ゴールデンカムイ最新第176話それぞれの神様の感想(ネタバレ含む)と考察。土方チームV関谷決着。亜港監獄ソフィア脱獄作戦の準備が開始。

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前話第175話 繭のあらすじ

牛山から得たヒント

氷の湖面に空いた穴から顔を出した牛山を門倉が助け出す。

どこにいたのかと問いかける門倉。

牛山は、気づいたら氷から頭を出してた、と震えながら答える。

そして精力剤だと女郎に言われて何かを飲まされたのが関谷の買収によるものなのかと呟く牛山。

「チンポ頭野郎が!!」
門倉がツッコむ。

門倉は牛山が脱いだ上着から繭が零れ落ちるのを発見し、摘まみ上げる。
土方の目撃された現場にあったことを思い出し、牛山の背広から出てきたことが繋がって門倉に一つの結論を齎す。
「謎は深まった!!」
裸の上に着ているコートのみをはためかせ、ポーズを決める。


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蚕の繭だろ、と冷静にツッコむキラウシ。
キラウシは、牛山が捕まっていた場所で偶然服に入った可能性をする。
そして冬は蚕業のシーズンではないため、蚕業を営む建物には誰もいないことがあると続ける。

「それだぁ!!」
門倉が叫ぶ。
「点と点がひとつの線に結ばれた!!」

キラウシは近辺にある蚕業農家のある方向を指さす。

門倉は、時間がないから手分けして関谷を捕まえる、と弾かれたように飛び出していく。


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発見

スコップを片手に建物から出てきたところを、門倉は小刀を関谷の顔に突きつけ、片方の手で関谷を壁に押し付けるようにして捕まえる。
「土方さんはこの中だな? いますぐ案内しろッ」

関谷は全く慌てる様子もなく、無表情で門倉を見つめる。
「よくここがわかったな 門倉看守部長どの」

余裕たっぷりの態度の関谷に、門倉は小刀を突き立てたまますごむ。
「名探偵門倉を舐めんじゃねえ」

こっちだ、と関谷は門倉の脅しを全く意に介することも無く、落ち着き払った様子で建物の中に入っていく。

ちょうど今試していた、と関谷が門倉に示したのは、「種繭雌雄鑑別器」と呼ばれる蚕の雄雌を繭の重さで判別するための機械だった。


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試練

関谷はこの建物は「蚕種製造所」という、蚕の品種改良及び、大量生産した卵を養蚕農家に販売するための施設なのだと説明する。

まず幼虫を育成し、繭を作るようになった時点で機械でその雌雄を判別して分ける。
そして成虫になったところで一斉に交配させて厚紙に卵を産みつけさせる、とこの建物で行われる各工程を説明する。

そして関谷は、今居る建物はその工程順に分かれており、部屋数は隣の家屋と合わせて10個以上あると前置きしつつ、種繭雌雄鑑別機のレバーをくるくると弄ぶように回す。
「そのどこかに土方歳三は埋まっている 門倉看守部長どの あんたに試練を与えよう」

種繭雌雄鑑別機の繭を置く部分全てに繭を置き、その中には毒入りと無毒の丸薬をそれぞれ対角線上に置く。

門倉が選んだ丸薬の対角線上にある繭の丸薬を関谷も飲む。

そうすることで、どちらかが毒を飲めば片方は無毒の丸薬を飲むことになる。

関谷は自分が毒を飲めば土方を埋めた場所を教えるし、逆に門倉が毒を飲んでも生き残った関谷が土方を助けると門倉に勝負を持ちかける。


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門倉は正座している関谷の腿に勢いよく小刀を突き刺す。
「ヒジカタさんはッ どこにいるんだぁ!!」

「経験上 棺の空気はもう残ってはいない もってあと30分…」
門倉を真っ直ぐ見据えて答える関谷。

関谷は、自分は意志を持つ人間の運命に興味があると前置きし、門倉に呼びかける。
「あんたの行く道が正しければ運命は俺なんかじゃなくてあんたを生かすはずだ」

刺青にも金塊にも興味がないんだな、と門倉。
「それに群がる俺たちが狙いだったのか」


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門倉は揺れながら回転する種繭雌雄鑑別機をじっと見つめながら考えていた。
関谷の行動原理が”試練”と関谷が呼んでいる命をかけた運試しであること。
そして、自分がこういう時に必ずハズレを引く星の下に生まれたということ。

(たとえこの中の一個だけが毒だったとしても俺は引く自信がある!!)

