発させる。
「人の脚を撃ち抜く前になぁ!!」

「なんか言うことねえのかよ!! ロシア語には謝罪の言葉は無いのかねぇ」

ヴァシリが口元を覆っていた布を開く。

ひ~、と悲鳴を上げて顔を歪める白石。

傷のせいでうまく話せないらしい、と杉元。

「はやくロシアに帰れ バカアホ」 
白石がヴァシリに捨て台詞を吐き、犬橇が出発する。

ヴァシリは、遠くなっていく杉元たちの犬橇を見送っていた。


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道連れ

犬橇は順調に雪上を進んでいく。

ヴァシリが街で盗んだらしき馬に乗って追跡してくるのを確認した白石が不安そうに呟く。
「皇帝殺しの仲間だってまだ疑ってんのかな? キロちゃんが死んだのも嘘だって…」

似顔絵がキロランケの手配書の裏を使って描かれていたので、もうキロランケには興味がない、とアシリパは白石の不安を否定する。

自分達と一緒にいれば尾形に会えると思っているのか、と白石。

二人のやりとりを聞いていた杉元は、ヴァシリは尾形と自分のどちらかが死ぬまでやり合うつもりなのだろうと会話に入る。
「『死んでないなら負けてない』って」

犬橇は進む。

尾形がまた戻ってくると思うか? というアシリパからの問いに、杉元は、アシリパが暗号を解く鍵ならその可能性はあると答える。


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アシリパはしばし沈黙した後、自分が暗号を解く鍵にもかかわらず尾形が自分を殺す素振りも見せたと呟く。
「本当に金塊が欲しいんだろうか…」

「引っ掻き回して遊んでるだけなのかもしれねえな」
途中、杉元たちはスヴェトラーナからの伝言を伝えるために燈台守の夫婦の元に立ち寄っていた。
スヴェトラーナからの手紙に涙する夫婦。

杉元とアシリパは燈台で会話を交わしていた。

すべての真相を知るであろうソフィアを探しに大陸に行きたいが、アシリパを連れ戻すのが最優先の月島軍曹たちにはどうでもいいことであり、谷垣の目的もまたアシリパをフチに会わせて元気にするためだと杉元。

アシリパは、キロランケと同様に、大陸で仲間を集めたら日本へ渡る計画を持っていたソフィアがこのまま大陸に逃げる人ではないと確信を持っていた。


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希望と復讐

ロシアの日本海沿岸の港町で、岩息はコートを着た丸坊主の男たちと殴り合っていた。

「お前ら引っ込んでな!!」
岩息を倒そうと息巻く男たちを制して登場したのはソフィアだった。
咥えているタバコの煙を鼻から勢いよく吐き出す。
「来いよ あたしがこいつらの親分だぜ」

男たちの間で上がるソフィアコール。

「すみませんが男性だけにしてくれないか?」

女性とのケンカを避けようとする岩息の言葉に、ソフィアはタバコを吐き捨てる。
「やさしい男嫌いダヨ みんな死ぬカラ」

ソフィアの右フックの直撃を食らう岩息。
体ごと大きく傾いた岩息の顔目がけて今度は左ストレートを振り抜く。
ソフィアからの手痛い連撃を受けよろめいた岩息。
しかしその表情は輝いていた。
「世界は広い!!」

胸を露わにするソフィア。


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「手加減出来ませんッ」
ソフィアの顔に一撃入れる岩息。

しかし今度はソフィアのアッパーが岩息の顔を跳ね上げる。

互いに一歩も退かない撃ち合いに、盛り上がる男たち。

銃声が響く。
それはスヴェトラーナによるものだった。
そこまでにしてソファア!! と天に向けていた銃口をソフィアに向ける。
「その用心棒を壊されると私が困る」

そこで初めてスヴェトラーナに気づくソフィア。

殴り合いを終え、ソフィアと岩息は向かい合って会話していた。
「ガンソク 気に入った ワタシ一緒にコイ」

それに対し岩息は、自分たちは西のロシアの首都に行きたいのだと答える。
「たくさん人がいれば強いヤツもたくさんいる」

「ソフィアはこれからどこへ?」

スヴェトラーナに問われ、ソフィアが答える。
「私達の希望と復讐のために北海道へ」


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第203話 似顔絵の振り返り感想

ヴァシリ同行

どうやらヴァシリは尾形にリベンジを果たすべく、杉元たちに同行する模様。

北海道へ帰る上で意外な道連れが出来たなぁと思った。

まさか再登場して、ゲストキャラ扱いになるとは……。
確かに敵ながら格好良くて印象に残るキャラだった。

この感じだと北海道にもついてきて、いつの間にか杉元たちと仲良くなってそう。

杉元たちとの旅の中で、一体どんな関係性が出来、さらにどんなキャラが付加されていくのか楽しみだ。

どうやらヴァシリの下顎を見た白石がビビっていたように、残念ながら彼のあの端正な顔立ちは、尾形の銃弾に奪われてしまったようだ。どんなヒドイ傷なのかは今のところ読者には見せない方針っぽい。