(でも…)
門倉は、ゆっくりと回ってきたうちの一つの繭を手に取ると中の丸薬を取り出して口に入れる。
(そうだとしても俺の命と引き換えに土方さんが生きるのなら…)

関谷も、門倉の選択した対角線上にある繭の丸薬を飲むと繭をぎゅっと掌に握り込む。

「……」
その様子をじっと見つめる門倉。


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決着

「ある日曜日の朝だった…」
関谷は静かに語り出す。

関谷はその日、幼い娘と家に帰る途中だった。

しかし突然爆発が起こり、失った意識を取り戻した時には、傍に頭と足の先が弾けて倒れていた娘の姿があったのだという。

関谷は、少し時間を経て、ようやくそれが雷によるものだと理解したのだった。

関谷は淡々と言葉を重ねていく。
「どうして娘が選ばれたのか… どうして俺じゃなかったのか」

「『運』とは神の意志なのか… 俺のような人間を生き残らせるということは神など存在しないのではないか?」

関谷と向かい合って座っていた門倉の顔は真っ青になって、顔中から脂汗が流れていた。

その症状を見て、関谷は事も無げに呟く。
「10分で効き出したということはトリカブトだな」


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門倉は苦しそうに言葉を振り絞る。
「約束は…守れよ…土方さんを…」

いますぐ掘り起こす、と立ち上がる関谷。

「俺は…死ぬまで…どのくらいかかる?」

「数時間は苦しむ」
関谷はスコップを片手に土方の元へ向かう。

「冗談じゃねぇや…」
門倉はうつ伏せに倒れると、種繭雌雄鑑別機に無造作に手をかけて、床に繭を落とす。
そして、落ちた繭から丸薬を二個取り出して飲み込む。

(土方さん 申し訳ないです お供できるのはここまでです)


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床下に埋めた土方の棺を掘り出す関谷。
「土方歳三はまだ使えるな フグ毒が効いてるうちに移動させよう」

「次はあのアイヌか牛山にもう一度試練を与えるか」

次の瞬間、棺の蓋を勢いよく持ちげて現れた土方が左手で関谷の喉を鷲掴みにする。

フグ毒はトリカブトの毒と同時に摂取すると毒の効果が拮抗して作用を抑制し合う。

関谷の持ちかけた”試練”の際、フグ毒を飲んでしまった土方は、薄れる意識の中でフグ毒の致死量を下回る量のトリカブトを意図的に飲んでいたのだった。


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そしてまた門倉も、死を早めるために飲んだつもりの二つの丸薬が実は、門倉を長時間苦しめた後に殺すはずだったトリカブトの効果を打ち消す量のフグ毒だった。

関谷を捕まえた土方は、傍らにあった包丁を掴み上げて関谷の首に近い左肩から、関谷の左耳を切断しながら深々と切り込む。

「若い頃に薬売りをやってた経験が役立つとはな… この時代を生き抜くには運だけでは事足りん」
土方は関谷を真っ直ぐ見据える。

「あれ… なんかおさまったみたい」
ケロっとした表情でその場に座っている門倉。


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第175話 繭の振り返り感想

門倉の強運改め凶運

前回までは、「門倉看守部長どの、完全にコメディリリーフだな(笑)」と思っていた……。

その存在感は白石に近いものがあったし、このまま土方サイドにおける白石のような立ち位置の癒し的な役割になっていくのかなと……。

今回の話の門倉はかっこよかった。
関谷の膝に問答無用で包丁を突き立てた時の剣幕は迫力があったし、自分の悪運から、こういった運頼みの勝負は分が悪いとはっきり自覚しながらも、土方の為に潔く勝負を受けた。

予想通り毒を食らってしまったけど、やはり最後には、強力な悪運の持ち主という設定を活かしたオチになったわけだ。


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最後に別の薬を飲んだのはこれ以上苦しまずに死を早めるつもりだったわけだけど、自分が門倉だったら、例えこのままなら死ぬと分かっていても、目の前の丸薬が毒である以上、怖くて飲めないかもしれない。
半数が無毒の丸薬であること、なるべく効き目を良くして早く死のうとしたことから門倉は二個丸薬を口にしたのだろう。

心の中で土方に別れを告げながら丸薬を飲み、潔く逝こうとした結果、偶然に生き残ってしまったわけだ。
丁度打ち消し合うだけの量を偶然のんだという奇跡のような切り抜け方に笑った。

フグ毒とトリカブトを同時に摂取すると毒の効果が拮抗しあうとか初耳だったなー。
ネットをちょっと調べてみたら関連するページが記事がいくつかあった。
その中には、抑制はするが拮抗はしないみたいなことを言っている人もいたけど……。

自分はあまり他のネットの反応とか見ないんだけど、172話の時点でフグ毒とトリカブトという単語が並んでいたし、今回の175話が掲載される前から、この土方や門倉による”試練”の切り抜け方を予想していた物知り且つ勘の良い読者はいたんだろうな。


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関谷が”試練”を与える理由

関谷にとっては”試練”を与えることだけが望みであり、刺青人皮なんてどうでも良かった。

娘を落雷で亡くすという哀しい事故が、関谷を狂わせていたんだなぁ……。
調べてみたら、雷に撃たれる確率は1000万分の1、雷に撃たれて死ぬ確率は400万分の1。
こんな不運な死なれ方をされたら神はいるのか云々と思い悩み、その存在を疑うのも当然かもしれん。

前回の関谷にも異様な迫力があったけど、金欲しさのような俗っぽい理由ではなく、確固とした行動原理があったからだったのか……。
関谷の生き方はあまりにも虚しいと思った。
元々、彼は長く生きるつもりはなかったのかもしれない。

門倉との勝負のあと土方を掘り起こしに向かう関谷は、門倉に約束した通り土方を解放するのではなく、今度は土方を餌にキラウシか牛山に”試練”を与えようとしていた。

土方から反撃を食らったのは、その罰でもある。
――いや、そもそも土方をはめようとした時から関谷の命運は尽きていたということだろう。


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運は土方に味方した

やはり土方はどこまでもクールだった。

172話の関谷と土方の勝負の場面を読み返してみたら、土方が倒れた際に、確かに繭は二つ転がっていた。
それぞれに入っていたのはフグ毒とトリカブトということか。

関谷は8つある繭の中に、フグ毒、ヒ素、トリカブト、ストリキニーネの4つを入れて土方に勝負をもちかけた。
土方はすぐにその中からフグ毒とトリカブトの丸薬を見分け、毒の効果を打ち消すために両方を飲んだということなのか……。

「この時代を生き抜くには運だけでは事足りん」と土方は言っていたけど、若い頃に薬売りをやった経験自体も、土方の運の一環と言えるのかもしれない。

そういった意味では土方の運に敗れたわけだから、関谷も満足だろう。

結局、土方は勝負強い。
幕末はもちろん、その後の動乱も生き抜いたという設定だし、主人公でもおかしくないキャラだな。

年齢は全く違うけど、ジョジョの承太郎を彷彿とさせるパーフェクトっぷりを感じた。マジでかっこいい。


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前話第174話 湖の中心で突っ走るのあらすじ 罵り合い門倉とキラウシは関谷の元へと急いでいた。 しかしすぐに体力の尽きた門倉は足を止める。ゼーゼーと激しく呼吸をする門倉。「ちょっと…キラウシ……いったん休も?」足を止め、前を行くキラウシを止める。 ...

175話の感想記事は上記リンクをクリックしてくださいね。

第176話 それぞれの神様

関谷が土方に見た”奇跡”

関谷は、毒を飲んで意識を失っていたはずの土方から包丁による斬撃を深々と食らい、建物の外へとふらふらと出ていく。

関谷にとっては、土方がフグ毒を飲んだことを知って、すかさず飲んだ毒の致死量を相殺する程度の量のトリカブトを飲み、中和したことも、そしてそもそもトリカブトをヒ素、ストリキニーネという毒薬も混じった丸薬の中から見つけて飲めたことも信じられなかった。

土方から受けた傷は致命傷だった。関谷は間もなく地面に仰向けに倒れ込む。

土方は倒れている関谷の近くで、血の付いた包丁を持って関谷を見下ろす。
土方の行動に驚いている関谷に、土方は飲まなければ確実に死ぬ状況下ならば助かることに賭けて丸薬のどれかを飲むしかないと説明し、結論を述べる。
「度胸と経験が運命を引き寄せたと言っておこう」


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「ありえない…そんなことは奇跡だ」

「神は……ようやく俺に裁きを与えやがった」
どこか嬉しそうに事切れる関谷。

門倉はいつの間に土方の背後に立っていた。
そして関谷の犯行の理由を、自分の信仰心と娘の理不尽な死に折り合いをつけようとして殺しを重ね、凶悪な自分を創り上げたのではないかとするのだった。
「『娘の死は自分に対する神の罰であるはずだ』ってね…」

門倉の言葉を聞き、土方は、神のことはよくわからん、と呟く。
「私は現世にしか興味はない この世に生まれ落ちて命をどう使うか…私はそれでいい」

せめて関谷の刺青は役に立ててやれれば、と門倉。

その頃、凍結した阿寒湖に一人立つキラウシが呟く。
「門倉 大丈夫かな~」


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チヨタロウの成長?