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ただ、ヴァシリの尾形への想いにそこまで後ろ暗いものがあるように感じない。
傷を負わされた復讐というよりは、あくまで一人のスナイパーとして、そして男として尾形に勝ちたいという純粋さから動いている感じがする。
本来、ロシア兵として祖国から課せられたキロランケ殺害という目的を放っておいて尾形を追っていることからも、それは言えるのではないか。

杉元とヴァシリの間で微妙に意思疎通が出来てたのは笑ったなぁ。
絵でコミュニケーションを図っている様子がまるで子供同士のお絵かきみたいでかわいかった。

同時に、ヴァシリが今後、杉元たちと協力しあう関係性になる可能性を見た気がする。

尾形がスナイパーとして復活するかはまだわからないから、ヴァシリとのスナイパー対決再び! となるとは限らないかな……。

失った眼は利き目だっただろうし、次に杉元たちの中の誰かが尾形と戦う時は尾形の戦闘スタイルが変わっているかも……。


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わからない尾形の目的

やはり杉元やアシリパも尾形がこの金塊争奪戦に参加している理由を測りかねているようだ。

「引っ掻き回して遊んでるだけかもしれねえな」

これは勘でしかないけど、杉元の言葉は全く的外れではない気がする。
でも同時に、ドンピシャの正解ではないだろうなとも思う。それだけでは足りない感じがするというか……。

次に尾形が登場するのがいつか、そしてその時にはどんな変貌を遂げているのかが楽しみでならない。

杉元たちから逃げた際の尾形からはそれまでには見られなかった狂気を感じた。
再登場の際は、その隠し切れない狂気が容貌で表現されているのではないかと期待している。


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ソフィア再び

ソフィア・ゴールデンハンド参戦! ってスマブラ感満々のアオリに笑った。

次回予告が乳で隠れてるのとか遊び過ぎ(笑)。
そして見れても全然嬉しくない。

岩息と正面から殴り合えるとか強すぎるだろ。

次にアシリパと会う時、一体どんな情報が彼女から齎されるのか。

「私たちの希望と復讐のために北海道へ」

希望と復讐……。

希望はアシリパの事で、復讐は殺されたウイルクの? と直感で思った。

でもそれだけでは足りないだろうな。
特に後者に関してはもっと国とか民族とかを背景にした、壮大な動機があるような気がしてならない。


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もしソフィアがウイルクの意思を継ごうとしているなら自然とそういう方向に流れていくんじゃないかと思う。
彼は非常に大局観に優れた人物だったと思う。そしてソフィアはそんな彼を深く愛していた。
だから彼女の言う復讐の中に、ウイルクへの想いは含まれているのではないかと予想する。

そして希望もまた、ウイルクが関係している?
多分、アシリパのことじゃないかな。

まだソフィアはアシリパに自分の持っている情報の全てを話していない。

それをアシリパに伝えた時、金塊への道が見えて来そう。


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アシリパはウイルクの記憶を思い出し、既に刺青の秘密を解く鍵に気づいているっぽい。
でもそれだけではまだ金塊には至らないのだろう。

もし岩息がソフィアの後追いで北海道に行くとすればスヴェトラーナを目的地に送り届けた後かな?
いやそこで強い奴と戦うためにしばらく滞在するのかな。その場合、もう当分出て来ないのか……。

確かサンクトペテルブルグだったけ。
そういえば今のロシアの首都ってモスクワじゃなかったっけ? と思って調べてみたら、1917年までロシアの首都はサンクトペテルブルグだったようだ。

もし岩息が北海道へ帰ることがあったら、杉元との再会が一番楽しみ。

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第203話 似顔絵前話第202話 狙撃手の悪夢のあらすじ白石の足掻き銃弾の飛んできた方向へ向けて杉元が駆けていく。狙撃を避けるために犬橇の陰に身を隠していた月島軍曹が、杉元の行動に気づく。鯉登少尉は、自分たちを狙っている尾形が、杉元のことを見落とすことに...