街を歩くチヨタロウ。
その行く先に、チヨタロウのことをよってたかっていじめる三人組の子供がいる。

ついさきほど、チヨタロウと一緒にいた牛山に殴られたばかりの三人組は、チヨタロウの姿に明らかに動揺していた。

チヨタロウはそんな三人の様子を敏感に感じ取り、その好機を逃さない。
ギラッと鋭い目つきで三人組を睨みつける。

ビクビクしている三人組に近付いていくチヨタロウ。
三人組はチヨタロウの圧力に耐えることが出来ず、、その中の一人が逃げ出す。主頭の悪ガキが逃げ出す。

その一人に遺された二人も続いて逃げていくその後ろ姿をチヨタロウは、フッと大人のような落ち着いた笑みを浮かべて見つめていた。

その背後を、湖から上がってブルブル震えている牛山が通りかかる。
しかしチヨタロウは気づかない。

(ありがとうオベンチョ…)
心の中で牛山に感謝するチヨタロウ。
(きみを忘れない)


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杉元たち

杉元たちは、数戸の天幕、外では数頭のトナカイを飼っている小さな集落にやってきた。。

そこの住人の一人が、ロシア語が分かると確認した月島軍曹は、アシリパの写真を見せて行き先を質問する。

集落の住人は、アシリパがキロランケたちらしき男たちと同行し、しばらく前に彼らと共に親戚からトナカイを一頭届けに来た、と月島軍曹の通訳を介して杉元たちに情報をもたらした。

その情報に安堵したような笑顔を浮かべる杉元。
「アリシパさん…」

月島軍曹は、遠くでトナカイと一緒にいる鯉登少尉に向けて手を大きく打ち鳴らす。
「鯉登少尉殿戻ってきてください 天幕で休ませてもらいますよッ」

戻ってきた鯉登少尉は、小さいトナカイがいた、と興奮気味で月島軍曹に子供のように報告する。

そうですか、と素っ気ない月島軍曹。


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少尉殿にトナカイの首輪をつけておいたらどうだ? と言う杉元に、嫌味な男だな、と月島軍曹に同意を求める鯉戸少尉。

しかし、月島軍曹はすぐ傍らに落ちているトナカイの首輪をじっと見つめるのだった。

「なあ! 月島ぁん」
鯉登少尉は、月島軍曹の首がガクガク揺れるくらい強く肩を揺する。

杉元たちは天幕で休んでいた。

亜港監獄まであと少し、アシリパが近いはずなので急がないと、と自分に言い聞かせるように呟く杉元。
谷垣と鯉登少尉はその言葉をじと聞いている。

一方、チカパシとエノノカはそんなやりとりではなく何かを興味深そうに見つめていた。


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チカパシとエノノカが不思議そうに見つめている、何かの動物を模した木彫りの人形を見る杉元と谷垣。
谷垣が、ネズミ? と答えを挙げる。

どこがネズミなんだよ、と杉元。
「犬だろ」


「ナーナイ族の男が置いていったもので何だかわからないそうだ」
月島軍曹が集落の男が言っている言葉を訳す。

それが樺太の生き物なのか? クズではないのか? と鯉登少尉。

杉元は、ぜってー犬だろ、と呟く。


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ソフィア脱獄の下準備

キロランケは亜港監獄を離れた場所から観察する。

監獄内では、ソフィアが牛乳をインクにして手紙を書いていた。
その宛先はキロランケ。二人は牛乳による文通を続けていたのだった。

ソフィアは、牛乳を入れたパンを一口で食べて、証拠を隠滅する。

白石は亜港監獄の敷地内を歩いていた。

(「あんな囚人いたっけ?」)
見慣れない白石の姿を見て看守は疑問に思っていた。
しかしもうすぐ休憩時間ということもあり、特に追求せず白石を見逃すのだった。


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は頭の左半分に髪を生やしていた白石は、コートの中に隠していた袋を窓から囚人に手渡す。
そして素早くその場を去り、塀の下に掘った穴から外に出るのだった。

この脱獄作戦の前、キロランケ達は、ニヴフ民族の集落に立ち寄っていた。

「その帽子いいな 『耳』がついてる」
ニヴフ民族の男が耳付きのフードを被っているのを見てアシリパが呟く。

ニヴフは樺太において最も人口の多い少数民族だった。
川沿い、海岸に定住し、漁業を中心に生活する。
そして犬橇で各地を移動もするという、樺太アイヌと似た生活をしているのだった。


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意義

白石は、アシリパの父を良く知るソフィアを脱獄させて、アシリパと引き合わせれば金塊の暗号を解く何かがわかるかもしれないということか? とまとめてから続ける。
「可能性はあるかもしれないけどよ 危険に対して収穫が釣り合わないんじゃねえの?」

キロランケは、亜港監獄に昔、極東の少数民族を独立させようと戦ったソフィアの手下が何十人といると勝算を口にする。

まり彼らを味方につけるということか、と白石。

しかしすかさずアシリパが問いかける。
「もしその人達の協力で金塊を見つけたとして本当にアイヌのためになるのか?」


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そんなアシリパのことを、尾形は横目でじっと見つめていた。

もちろんだ、と自身に溢れた様子のキロランケ。
キロランケは、金塊がアイヌのみならず他の樺太やロシア極東で生きている少数民族であるウイルタ、ニヴフ、ナーナイ、エベンキ、ヤクートなどの生活が、自分たちの生活や文化を保ったまま続けられるようにするるためだとキロランケは金塊を手に入れる意義をアシリパに淡々と説くのだった。

ソフィアの元に、白石が差し入れた荷物が届く。
その袋の中身は耳付きフードなどのニヴフの衣装だった。

その頃、杉元、谷垣、チカパシは橇で亜港監獄を目指して雪上を走っていた。


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第176話 それぞれの神様の感想

運の良い土方

関谷が奇跡と称した土方のラッキーは二つある。
一つは、土方がフグ毒をトリカブトで中和出来ることを知識として持っていたこと。
もうひとつは残り7つの丸薬の中にはヒ素、ストリキニーネもあったのに、その中から目的のトリカブトを選択できたこと。

前回、自分は土方がトリカブトを選べたのは、きちんと根拠があってのことかと思っていた。
しかし実は手品などではなく、本当にただの運だった。
余裕たっぷりに、スマートに窮地を脱したわけではなかったんだなぁ。
土方にとっては、ギリギリの賭けだったらしい……。

どうせ死ぬなら、と丸薬を選択し、その結果、土方は生還し、同時に関谷は敗北した。

関谷は元々は毒殺犯などではなかった。
ただ、信仰心が篤かった関谷が直面したこれ以上ないくらいの理不尽、つまり何の罪もない幼い娘を雷で失った。それによって関谷は狂ってしまったのだろう。
門倉の言う通り、娘の理不尽な死は自分が行った残虐な殺人事件のせい、神から罰を食らったのだと理由づけをしたいからだったのか……。
つまり死に場所を求めていた、と。


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少数民族の為に

キロランケはアシリパから、自分たちが金塊を手に入れることがアイヌの為になるのかと問われた。

それに対してキロランケは、アイヌだけではなく、ウイルタ、ニヴフ、ナーナイ、エベンキ、ヤクートなどの少数民族が文化を守り生活していくことの助けになるはずとその意義を説いた。

民族独立の戦士であるキロランケの本領発揮だな。説得力がある。

ただ、尾形とのやりとりからキロランケはまだまだ本心を隠していると思う。
キロランケは一体どういうつもりで動いているのか?
まだ判断を下すには情報が足りないだろう

次はいよいよソフィア救出作戦が始動するのかな。
どうなっていくのか本当に楽しみだ。

以上、ゴールデンカムイ第176話のネタバレを含む感想と考察でした。
第177話に続きます。

ゴールデンカムイ最新第177話の感想(ネタバレ含む)と考察。
前話第176話 それぞれの神様のあらすじ関谷の最期関谷は、自分が飲ませた毒によって昏倒していたはずの土方からの思わぬ反撃で左耳を包丁で切り落とされ、さらにそれを左肩に深々と受けた。土方から逃げるように、よたよたと外に向かう。 関谷は、土方がフグ毒...


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