203話の感想記事は上記リンクをクリックしてくださいね。

第204話 残したいもの

豊原

樺太を順調に南下していた杉元たちは、豊原に滞在していた。
鶴見中尉が迎えに来るのは大泊だったが、それまでに二週間空くので、大きな街である豊原でしばらく自由な時間を過ごすことになったのだった。

町外れを歩く谷垣とチカパシの前に樺太アイヌの男2人が近付き、どこから来たのか、誰なのかと問う。

それに対してチカパシは南の北海道から来たことや、谷垣は自分のおじさんであるとアイヌ語で答えて、一言付け加える。
「ノキヒ ポロ(金玉が大きい)」

その一言に相好を崩す男たち。
警戒を解いて谷垣とチカパシの前から立ち去っていく。


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チカパシは樺太に来て以来、樺太アイヌたちに対して随時このような対応してくれていた、
そのため谷垣は、自分たちが大して警戒されずに済んだとチカパシに感謝していた。
会話の度に金玉ネタを使うので、樺太中のアイヌに俺の金玉がデカイと知れてしまった、と谷垣。
しかし樺太に着いたばかりの時に、チカパシとリュウを追い返さなくて良かった思っている、とチカパシに感謝を述べるのだった。

チカパシは、北海道でも家族のフリがうまくいった、と呟くと、インカラマッのことを思い出し、彼女が元気になったかどうかを気にしていた。

それに対して、元気になってる、と即答する谷垣。
「帰ったら会いに行こうな」

「チカパシ…」
会話している二人の背後からエノノカが声をかける。
「帰るの?」

「…え」
エノノカの真剣な様子を前にして、わずかに戸惑うチカパシ。


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山に入る前のお祈りの儀式

その頃、杉元と一緒に林の中を歩いていたアシリパはクズリの足跡を発見していた。

足跡を前にして、自分はクズリに会えなかったと呟くアシリパ。
せっかく樺太に来たんだから杉元もクズリの脳みその味を知りたいよな? と言って、クズリを獲ることを決めるのだった。

脳みその味なんて全部一緒でしょうが、とツッコミを入れる杉元。

アシリパは山に入る前のお祈りの儀式を始めようとしていた。

カロプ(火打ち用具入れ)からカラパシ(きのこを炭にしたもの)を入れてあるカラパシシントコ(火つけ炭入れ)を出す。
その上からカラスマ(火打ち石)にカラカニ(火打ち金)を打ち付けて発生した火花を落としていく。

そうして出来た火種をチキサニ(ストロー状になっている木の根)を使い、シラカバの皮へと移していく。

「新しいアイヌの女なのにそういう儀式はいつも大切にするんだな」
厳かな儀式を前にして、笑顔で声をかける杉元。


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アシリパは、この儀式には山での数々の危険に備えるために、気を引き締める効果があるのだと思う、と答える。
ただ、今現在はマッチがあるので、これらの道具を使うのは猟に出る時くらいになってしまったと付け加えて寂しそうな表情を浮かべる。
「どうすれば残せるんだろう」

そんなアシリパの様子の変化に杉元が気付く。

二人が会話している様子を、少し離れた場所から月島軍曹が双眼鏡で観察していた。

月島軍曹は、ふと双眼鏡から目を外してすぐ隣に視線をやる。
そこには自分と同様に杉元たちを双眼鏡で観察しているヴァシリがいた。

ヴァシリもまた双眼鏡から視線を月島軍曹へと移す。

「(ロシアに帰れ)」
どこか得意げな表情で見つめてくるヴァシリに無表情で告げる月島軍曹


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撮影班

「アイヌの子供!!」
唐突に杉元たちの前に現れたのは二人の男だった。

先頭の男はアシリパが行っていた儀式に興味を示すと、もう一度最初からやってみてくれないか、と要求する。
その後ろの男は、三脚付きのカメラを持っている。

「何だよお前らいきなり…」

杉元の問いかけに男は答える。
「撮影だ 活動写真の」

なんだそれは、とアシリパ。

しかし男が質問に答える前、突如その背にクズリが落下する。

「出たーッ」
叫ぶ杉元とアシリパ。

男は、なんだこいつは、と慌てるばかり。

「引き剥がせッ 毒矢で射る」
アシリパは矢筒から矢を取り出す。

カメラを抱えていた男は三脚を立てていた。
これから始まるクズリ猟への期待か、その表情は活き活きとしている。


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杉元は男の背に乗っているクズリを掴み、引き剥がして放り投げる。

しかし息をつく暇はなかった。
アシリパの背後からさらにもう一匹クズリが接近しているのに気づき、杉元は急いでそれを知らせる。

アシリパは振り向くと、弓につがえていた矢を接近中のクズリに向けて放つ。
その矢はクズリの背中に刺さる。

間髪入れず、今度は杉元が放り投げたクズリがアシリパに迫っていた。
アシリパはまだ次の矢を矢筒から取り出したばかりで、弓につがえていない。

ダァァンッ

杉元が素早く放った銃弾はクズリに命中する。

「すばらしいッ いまの撮ったか!?」
男は興奮した様子で横たわっているクズリに近づいていく。

「近づくなッ まだ毛が寝ていない」

杉元が注意したのと同時に、起き上がるクズリ。

アシリパはすかさずクズリに向けて矢を放つ。

猟の様子を、カメラを構えていた男がカメラのレバーを回して撮影していた。


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シネマトグラフ

杉元は、やはりクズリの脳みそも他の動物と一緒の味に感じると無表情で感想を述べる。

そんな杉元に、クズリ食べられて良かったな? と声をかけるアシリパ。
笑顔を浮かべながら、脳みそを匙で掬う。
「ヒンナヒンナだな?」

杉元は男たちに、ここで何を撮っていたの? と尋ねる。

男は、樺太アイヌの撮影をしていたが、はぐれたと答える。

「それは写真とは違うのか?」

アシリパの問いに男は、この機材がシネマトグラフであると答える。
何枚も連続して写真を撮影することで時間の流れは人の動きの変化などといった情報を、1枚の写真よりも多くのことを記録できると説明する。
「我々はシネマトグラフを使ってアイヌ文化をたくさん記録してきた」

その言葉に何かを思いついたような表情のアシリパ。


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第204話 残したいものの感想

チカパシのコミュ力

どうやら杉元たちは樺太の旅でチカパシのアイヌ語によるコミュ力に救われていたようだ。

確かに、適度な下ネタは心の距離を一気に縮める。
しかし谷垣の金玉がデカイという鉄板ネタがあったとしても、警戒心を抱いている地元民の心を開くためにはそのネタだけでは足りないだろう。

チカパシが子供であることや、アイヌ語が喋れるのはもちろん大きな要因だろうけど、やはり、おそらくまだ小学生程度の子供にしてはしっかりしていると思う。

地元民との不要なトラブルもなく、杉元たちはかなり助かったに違いない。

チカパシも、そして犬のリュウも樺太編で戦闘にほぼ参加していないのに活躍する場面はいくらかあった。
谷垣が言うように、彼らは帰さなくて正解だったと言える。

樺太アイヌたちの間に谷垣の金玉のデカさが伝わってしまっているようだが、別に気にしていない様子の谷垣が面白い。
嫌がってたり喜んでたりするよりも、こうやって淡々とした態度の方が笑える。

あとそれが通じるのは、チカパシのコミュニケーション力もあるんだろうな。


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文化を記録

アイヌ文化を記録してきた男たちが、なんとアシリパが儀式をどう伝えていったらいいのかと苦悩を見せる実にジャストなタイミングで現れた。

これまでアイヌ文化をたくさん記録してきたのであれば、当然アシリパが儀式を撮影して映像を残してくれと申し出れば男たちは喜んで撮影してくれることだろう。

彼らは学者か何かかな?
金を持て余した民間人だとしても面白い。

1895年に発明されたというシネマトグラフは、きっと明治大正くらいの時代ではまだまだ数自体が少なく、貴重だったんじゃないかな……。

実際、アシリパさんはシネマトグラフを初めて見たようだ。

アシリパさんが儀式の撮影をお願いするより先に、実は既に男たちが儀式を最初からやってみてほしいと言っていた。

おそらく次回はアシリパさんが儀式をやっている一部始終を撮影されるのだろう。

彼らとどんなやりとりがされるのか楽しみ。

以上、ゴールデンカムイ第204話のネタバレを含む感想と考察でした。

第205話に続きます。

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第205話 シネマトグラフ前話第204話 残したいもののあらすじ自由時間鶴見中尉が2週間後に大泊まで迎えに来るので、しばらく大泊の北にある大きな街、豊原に滞在することになった杉元たち。町外れを歩いてる谷垣とチカパシの元に樺太アイヌの男2人が近付いてくる。男...

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